これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?

コラム数 197

閉じるバツ印

OK

検索 検索

検索

ページトップへ移動矢印 ページトップへ移動矢印

これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?

更新日更新日:2023.10.1

公開日投稿日:2022.8.17

グラフ

「将来性がある業種で開業したい」「安定した収入が見込めるフランチャイズ企業が良い」など、収益性の高さは開業時に参入する業種を検討する際の重要な判断材料です。

しかし、フランチャイズ経営を始める際、どの業種を選べば良いか迷うこともあるでしょう。開業時には成長中の業種であっても、将来的に需要が減少する可能性があるためです。

そのような中で、これから伸びることが予想されるフランチャイズの業種には、どのようなものがあるのでしょうか。

伸びる業種を判断するには、需要の変化や流行の傾向、技術力の進歩など、多角的に情報を収集して分析しなければなりません。

なぜなら、一時的に成長している業種なのか、長期的に安定した需要が見込めるのかを見極める必要があるためです。

今回は、これから伸びることが予想されるフランチャイズ業種を7選紹介します。また、フランチャイズに加盟して開業する際、意識しておきたいフランチャイズ企業の見極め方を解説します。

目次

これから伸びるフランチャイズを最新の動向から読み解く

日本国内のフランチャイズチェーンと加盟店舗数について

これから伸びるフランチャイズを見極めるには、過去10年単位の情報分析や、業種ごとのニーズや流行の変化をいち早くキャッチすることが大切です。

この10年のフランチャイズ市場の変化と、コロナ禍の動きを追っていきます。

10年でフランチャイズチェーン・店舗数は増えている

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の統計調査をもとに、フランチャイズチェーン・店舗数全体の変化を、10年単位で見ていきましょう。

2020年度のフランチャイズチェーン数は1,308社あるとの調査結果が出ています。2010年度の同調査では1,233社であったことから、フランチャイズチェーン数は増加しています。

一方で、フランチャイズに加盟している店舗数は、2010年度には234,146店舗であったところ2020年度には254,017店舗となりました。

爆発的な増加はないものの、直近10年でフランチャイズチェーン数・店舗数とも着実に増加していることがわかります。

参照:2020年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告|日本フランチャイズチェーン協会
参照:2010年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告|日本フランチャイズチェーン協会

コロナ禍で店舗数・売上高が減少したフランチャイズ3業種

フランチャイズ店舗数や売上高が減少している業種は?

フランチャイズ店舗数は全体で見ると増加しているものの、業種によっては減少しているケースもあります。また、店舗数が減少している業種では、売上高も減少していることが多い傾向にあります。

2020年度は新型コロナウイルスの流行によって「巣ごもり需要」が伸びた結果、外食関連のフランチャイズ店舗数が減少しました。

外食関連のフランチャイズ店舗数は、前年にあたる2019年度と比べて4,210店舗、割合では7.4%の減少となっています。

とくに、居酒屋などは新型コロナウイルスの流行拡大にともなう緊急事態宣言発令、営業自粛などによる影響が大きく、店舗数は20.4%、売上高は前年比40.9%もの減少となりました。

また、サービス業の中でも「クリーニング・コインランドリー」は、テレワーク導入拡大などによってスーツのクリーニング需要が減少し、売上高は前年比26%減となっています。

