40代スキルなしの起業!成功ポイントとおすすめの業種・職種
更新日:2023.10.5
投稿日:2023.2.20
特別なスキルや経験がなくても、40代から起業することは可能です。
起業をする年齢は若ければ若いほうがメリットがあり、「40代からの起業は遅い」と思われがちです。しかし、40代を過ぎてから起業した人でもビジネスを成功させたケースは沢山あります。
ただし「スキルがない」「起業の経験がない」人が、いきなり独立をしても上手くいきません。稼げるスキルやうまくいく方法は最低限身につける必要があります。
今回は、40代の会社員に向けて、スキルなし・未経験から最短で起業できる方法をテーマに記事をお届けします。独立・開業情報を専門的に扱っている「DokTeck」が、数ある起業ノウハウの中から、実践しやすい方法を3つにまとめました。
スキルなしから始める起業に適したビジネスモデル・業種も紹介しています。これから起業を考えている40代の人はぜひ参考にしてください。
目次
40代スキルなし起業は遅い?メリット・デメリットも解説
40代からスキルなしで起業するのは遅いのでしょうか?
40代スキルなしの起業は遅くない!未経験でも独立できる
結論を言えば、遅くはありません。スキルなしで40代から起業することは可能です。
スキルなしだけでなく、未経験であっても40代から起業できるチャンスはあります。
40代は、一定の社会人経験を積んだ年齢です。特定のスキルや豊富な経験を活かして起業するのが一般的な考え方でしょう。
しかし、スキル・経験がなくても、ビジネスのやり方や選び方を間違えなければ、起業はできます。年齢を気にしすぎることはありません。
なぜ遅くないと言えるのか、40代で起業するメリット2つとデメリットを比べて、考えてみましょう。デメリットを打ち消して独立をすれば、けっして遅くはありません。
【メリット①】人脈を活かせる
1つは人脈を活かせることです。これまで仕事で関わってきた人脈を活かして、営業活動をしたり、仕事の依頼をしたりできます。
スキルがなくて起業する自信がなくても、身近な人がサポートしてくれる可能性があります。40代の人脈は若手ビジネスマンにはない、大きな資産です。
【メリット②】融資の審査が通りやすい
また40代で事業資金の融資を申し込むと、若年層に比べて申請がとおりやすい傾向にあります。しかし、返済期間が短く設定される可能性もあります。
民間の金融機関で希望額が借りられない場合は、行政が40代以上で起業する人を対象にした補助金や助成金の利用ができます。
【デメリット】再就職が難しい
一方、デメリットは再就職が難しいことです。一度会社員を辞めて起業した人を積極的に再雇用する企業は少なく、40代を過ぎると、さらにハードルが高くなります。
再就職が難しいデメリットを踏まえると、いきなり会社を辞めて起業することはリスクが高いため推奨しません。
会社員として働きながら、スキルを身につけ、ビジネスを小さく始めると、失敗するリスクを抑えられます。一定の売上を見込めるようになってから、脱サラを検討し始めましょう。
なお、人脈や資金調達の目途がなく不安になっている人がいるかもしれません。
ビジネスによってはスキルだけでなく、人脈・お金がなくても始められるものがあります。ほかの記事で詳しく解説しております。あわせてご覧ください。
関連記事:未経験・スキルなしからフリーランスになる方法とおすすめの仕事8選
40代のスキルなし起業を成功させる3つの方法
40代でスキルがない状態から起業する方法を3つ紹介します。
- まずは副業で起業に必要なスキルを身につける
- 正しいお金の稼ぎ方を学ぶ
- 未経験40代の開業実績があるビジネスを探す
40代の人が実践しやすい、現実的な方法だけに絞っています。FXや仮想通貨投資のようにリスクの高いやり方ではなく、確実に収入を増やすやり方で、脱サラ起業を目指したいしたい人はぜひご覧ください。
まずは副業で起業に必要なスキルを身につける
とくにスキルがなくても起業することは可能です。
