普通の主婦から憧れの起業を実現する方法|成功したいを叶える6つの手順

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普通の主婦から憧れの起業を実現する方法|成功したいを叶える6つの手順

更新日更新日:2023.9.6

公開日投稿日:2023.1.23

「主婦歴10年。子育ても落ち着いてきたし、そろそろ仕事をしたい」
「でもブランクがあると再就職は難しい?いっそ起業しちゃう!?」

いま「自分らしさも自由も手に入れた働き方をしたい」主婦に人気なのが、起業です。
起業すると好き・得意を仕事にしつつ収入が得られ、自由なペースで仕事ができます。
家事や子育ての時間も必要な主婦には、会社に勤めるよりメリットが大きいかもしれません。

本記事では起業・開業を専門とするDokTeck編集部が、主婦の起業成功に欠かせない条件や手順を詳しく解説します。起業後の扶養控除の扱いや注意点もまとめました。

ぜひ最後までご覧いただき、自分の人生を自分らしさ満開で輝かせるヒントを手にしてください。

目次

起業意欲の高い女性(主婦・ママ)が増えている

起業意欲の高い女性(主婦・ママ)が増えている

女性でも、主婦やママでも起業し頑張っている先輩の経営者がいます。女性起業家の活躍ぶりがわかる実態を2つのデータから紐解きます。

事業を始める人のうち女性の割合が増えている

政府系金融機関である「日本政策金融公庫」の調査によると、開業した人全体に占める女性の割合は20.7%(2021年度)です。2020年度の21.4%からは微減したものの、年を追うごとに女性の開業者比率は高まっています。

調査年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
女性比率(%) 15.7 15.1 16.0 17.0 18.2 18.4 19.9 19.0 21.4 20.7

(出典:「2021年度新規開業者実態調査~アンケート結果の概要~|日本政策金融公庫総合研究所 をもとにRYD株式会社が一部作成)

起業意欲のある主婦・ママの数も増えている

ママ起業家が一同に介するイベントを主催する株式会社コッコトは、「Power Woman プロジェクト」と名づけられたママ起業家をつなげるサービスを運営しています。

このサービスの登録者数は、2010年ごろには100人以下でした。しかし続々と登録者が増え、現在は2,200人を超えるまでに規模が拡大しています。

メンバーには「自分らしさを活かして仕事をしたい」「家事と仕事を両立しやすい起業を目指している」と話す人が多いそうです。

関連記事:【女性のひとり起業】一人で開業できる仕事5選と成功のポイント

ビジネス経験のない主婦にもできる!意外と低い「起業のハードル」

ビジネス経験のない主婦にもできる!意外と低い「起業のハードル」

起業と聞くと「会社を興す」「店舗を構えて人を雇う」などのイメージを抱き、難しく感じるかもしれません。

しかし、個人事主として自分一人で事業を始めるのも立派な起業です。個人事業主になるのに資金は不要で、税務署に「開業届」を出せば手続きは完了します。

まず個人事業主として小さく始め、徐々に大きくしていくやり方が、少ないリスクで取り組めるため、ビジネス経験の少ない主婦におすすめです。

さらに「どのような仕事をしたいのか」「どのような価値を世の中に提供できるか」を考えると、やるべき事業の方向性が見出せます。

やりたいことが思いつかない場合は、事業内容と開業に必要な準備の提供が受けられるフランチャイズビジネスも検討してみましょう。

関連記事:ビジネス初心者が起業するには?6つの手順と自分に合った起業のやり方

主婦からの起業に大切な5つの条件

主婦からの起業に大切な5つの条件

主婦が起業するためには、主婦ならではの事情も踏まえた5つの条件が必要です。この章では、一つひとつ詳しく解説します。

また5つの条件は「起業してみたいけれど、何から手を付ければ…」と悩む主婦の指針にもなるはずです。もし何から始めればよいか分からずにいたら、この章で解説する5つの項目を1つずつ熟考してみてください。

考えるうちにやりたい事業の方向性や必要な準備事項が見えてきます。

家族の理解と応援(とくに夫との話し合いが大切)

これまで主婦だった人が起業すると、家事や家族にかける時間が減ります。家族の理解を得る前に起業すると、主婦の急な生活リズムの変化に家族が戸惑い不満がでる可能性があります。