参照:2020年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告|日本フランチャイズチェーン協会

コロナ禍ので店舗数・売上高が増加したフランチャイズ3業種

消費者ニーズの変化によって店舗数や売上高が減少する業種がある一方で、需要が増加して店舗数や売上を伸ばしている業種もあります。

例えば、「医薬品・化粧品小売」では、マスクや消毒液などの衛生用品の需要増により、2020年度の店舗数は前年比4.7%、売上高は2.5%増加しました。

また、外食事業が伸び悩む中で「宅配ピザ」などは外食自粛による持ち帰りや宅配需要の高まりから、店舗数は前年比6.5%、売上高は17.7%増加しています。

参照:2020年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」報告|日本フランチャイズチェーン協会

背景には、衛生環境に対する意識の変化や在宅時間が延びたことで、住環境に対する意識の高まりによる需要増があったと推察されます。

これから伸びるフランチャイズ7業種

これから伸びることが予想されるフランチャイズ7業種を紹介します。

  1. 高齢者向け配食サービス事業
  2. 高齢者向け日常生活サポート事業
  3. レンタル・リース事業
  4. コーヒーチェーン事業
  5. ハウスクリーニング事業
  6. フィットネス事業
  7. 学習塾事業

新型コロナウイルスの流行は、フランチャイズ事業全体に大きな影響を及ぼしました。

しかし、フランチャイズ店舗を開業するのであれば、一時的な店舗数や売上高の増減にとどまるのか、需要の変化を見極めなければなりません。

これから伸びることが予想されるフランチャイズの業種の将来性や特徴を紹介します。1人でも開業できるものもあるので、個人で独立・起業したい人もぜひご覧ください。

高齢者向けサービス事業

少子高齢化にともなう高齢者の増加により、高齢者向けサービスはこれから伸びていくことが予想されている業種の1つです。

ここでは、高齢者向けサービスの中でも需要増が見込める2つの業種を紹介します。

配食サービス事業

配食サービスは、お弁当などの宅配業務を行う業種です。「栄養バランスの整った食事を摂りたい」などのニーズに応え、管理栄養士や栄養士がメニューを作りに携わっているケースも少なくありません。