しかし、40代の会社員が、準備もなくいきなり独立するのは大きなリスクが伴います。起業はできても、始めた事業で生活できるほどの収入が得られない可能性があるからです。
そのため、会社員をしながら副業にチャレンジすることをおすすめします。
アルバイト・業務委託からスタート
興味のある仕事でWワークができる求人を探し、アルバイトや業務委託として取り組みます。
たとえば、飲食店を開業したいのであれば、仕事終わりや会社の休日に気になる飲食店でアルバイトを始めてみましょう。
副業を通して起業に必要なスキルを身につけられます。
副業で自信がついたら本格的なビジネスの勉強もはじめる
さらに経験値を上げながら、副収入を得られるメリットもあります。スキルを確かなものにすべく、副収入を貯金して、専門学校や資格取得のための費用に充てても良いでしょう。
また、副業で特定スキルが身に付いて少し自信がでてきたら、経営のコツや利益の上げ方など本格的なビジネスの勉強にも目を向けはじめても良いかもしれません。
副業の選び方や自分に合った探し方は、下記の記事で紹介しています。参考にしてください。
正しいお金の稼ぎ方を学ぶ
正しいお金の稼ぎ方とは、お客様に満足してもらいながら、利益を生み出すノウハウのことを本記事では意味します。
起業をしてうまくいくかは、利益をいかに残せるかで決まります。利益は売上から経費を差し引いて残るお金のことです。いくら売上を上げても、経費がかかりすぎては手元の儲けがありません。
これから起業する人は、売れる商品・稼げる商売に目を向けるのもいいのですが、利益をつくれるビジネスを学んでください。
利益を生み出すには、
- 良いものを安く仕入れる
- 顧客に喜ばれる価格で販売する
- 無駄な運営コストを省く
などの工夫が求められます。
家計で利益をつくる練習からスタート
正しいお金の稼ぎ方は、日々の家計で学べます。会社の給与から生活費を差し引いたお金を利益と見立てて、どれだけ残せるか、上手くやりくりする練習から始めてみましょう。
事業でも、家計でも残った利益の一部は、さらなる成長のため一部を投資に回すことが賢明とされます。
未経験40代の開業実績があるビジネスを探す
40代の会社員が未経験からスタートして、うまくいった実績があるビジネスを探しましょう。
これまでの開業実績が豊富なビジネスであれば、あなたもその事業に挑戦してうまくいく可能性があります。
ただし成功事例を参考にして、うまくいった先輩の考え方やノウハウをしっかり学び、成果の出やすいやり方を実践する必要があります。
40代で起業した女性の事例を「女性起業の成功例|13人の女性起業家から学ぶ成功のポイント」で紹介しています。先輩の成功例としてお役立てください。
フランチャイズは脱サラで起業したケースが多い
40代の開業実績が多いビジネスの例として、フランチャイズが挙げられます。
フランチャイズとは本部とFC契約を結び、加盟金・ロイヤリティを支払う代わりに、起業・運営のサポートを受けられるビジネスモデルです。
ハウスクリーニングやコンビニエンスストア、家事代行サービスなどのフランチャイズの一例です。
全国的に展開しているフランチャイズであれば、これまでの成功事例が豊富にあります。
未経験から起業したケースや40代で脱サラしたケースも沢山あるため、一度探してみれば起業のきっかけが見つかるかもしれません。
40代スキルなしの起業で失敗する人の4つの特徴
ここからは、40代のスキルなし起業で失敗するのはどのような人かを紹介します。
- 今の環境が嫌で楽をしたい人
- 家族の理解が得られない人
- 会計や経営に関するお金の知識がない人
- 資金計画が不十分な人
40代の人がスキルなしで起業すると失敗する可能性もあります。よくある失敗例を見て、自分がその状況にあるかどうか判断できる分析力も必要です。
今の環境が嫌で楽をしたい人
単に今の環境が嫌で、それから逃れるために、楽をしたいだけの人は失敗します。
たとえば、「苦手な上司と毎日顔をあわせたくない」「マイペースにストレスのない仕事がしたい」などが起業をする理由になっている人です。