起業の前には家族の理解と承諾を得、応援してもらえる環境を整えておきましょう。家族の理解と応援があれば、心おきなく起業にエネルギーを投下できます。

よくあるのが夫の理解が得られないと悩むケースです。「妻には家にいてほしい」「主婦として家族のサポートをしてほしい」と考える夫には、なぜ起業するのか、何を実現したいのか、自分の考えや気持ちを素直に伝えてみましょう。

たとえば今まで自分がやりたかったことを実現し、家族と一緒に手に入れたいポジティブな未来を共有してみてください。明るいビジョンが見通せれば「それなら」と夫も応援してくれるケースもよくあります。

反対をされたとしても、夫婦喧嘩をしたり無理に起業をするのではなく、夫が反対をする理由を聞き出し、その気持ちに寄り添って、解決できる方法を探してみてください。

事業アイディア(身近なことから考える)

起業するには、起業して取り組む事業アイディアが必要です。

事業のアイディアは、つぎの3つのアプローチで考えてみましょう。

アプローチ① 「やれること」と「やりたいこと」をかけ合わせる

自分には何ができるのか?起業して何をしたいのか?この2要素を深めてみましょう。やりたいことが先行しがちですが、やれることも同時に考えると地に足がついたアイディアが浮かびやすくなります。

アプローチ② すでにあるサービスや商品をヒントにする

「起業するなら、オリジナル商品を開発しなきゃ!」と気負う必要はありません。すでに世の中にあるサービスや商品に、オリジナル要素をくわえてみましょう。それが事業アイディアの種になってくれます。

アプローチ③ 自分が感じる不便を解決する

自分が感じる不便は、ほかの人も感じている可能性があります。不便がどうなったら嬉しいか、考えてみましょう。

関連記事:女性起業のアイデアの見つけ方|日常をヒントに発想が生まれた事例も紹介

ビジョン・情熱(いつでも初心を忘れないこと)

ビジョンとは、これから始める事業の将来像です。「こうなったらいいな」「こうしていきたいな」などの思いや夢を書き出してみましょう。

情熱は、事業に対する強い思いです。起業はうまくいくときばかりではありません。失敗もミスも、不運に見舞われるときもあります。そんなときでも情熱があれば気持ちを立て直し、また前に進めるようになります。

起業しようと決めたときの初心は、これからさまざまな局面で自身のメンタルを支えてくれます。ビジョンと情熱の2つを軸に、確固たる思いを記しておきましょう。

行動力(結果がはやく出て改善しやすい)

成功した起業家は行動力がある点が共通しています。

事業は、実際にやってみないと結果がわかりません。ライバルに先駆けて新しい市場に参入できたから成功したケースもあります。あるいは「絶対成功するはず」と確信をもって始めた事業が失敗する場合もあります。

どのような事業でも「やってみる→結果を見る→改善する」のサイクルで成功に近づけます。行動力があると、やってみて結果を見るまでを速く回せるため、失敗してもすぐに挽回し成功を引き寄せやすいです。

まずは動いてみるマインドを大切にしましょう。「行動したら成功しなければならない」と考えず、気軽に動いてみる精神が未来を変えます。

協力者・人脈(良い口コミが成功へと導く)

主婦の起業や女性がメインターゲットとなる事業では、口コミが大切です。実際に「女性は口コミを参考に商品・サービスの購入を決める傾向が強い」との結果がでた調査もありました。

起業し始めた事業の良い口コミを広めてくれる人脈を手にできれば、事業の評判がターゲットに一気に広がり認知度アップ・購入につながる可能性もあります。

成功している女性起業家の多くも「人のつながりは大切」「紹介でお客さまが広がっている」と語ります。

知人や旧友、会社員時代の先輩・上司、行きつけの店、SNSなど、どこでどのようなつながりが得られるかわかりません。起業を成功させるために、あらためて人との付き合いを大切にしましょう。