また「自炊できない」「買い物に頻繁に出かけられない」という方でも利用しやすい点が、需要増につながっています。

<制限食・嚥下食にも対応>

高齢者向けの配食サービスで提供されているのは、一般的な食事メニューが提供される普通食だけではありません。

病状などに合わせてカロリーや塩分制限が加えられた制限食(療養食)、やわらかく飲み込みやすく作られている嚥下食などもあります。

また、食事の配達と同時に毎日の安否確認を兼ねている事業者も多く、これは緊急時に通報代行や家族への連絡を行うものです。

さらに、配食サービスを通じて、将来的に介護が必要になった際の追加サービスを受注しやすくする狙いもあります。

たとえば、介護保険適用外の細やかなサービスとして

  • 目的地への送迎
  • 介護旅行
  • 寝具乾燥・交換
  • 家事代行

など、高齢者向けサービスを総合的に提供しているケースがあるのも特徴です。

配食サービスの開業は、将来的な事業展開の方向性として総合的な高齢者向けサービスへと規模を拡大していけるメリットがあります。

一般的に、配食サービスの開業にかかる資金の目安は、50万~300万円程度です。配食サービスで収益を上げながら、少しずつサービスの幅を広げていくと良いでしょう。

御用聞き(日常生活サポートサービス)事業

御用聞き(日常生活サポートサービス)は、利用者の幅広いニーズにこたえるサービス業です。

御用聞きでは「電球交換1つ100円」「草むしり30分2,000円」など、身近な困りごとを気軽に頼める便利屋さんのような事業を行っています。

また、御用聞きサービスを提供しながら信頼関係を構築し、リフォームやハウスクリーニング、家事代行などの提案営業につなげる事業者も少なくありません。

御用聞きの強みは、現行の介護サービス(ホームヘルパーやデイサービスなど)では頼めない困りごとに対応していることです。

「かゆいところに手が届く」ことが利用者に喜ばれ、リピーターや固定客の獲得により、リフォームなどの収益性の高い営業につなげやすくなります。

御用聞きの開業にかかる資金の目安は、100万~300万円程度です。

レンタル・リース事業

レンタル・リース事業も、これから需要が伸びると予想されている業種の1つです。レンタル・リース事業では、さまざまな商品を顧客に貸し出して収益を得ます。

例えば、車や家電、ブランドバッグ、アクセサリー、撮影機器、BBQセット、収納スペースなどが挙げられます。

また、高齢者サービスに関連してベッドや車椅子、松葉杖など介護用品のレンタルサービスを事業展開するのも良いでしょう。

物品の種類が多岐にわたる市場ためリサーチが大切

レンタル・リース事業が求められている背景には「必要な物を必要なときだけ利用したい」「少ない負担額で商品を試してから購入を検討したい」とのニーズがあります。

レンタル・リースできる物品の種類が多岐にわたることから、開業前に市場やニーズのリサーチを行った上で取り扱う商品を検討することが大切です。

レンタル・リース事業の開業にかかる資金は、取り扱う商品の種類によって大きく左右されます。一般的には、200万~1,000万円程度が開業資金の目安です。

コーヒーチェーン事業

コーヒーチェーンも、近年需要が伸びている業種です。その名のとおり、コーヒーショップをチェーン展開しているビジネスのことです。

テレワークを導入する企業が増え、コワーキングスペースのように活用する利用者の増加や、季節商品の開発が活発化して売上が向上したことが理由だと考えられます。

また、コーヒーチェーンは店内利用者だけでなく、テイクアウトやデリバリーの需要も高いため、今後も引き続き堅調に推移するでしょう。

コーヒーチェーンは、店舗型のほかキッチンカーで移動カフェとしての開業も可能です。開業にかかる資金の目安は、300万~1,000万円程度といわれています。

ハウスクリーニング事業

クリーニングやコインランドリーが苦戦している中で、クリーニング業の中でもハウスクリーニングは需要を伸ばしています。

ハウスクリーニングには、普段の掃除では落としきれないようなキッチンの油汚れやお風呂の水垢・カビ取り、エアコン洗浄などがあり、一般的な住居の清掃作業全般を行う業種です。