独立は決して楽ではありません。事業を維持するには苦手な人との付き合いも必要です。お客様の要望に応えるためには、自分の時間を削ることもあり、日々ストレスとの戦いにもなりえます。
たとえ今の環境に不満があっても、しばらくは副業をしたり勉強をしたりなど、独立に必要な知識やスキルを身につけることから始めましょう。
家族の理解が得られない人
家族の理解を得られない人は失敗します。
なぜなら起業には家族の理解と協力が必要だからです。家族がいる人は、生活費や子どもの進学費用を確保する必要があります。
起業や起業準備のためにお金や時間を使うことで、パートナーの家事や育児の負担が多くなるため、きちんと話し合っておかないと衝突する可能性があります。
家庭内で問題が起こっていれば仕事に身が入らなくなり、起業どころではありません。独立して起業したい人は、家族の理解と協力を得られるようしっかり話し合いをしましょう。
会計や経営に関するお金の知識がない人
起業できたとしてもお金の管理能力がないと、倒産するリスクがあります。資金調達方法や会計・税金に関する基礎知識は、経営者にとって必要不可欠です。前もって身につけておきましょう。
また、もしもの時にお金や法律に関して相談できる人を見つけておくのもひとつの方法です。具体的には税理士や弁護士、行政書士などの専門士業とつながりを作ることをおすすめします。
資金計画が不十分な人
資金計画が不十分で起業すると、支出・収入のバランスが合わなくなります。その結果、事業を続けるための資金が不足し、事業継続が困難になります。
倒産を回避するためにも、起業のための必要資金や起業後の運転資金を正確に把握し、事業計画や資金計画をしっかりと立てることをおすすめします。
また、予想外の出費やトラブルが発生した場合にどのように対処するべきかをあらかじめ決めておくと、冷静な判断ができるはずです。
40代スキルなしの起業におすすめのビジネス!業種・職種も紹介
40代の方でも、スキルがなくても起業できる、おすすめのビジネスモデルと具体的な業種・職種を紹介します。具体的な始め方を取り上げるので、ぜひご参考にしてください。
フランチャイズに加盟
ビジネスモデルが完成されているフランチャイズは、自分からビジネスを構築する必要がありません。
すでに成功している経営ノウハウや、仕入れ先などを提供してもらえるのが大きなメリットです。初期費用やロイヤリティはかかりますが、1から自分で起業するよりも失敗するリスクを減らせます。
起業したい夢はあっても、40代ともなると家族の生活や子どもの学費など守るべきものが多くなります。だからこそ、失敗するリスクの低いフランチャイズへの加盟がおすすめです。
フランチャイズの特徴や開業の流れを知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
関連記事:フランチャイズビジネスとは?ビジネスモデルやメリット・デメリットを解説
フランチャイズといえば、コンビニ経営のイメージがありますが、そのほかにも以下の事業が人気があります。
飲食店経営
飲食店のフランチャイズでは、料理メニューや調理方法のほかに運営体制を提供してもらえるため、飲食店での就業実績のない人でも安心して始められます。
- 居酒屋
- 焼肉店
- カフェ
- 弁当屋
- パン屋
- ゴーストレストラン
など、さまざまジャンルでフランチャイズは展開されています。
フランチャイズ本部から開業資金が支援される制度も多く、個人で始めるよりもコストを抑えられることが魅力です。
飲食店のフランチャイズの具体的な内容は、以下の記事を参考にしてみてください。
リユースショップ
リユースショップは、高収益が得られる事業として人気を集めています。需要の高い商品だけを売買する場合、在庫を抱える心配もなく、広いスペースを必要としません。
またリユースショップのフランチャイズ本部は、事前入金制度を設けていることもあるため買い取りに必要な資金の心配もありません。
今後伸びる可能性があるフランチャイズ事業は、下記の記事を参考にしてください。
関連記事:これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?