関連記事:専業・子育て中の主婦も起業できる!9人の成功例・自分らしく生きるヒント

主婦の起業はどう進める?6つのステップを順番に解説

主婦の起業はどう進める?6つのステップを順番に解説

主婦が「起業したいな」と思ってから実際に起業するまでを、6つのステップに分けて解説します。

一つずつ順に進めていけば、今まで夢物語だった起業でも、着実に実現できる日が近づいてきます。

やってみたい事業を思い浮かべながら手順解説を順に読み、順にチャレンジしてみましょう。

関連記事:独立・起業の正しい進め方を7ステップで解説!成功させるポイントも紹介

どんな仕事をしたい?起業のアイディアを練る

始めに起業するジャンル・職種を決めます。「どのような仕事で起業したいか」と考えても構いません。

主婦の起業でよく選ばれるジャンルの一例は、以下のとおりです。

  • 子育て(ベビーマッサージ、リトミック、お昼寝アート など)
  • サロン(ネイル、アロマ、エステ など)
  • ハウスキーピング(家事、買い物、掃除 など)
  • Web(デザイナー、ライター、イラストレーター など)

あわせてサービス・商品の提供方法も考えましょう。たとえばベビーマッサージなら「自らマッサージをおこなう」「教室を開き講師を養成する」の2つの提供方法があります。

商品を販売するビジネスの場合は「実店舗を構える」「ネットショップで販売する」を決める必要があります。

アイディアがまとまらなければ、自治体が主催する「女性起業塾」に参加してみてください。事業の方向性の考え方や立ち上げ方のアドバイスが受けられます。

◎ 自治体が主催する女性向けの起業塾は、以下の場所で見つかります。

  • 自治体の産業課、人権課
  • 地域の商工会議所
  • 都道府県にある創業支援センター など

お客様は誰だろう?ターゲットを決める

事業の方向性と同時に、お客様を決めます。ビジネスにおいてお客様はターゲットと呼ばれ、サービスや商品の購入が期待できる顧客層を指します。

ターゲットはできるだけ明確に決めましょう。ターゲットがはっきり定まっているとどのようなサービス・商品が喜ばれるかが明確になり、効率よくサービス・商品を開発できます。

【例題】 
自宅でネイルサロンを開きたい主婦がいました。
この主婦は、自分が好む斬新で独創的なデザインのネイルを提供したいと思っています。
ところが周辺に住む女性は一様に、コンサバを好み保守的な価値観を持っています。

この主婦のネイルは、人気が出るでしょうか?

【正解】
 おそらく成功は難しいでしょう。

ターゲットが定まっていないと、ターゲットの好みと乖離が起き購入につながりにくくなります。その失敗を防ぐためにも、適切なターゲット設定が大切です。

例題では、時代のトレンドに左右されないシンプルなファッションが好きな女性をターゲットにすることが適切です。

いくら必要?起業資金を用意する

起業に必要な資金は、起業の仕方や規模によって異なります。事業に必要な資金を準備しましょう。

以下に起業の仕方と事業内容ごとに必要な資金の例を紹介します。

◎在宅・個人事業主・Web系の仕事なら ▶ 0円起業も可能

  • パソコンやワークデスクなどは必要
  • 税務署に開業届を出せばOK(費用は不要)

◎自宅でネイルサロン開業なら ▶ 35万~100万円

  • 物件取得費は不要
  • 費用がかかるのは消耗品費・広告宣伝費

◎フランチャイズでカフェ開業なら ▶ 300万~500万円

  • 物件取得費、フランチャイズ本部への加盟金が必要
  • 運営ノウハウや集客支援などサポートが受けられる

手元にあるお金だけでは起業に必要な資金がまかなえない場合、金融機関やクラウドファンディングなどから調達しなければなりません。起業に必要な資金の調達方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:独立・起業の正しい進め方を7ステップで解説!成功させるポイントも紹介

起業や経営についても学んでおこう

起業準備をしながら、ビジネスの基本も学ぶ時間をつくりましょう。

まったく何も知らないまま始めると「ビジネスに必要な知識を得る」工程に時間がかかり、本来時間と労力を投下したい事業が手薄になるおそれがあります。

知識の中には起業して事業を進めながら経験的に得るものもありますが、事前に勉強しておくと起業後に困る場面が少なくなります。

以下は、最初に押さえておきたい基本の一例です。

  • 経理関係
  • 税金関係
  • パソコンの基本的ツールの使い方
  • 広告の種類と出し方

ビジネスの基本知識はインターネットや書籍で学べるほか、商工会議所や自治体の起業支援窓口でも教えてもらえます。

知っていると有利!公的サポートや補助金の情報を集める

公的サポートや補助金は、情報を持っている人だけが利用できるお得な制度です。自治体が起業した人に逐一情報を教えてくれるわけではないため、積極的に情報収集しましょう。