コロナにより需要が拡大する市場

新型コロナウイルスの流行によって、感染症対策のために衛生環境を整えたいと考える人が増加したことがハウスクリーニングの需要が伸びている要因の1つです。

また、外出自粛によって在宅時間が延び、「自宅環境をより良くしたい」との需要もあると考えられます。

そのほか、高齢者世帯や共働き世帯の増加で、家事を外注する人が増えたことも影響しているでしょう。

ハウスクリーニングは、お風呂・トイレなどの水回りやキッチンなどを含む家屋内の清掃作業全般を引き受ける事業だけではありません。

例えば、エアコンや洗濯機の洗浄など特定の作業に特化した事業形態も人気です。個人事業主として開業し、フランチャイズに加盟しているケースも多くあります。

ハウスクリーニング業の開業にかかる資金の目安は、50万~300万円程度です。

フィットネス事業

フィットネスもこれから伸びることが予想される業種の1つです。

高齢者の健康寿命に対する意識の高まりや、新型コロナウイルスによる外出自粛で増加した「コロナ太り」を解消するための需要増が影響していると考えられます。

多様化しているフィットネス・ビジネス

フィットネスは、スポーツジムのような多数の器具やプール、サウナなどを併設した大がかりな複合施設以外にも事業形態は幅広くあります。

例えば

  • 個別指導を行うパーソナルトレーニングジム
  • 女性専用のフィットネス
  • 高齢者向けジム
  • マシンのみを設置した24時間利用可能なジム

などです。

また、ヨガやピラティスなどのカルチャースクールとして、グループ参加できるフィットネススタジオなどもあります。

近年では、周りの目を気にせず参加でき、光や音楽の効果でまるでミュージシャンのライブに参加しているような臨場感が味わえる暗闇フィットネスなども登場しました。

フィットネスの開業資金は、店舗の規模や導入するマシン、設備などによって大きく異なりますが、300万~3,000万円程度です。

学習塾事業

少子高齢化の中でも、学習塾は比較的安定した収益が見込めます。

子ども一人ひとりの個性を大切にする指導が求められている背景から、集団指導塾よりも個別指導塾に対する需要が高まっているのも特徴です。

また、景気が悪化すると「将来的に子どもを安定した職業へ就かせたい」との思いから、教育費は削減せずに据え置こうとする傾向があります。

さらに、オンライン学習が広まったことで、大規模な教室を確保しなくても大人数を指導できるようになったのも安定した収益を得やすくなった要因でしょう。

学習塾の開業にかかる資金の目安は、500万~2,000万円程度だといわれています。

以上が、これから伸びる可能性があるフランチャイズの業種です。

フランチャイズ企業はさまざまな業種にあるため、開業する際には収益性が見込めるか、自分にあう業種はなにかを見極めなければなりません。

新技術にも注目!IoTやDXの活用で伸びる業種は?

近年、車や住宅、機械、家電などにインターネット接続が可能になるIoT(モノのインターネット)などの技術が進歩しています。

AI(人工知能)やIoTを活用して生活の変容やビジネスの革新させることを「DX(デジタルトランスフォーメーション)」といい、さまざまな業種でDX化が広まり始めました。

今後DX化によって業務効率や生産性向上が進めば、収益が伸びる業種も変化していくことが予想されます。

スマート農業

例えば、スマート農業では人にしか判別できなかった摘果や薬剤散布のタイミングをAIに学習させ、農薬散布や収穫作業のロボットによる自動化も可能となりました。

関連記事:フランチャイズで始める農業|開業資金やオーナーの年収・業界の将来性

自動配膳ロボット

また、飲食業界では自動配膳ロボットやタッチパネル式オーダーシステムの導入により、大幅に人件費を削減できるようになりました。

VR(拡張型現実)を用いた疑似体験

ほかにも、VR(拡張型現実)を用いて旅行などの疑似体験ができるエンターテインメント産業、自動仕分けやピッキングシステムを用いた物流業などが挙げられます。

これから伸びる業種を予測するのであれば、業種全体の売上規模などの傾向だけでなく、上述のような技術進歩に関する情報にも目を向けると良いでしょう。

これから伸びる業界や仕事のことをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
これから伸びる10業界!今後縮小する業界と将来性のある資格も紹介
これから儲かる仕事ランキング|未経験でも副業・起業で稼げる職業とは
フランチャイズの失敗事例から学ぶ開業を成功させるコツ

これから伸びるフランチャイズを選ぶ4つのポイント

フランチャイズ経営を始める際にチェックしておきたい4つのポイント

これから伸びるフランチャイズを選ぶ4つのポイントを紹介します。

  1. 幅広い媒体での情報を収集する
  2. 本部のブランド力を比較する
  3. 初期費用・ロイヤリティの契約内容に注意する
  4. 研修やサポート体制を確認する

フランチャイズビジネスは、フランチャイズ本部の経営ノウハウや過去データを活用した需要予測、効果的な販促・宣伝方法などを共有してもらえるメリットがあります。

そのため、経営ノウハウをもたない初心者の方におすすめの開業方法です。

しかし、収益をあげて経営を安定させるには、開業する業種や加盟するフランチャイズ企業を比較検討しなければなりません。

ここからは、フランチャイズ企業を選ぶ際に意識しておきたい4つのポイントを紹介します。

幅広い媒体で情報を収集する

開業する業種や加盟するフランチャイズ企業を選定するにあたり、まずは幅広い媒体で情報収集を行いましょう。

後述の「市場リサーチのポイント」でも触れていますが、とくに市場規模や需要動向などを開業前にリサーチしなければなりません。

また、業種全体の市場規模だけでなく、フランチャイズ企業のFC加盟店舗全体の売上高などもチェックすることが大切です。

ネットでの情報収集のほか、定期的に発行されているフランチャイズ情報誌、フランチャイズ本部が公表している資料など幅広い媒体が情報源になります。

また、フランチャイズ企業によっては直接企業から話を聞ける説明会なども開催されているため、積極的に参加してみると良いでしょう。

本部のブランド力を比較する

フランチャイズ本部のブランド力も、フランチャイズを決定する際の重要な比較ポイントです。

企業にブランド力があれば、宣伝を大々的に行わなくても高い集客力を維持できます。「居酒屋といえば、〇〇酒場」「学習塾といえば〇〇塾」など、顧客がすぐにイメージできるためです。