フリーランスまたは個人事業主になる
フリーランスと個人事業主の違いは、税務署に開業届を提出しているかいないかです。開業届を提出していない場合はフリーランス、提出している場合は個人事業主と定義されます。
いきなり会社を作って起業するよりも、はじめはフリーランスや個人事業主として小さくビジネスをすることをおすすめします。
経験やスキルが上がり、人脈が広がってきたタイミングで法人化すれば、失敗のリスクを減らせます。以下では、近年人気の業種を解説します。
関連記事:個人事業主が稼げる17職種を紹介!自営業で儲かる仕事一覧
農業
近年の物価高騰により、日本では今後第1次産業に就く人が増えると言われています。健康意識の高まりや田舎暮らしへの憧れによって、「食」に関する事業に興味をもつ人が多くなっているのが理由です。
とくに農業は自給自足の生活や自然に囲まれた暮らしに憧れる人に人気が高い仕事です。
農家に転身したい人へ向けて行政からの支援サポートも厚く、未経験者でもICTやロボットを使用したスマート農業に参入しやすいでしょう。
関連記事:脱サラ農業のリアルな体験談・年収&失敗しないコツ│移住したい人は必見
インターネットビジネス
インターネットビジネスは、初期費用が安いうえにすぐに始められるため、非常に人気があります。具体的には、下記の職業があります。
- Webライター
- Webデザイナー
- 動画編集
- アフィリエイト
これらはPC1台あれば始められるため、時間や場所にとらわれません。会社員をしながら副業としてできるのもおすすめの理由です。
独立前に副業として取り組む
スキルなしの状態でいきなり独立するのは危険なため、会社員のうちに副業として取り組むのも1つの方法です。近年の働き方に対する意識改革により、副業を解禁する企業が多くなっています。
副業は、もしもに備えて収入の柱を複数確保するイメージが強いでしょう。しかし、実際にはそれだけでなく、スキルアップや独立前の腕試しとしても活用する人が多くいます。
意外な稼ぎ方ができる副業は、下記の記事を参考にしてください。
関連記事:意外なお金の稼ぎ方20選!副業・在宅でも稼げる仕事を一挙公開
以下では、副業として取り組みやすく、独立後も稼ぎやすい業種をピックアップして解説します。
配達代行
配達代行とは、食べ物やクリーニング後の衣服、通販商品などの配達業務を荷主の代わりに請け負う仕事です。
2020年の新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛要請により、フードデリバリーの需要が急拡大したことで、その存在が広く知られるようになりました。
報酬形態としては、配達の手数料が収入になります。配達するものによってその額はさまざまですが、効率的に配送すれば1日で1万円以上の収入も見込めます。
特殊清掃員
特殊清掃員とは、事故や事件などで汚損してしまった住居を再び人が住める状態に回復させる専門的な仕事を指します。
必要な資格はありませんが、依頼された現場によっては害虫や腐敗臭などがあるため非常にハードな仕事です。
遺体は警察が処理するため、目にすることはほとんどありません。
とはいえ感染症の危険があるため、覚悟を持って挑む必要があります。一般的には経験できないことをしたい方にはおすすめできる仕事です。
関連記事:40代から独立できる仕事10選│失敗しないための起業手順も紹介
まとめ
スキルなしの40代が起業で成功するための方法と、おすすめの始め方や事業を紹介しました。
40代での起業は決して遅くはありません。しかし、失敗時の立て直しが難しいことや再就職が困難なことなど、若年層がする起業にはないリスクが存在します。
事業計画や資金計画、家族の理解・協力の取り付けなど、リスクを回避するためにやるべきことはたくさんあります。焦らずに慎重に準備を進めましょう。
当メディアでは、独立や起業を考える方に向けた情報を発信しています。フランチャイズや副業、フリーランスの働き方まで幅広いノウハウを提供いたします。ぜひメルマガや公式LINEへご登録ください。
著者情報
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