自治体のホームページや商工会議所、地域の女性支援団体などで情報が開示されています。

主婦の起業や個人事業主も利用できるサポート・補助金の例を紹介します。

◎ 小規模事業者持続化補助金(経済産業省)
小規模事業者の販路開拓にかかる経費が補助の対象。個人事業主もOK。
助成限度額は単独申請で50万円、共同申請で500万円
◎ 女性、若者/シニア起業家支援資金(日本政策金融公庫)
開業7年以内の女性起業家が対象。
「国民生活事業」と「中小企業事業」の2種類。融資限度額は7,200万円~7億2千万円。
◎ 起業支援金(政府・地方自治体)
地域域の課題に取り組む社会的事業者を支援。地方での起業や東京圏からのUIJターンが条件。最大限度額200万円

融資や補助金・助成金のことをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

事業を始め、地道に続ける

準備が整ったら、いよいよ起業です。事業を始め、地道に続けましょう。

運に恵まれ順調なスタートを切る人もいますが、レアケースだと考えてください。多くの起業家はなかなか結果がでず、苦しいスタートとなります。

しかしあきらめないことが大切です。行動力を武器に、結果がでない原因を分析・改善し、成功に近づくサイクルを回しましょう。

売上を上げるには営業や宣伝活動も必要です。積極的に自分の事業を売り込み、知ってもらう努力を続けてください。

仕事か起業か迷ったら「プチ起業」から始めよう

仕事か起業か迷ったら「プチ起業」から始めよう

「起業は準備も、始めてからも大変そう」

「やはり会社員のほうが良いのか」

「でも起業のあこがれも捨てがたい」

そんな迷いがある人にはプチ起業がおすすめです。

プチ起業とは、個人で小さく事業を始めるやり方です。主婦の起業チャレンジや会社員の副業にも人気があります。

初期費用をできるだけ抑えた起業形態のため、万一失敗したり途中で辞めたりしても資金的なリスクは最小限で済みます。

「在宅で働きたい」「家事や子育てに支障がない時間に仕事をしたい」など、自分のペースに合わせて働けるメリットもあります。

人に自慢できるスキルや特技、趣味がある人はとくに、自分を活かせるジャンルでプチ起業から始めてみましょう。

関連記事:女性におすすめのプチ起業とは?いま注目の仕事を紹介!体験談&適性診断付き

主婦が起業すると扶養控除はどうなる?

主婦が起業すると扶養控除はどうなる?

「扶養控除が気になり、起業を決断できない」「扶養控除内での起業は可能か」と気になる主婦も多いかもしれません。主婦の起業では、起業の仕方と年間の収入によって扶養控除に留まれるか・外れるかが決まります。

主婦の起業と扶養控除を詳しく解説します。

【法人設立の場合】扶養控除から外れる

主婦が法人を設立した場合は、社会保険の対象となります。主婦は自分が設立した会社の社会保険に加入し、社会保険料を支払わなければなりません。

当然、配偶者の扶養控除からも外れます。

【個人事業主の場合】収入額によっては扶養控除から外れる

主婦が個人事業主として起業した場合は、年間合計所得によって配偶者の扶養控除に留まれるか・外れるかが決まります。

所得税・住民税

個人事業主になった主婦の年間合計所得が48万円以下なら「配偶者控除」、133万円以下なら「配偶者特別控除」が適用されます。

反対に年間合計所得が133万円を超えると配偶者特別控除も受けられず、税金の支払いが発生します。

社会保険

年収130万円が社会保険の扶養に入れるかの境目になります。

起業した主婦の年収が130万円を超えると扶養控除から外れ、主婦自身で社会保険料を収めなければなりません。

【POINT】
税金は「所得」・社会保険は「年収」によって扶養に入れるかどうかが決まる点に注意しましょう。所得とは収入から必要経費(給与控除など)を差し引いた手取り額です。