フランチャイズ企業のブランド力を測るには、業種内でどの程度の売上シェアを占めているかチェックすると良いでしょう。

また、オリジナルの看板商品やサービスはあるか、顧客を飽きさせない工夫(新商品の定期的な開発など)はあるかなど、フランチャイズ企業の強みをリサーチしておくのも効果的です。

初期費用・ロイヤリティの契約内容に注意する

フランチャイズ企業によって、開業時にかかる加盟金などの初期費用や毎月本部に支払うロイヤリティが異なる点に注意が必要です。

例えば、数十万円~数百万円など加盟金の金額が企業によって異なるほか、ロイヤリティは月額定額制のところもあれば売上に対して数%かかる変動制の契約になる場合もあります。

「加盟金やロイヤリティが高くてもサポートが充実しているところが良い」「とにかく初期費用を安く抑えたい」など、ニーズにあわせて加盟するフランチャイズ企本部を検討しましょう。

研修やサポート体制を確認する

フランチャイズ企業によっては、事業を営む上で身に付けておきたい知識やマナー、サービス向上に役立つ情報などに関する研修が行われています。

また、経営上で困りごとが発生した際に相談できる窓口や、本部のアドバイザーが定期的な巡回を行うなどのサポート体制が整っている企業も少なくありません。

フランチャイズに加盟する際、研修やサポートが充実しているか確認するだけでなく、どのような研修や事業支援を行っているのかをチェックしておくことが大切です。

これから伸びるフランチャイズで失敗を防ぐ2つのコツ

失敗を防ぐコツは開業時の「経営計画」と「市場リサーチ」

これから伸びるフランチャイズを開業するなら、失敗を防ぐために、意識すべきポイントがあります。

それは「経営計画の立て方」と「市場リサーチの方法」です。独立・開業までの準備がスムーズに進められるよう、2つのコツを解説します。

経営計画を立てるポイント

新規事業の経営計画を立てる際、とくに重要なのは資金繰りです。

経営における資金とは、個人資産ではなく経営上で支払いが生じた際、すぐに支出できるものを指します。現金だけでなく、定期預金や公社債投資信託なども該当するものです。

支出と収益のバランスを取る

資金繰りでは、資金を管理して支出と収益のバランスを取らなければなりません。経営資金は収益と混同しやすい傾向にありますが、異なるものです。

収益は、人件費や設備投資などの経費支出が発生するため、経費計算が済んでいない状態では全額を経営資金に充てられません。そのため「すぐには支出できないお金」という認識になるので注意しましょう。

キャッシュフローと資金繰りの違い

また、資金繰りに近い言葉にはキャッシュフローがあります。キャッシュフローは、経営における過去のお金の流れから未来を予測・想定することを指し、売上目標や生産量調整などに利用するものです。

一方で、資金繰りとは、直近の資金支出や収益の流れを把握することをいいます。

例えば、「今月200万円の収益があり資金として150万円残せたが、来月の支払いで300万円支出するため150万円の不足状態にある」など、現状を把握するイメージです。

余裕のある経営資金を準備する

資金繰りができていなければ、経営にいくらの資金を充てられるか判断できません。そのため、開業時には開業準備にかける資金だけでなく、数か月~半年程度の経営資金を計算して準備しておくことが大切です。

経営資金は、収益をあげて継続的に確保し続けなければなりません。しかし、経営が軌道に乗って安定した収益を生み出す事業に成長するまでには、認知度の拡大やリピーター獲得などに時間を要します。