主婦の起業で「やってはいけない」5つのこと

主婦の起業で「やってはいけない」5つのこと

ビジネスの世界は競争です。足を踏み入れて初めて、スピード感やライバルの多さに圧倒されるかもしれません。

しかし「私も成功しなきゃ」「もっと上を目指さなきゃ」と気持ちが焦り始めると、やるべきではないことをしてしまい、失敗につながる場合があります。

主婦の起業で気を付けたい5つのポイントを、詳しく解説します。

最初から大儲けしようと思ってはいけない

起業しても利益を生み出せなければ赤字です。事業の継続や拡大もままならないでしょう。

逆説的に聞こえるかもしれませんが、起業直後から利益だけを追い求め大儲けしようとするのは失敗につながります。

「大儲けしたい」と考えると、必要以上の事業拡大や値下げによる薄利多売など、当初の計画から外れる対策を安易に実行したくなります。

そのうえ、儲けたいと考える下心は、不思議なものでお客様にも伝わります。結果「あの人はお金のことばかり考えている」と悪評が広まり、ますます売れなくなる悪循環に陥りかねません。

事業を始めたばかりは実力も認知度も不足しているため、売上が思うように伸びなくても当然です。「どうすればもっと良くなるか」と客観的に考え、冷静な改善策を実行するようにしましょう。

初期費用をかけすぎてはいけない

事業を成功させる秘訣は、小さく始めること(スモールスタート)です。

初期費用はできるだけ押さえ、できる限り自己資金でまかなえる範囲で始めましょう。融資を受ける場合も資金計画をきちんと立て、最小限の金額を借り入れるようにします。

起業にかかった費用は、もとは教育資金や老後資金だったかもしれません。手元の貯金を湯水のごとく事業に投下していては、万一回収できなかった際に自分たちのお金が無くなってしまいます。

借入した上で初期費用が回収できないまま失敗すると、手元には負債だけが残ってしまいます。

主婦の起業は初期費用おさえたスモールスタートで手堅く始め、伸びてきたら徐々に拡大するようにしましょう。

事業を急激に大きくしてはいけない

「たまたま時流にうまく乗れた」「たまたま大口購入客が続いた」など、ビジネスには運よくうまくいくときがあります。

しかし少しばかりうまくいったからといって気持ちが大きくなり、一気に資金を投入し急拡大すると失敗しやすい点に注意しましょう。

事業を大きくすれば、より多くの人にサービスや商品を提供できます。しかし、急激な事業拡大は実務が追い付かず事業の足元をゆるがせます。

うまくいったときには、要因を客観的に分析する癖をつけましょう。実力による成果か、運による成果かを見分けられれば、みすみす失敗する施策を打つミスもなくなります。

上手い話・怪しい話には飛びつかない

起業したばかりのビジネス初心者を狙った怪しい話は、実際に存在します。

SNSや国民消費者センターの相談事例でも「簡単に儲かる」「起業をかならず成功させる」などと言葉巧みに勧誘する詐欺・マルチ商法事例が多数見られます。

怪しい話か見極めようとしても、向こうも必死にあの手この手で裏をかこうとするため見破るのはほぼ不可能だと思ってください。

唯一の防衛策は「うまい話には裏がある」「ただほど高いものはない」と考え、行動することです。

「起業を成功させる方法を知っているなら、その方法を使って自分で起業すればいい」と考え、話に反応しないように注意しましょう。

他人の成功例をうらやましがらない

起業するとほかの主婦起業家の動向が気になり、SNSやインターネットで情報を調べ始めるかもしれません。

SNSやインターネットには、「主婦起業で成功しました!」「自分のペースで稼げる毎日、充実しています!」などの投稿があふれています。成功談を見てうらやましく感じたり、「私なんてまだまだ…」と卑屈になったりする人もいるでしょう。

しかし起業した以上、向き合うべきはお客様です。ほかの主婦起業家の情報は、参考にはなりますが自分と比較する必要はありません。

他人の成功を気にせず、自分が歩むと決めた道をまっすぐ進んでいきましょう。ビジネスの成功は、お客様と誠実に真摯に向き合った先に待っています。

まとめ

まとめ

起業を「会社を設立する」「大掛かりなビジネスを始める」と考えると、ハードルは一気に上がります。しかし初期費用0円・在宅で始められる個人事業主で仕事を手掛けるのも、立派な起業です。

主婦起業が人気を集める背景には、上記のように起業のハードルが下がった近年の傾向もあります。

主婦の経験を通じて身につけた細やかな気付きや着眼点は、ビジネスの場でプラスに働きます。実際、お客様や取引先のニーズを丁寧に汲み取り、形にして提供し事業を成功させている主婦も大勢います。

起業は「やってみたい」と思う勢いが大切です。記事を参考に、主婦の起業手順6ステップに順にチャレンジしてみましょう。

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DokTech編集部
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