売上はいくらを見込んでいるのか、毎月かかる経費はどれくらい必要かを開業前に予測し、余裕をもって当面の経営資金を準備しておくことが大切です。

業種に関する知識も必要

また、資金繰りと並行して、必要な知識や技術は計画的に身に付けておきましょう。

業種に関する知識がなければなにを準備すれば良いかわからないことも多いため、開業前に開業を予定している業種に関する知識は身に付けておかなければなりません。

フランチャイズ経営では、開業する業種に関する知識や就業経験がなくても、開業できる場合があります。フランチャイズに加盟してノウハウを学びながら経営をスタートするのも良いでしょう。

市場リサーチのポイント

フランチャイズ店舗を開業するにあたり、市場リサーチを行うオーナーは多くいます。前述の通り、開業前の準備段階で必要になるためです。

できるだけ具体的なデータを集める

市場リサーチとは、参入する業種全体の売上規模や流行の傾向を調べ、成長する見込みを予測することです。

業界全体を知るために市場規模や需要動向を探るだけでなく、より踏み込んで開業する店舗に必要なデータを集めましょう。

例えば、過去数年間分の売上を調査し、

  • 売れ筋商品の種類
  • よく売れる季節・時間

などの情報を集められると良いでしょう。

また

  • 出店を予定している地域周辺の競合店の有無
  • 競合店の品揃え・顧客層

などを調査しておきましょう。

しかし、個人で集められる情報には限界があります。詳細な情報は、実際に経営経験や店舗などでの就業経験がなければ得られません。

そのような場合には、フランチャイズ企業が提供している売上データを参考にするのも効果的です。FC加盟店を募集する本部から説明会への参加や資料請求をして、情報を集めます。

なお、フランチャイズに加盟すれば、各地の加盟店から集められた情報を本部から共有してもらえます。

フランチャイズ経営を始めるならマッチングサービスを活用しよう!

フランチャイズ経営を始めるならマッチングサービスを活用しよう!

フランチャイズ企業は数多くあるため、オーナーの希望を満たす企業を見つけるまでに時間を要します。

企業情報を1つずつ確認し、ロイヤリティの有無やサポート体制などの契約内容も比較しなければなりません。

マッチングサービスを活用すれば、オーナーの希望条件を満たすフランチャイズ企業をスムーズに探せます。

フランチャイズ企業を探す時間を大幅に短縮できるため、スピーディーに開業準備を進められるでしょう。

まとめ

事業経営は、流行や需要の変化や技術力の進歩によって成長、衰退します。これまでは売上が伸びて成長していた業種でも、今後どのように変化していくかは不透明です。

そのため、これから伸びる業種へフランチャイズ参入を検討しているのであれば、まずは市場リサーチを行いましょう。

市場リサーチを通じてどのようなニーズがあるのかを考え、開業する店舗の方向性を店舗作りや資金繰りなどの経営計画に落とし込むことが大切です。

フランチャイズのことをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
フランチャイズはやめたほうがいいは本当?失敗する人の3つの特徴
フランチャイズでよくあるトラブル事例|問題点を回避する方法
フランチャイズは儲かる?儲かるFCと年収1000万円を稼ぐ経営者の特徴
DokTechのメールマガジン・LINEの登録はコチラ

著者情報

DokTech編集部
DokTech編集部
独立・起業の最新ニュースや、明日からすぐ使えるテクニックを、分かりやすくご紹介!

フランチャイズ経営者やフリーランス、法人役員など、多種多様なキャリアをもつメンバーでお届けしています。

会員登録(無料)で
お役立ち情報配信中!

会員登録すると
フランチャイズで稼ぐための
お得な配信が受け取れます

1.

業界では珍しい実現可能な確実性のある
情報を厳選

2.

会員限定の深掘り記事が無料で読める

3.

全国で展開旬な情報を発信

会員登録で最新情報をチェック

mailのアイコン LINEのアイコン 新規会員登録(無料) リンク矢印 リンク矢印

モックアップ画像