フランチャイズ事業加盟の成功例と加盟の注意点、成功ポイントを解説
更新日:2023.10.6
投稿日:2023.10.5
フランチャイズへの加盟は、円滑な開業と安定した経営の実現におすすめしたい起業方法です。
フランチャイズ事業の強さには理由があります。本部の徹底した支援体制やブランド力の強さが、加盟者を支えています。
実際にフランチャイズ事業で、大きな成功を収めている人も少なくありません。実例を知れば、強さや有効性が実感できるでしょう。
この記事では、これから起業する人に向け、フランチャイズ事業が成功しやすい理由や成功例、加盟のメリットを解説します。本部を選ぶ注意点、成功ポイントもお伝えします。
起業方法を検討する参考にしてください。
目次
フランチャイズが成功しやすい4つの理由
フランチャイズ事業が成功しやすい理由を説明します。
- FC本部が提供する効果的なフランチャイズパッケージを利用できる
- ブランディングが不要で開業当初から知名度がある経営を安定させる
- 継続的なサポートが受けられる
- 適切なタイミングで事業を拡大できる
4つの理由により、個人起業との違いや、成功に結びつく秘訣が理解できるでしょう。
FC本部が提供する効果的なフランチャイズパッケージを利用できる
フランチャイズに加盟すると、フランチャイズ事業本部(以下、FC本部)が提供する強力なフランチャイズパッケージの提供を受けられます。
フランチャイズパッケージとは、経営ノウハウをはじめ、FC本部が加盟者に提供する支援一式です。
フランチャイズパッケージが高い効果を発揮する理由を見ていきましょう。
FC本部は競合に勝つ努力をしている
FC本部は、競合に勝つための努力をおこなっています。競合他社よりも優れたビジネスモデルや経営ノウハウを凝縮させたのが、フランチャイズパッケージです。
フランチャイズパッケージの内容を加盟店が実践し、結果を残すことがFC本部の成功に直結します。
そのため、より高い効果を発揮できるよう、フランチャイズパッケージの構築・改良にFC本部は全力を注いでいます。
加盟者は、質の高いフランチャイズパッケージの提供を受けられます。
全国の加盟店から常にフィードバックを受けられる
フランチャイズパッケージは一度、受け取って終わりではありません。FC本部は、日々フランチャイズパッケージを改良しています。
加盟店の経営状況が悪化した場合、理由を分析し、改善策をフランチャイズパッケージに反映します。成功事例も集約され、再現性の高い活きたノウハウを手に入れられるでしょう。
加盟店が多いほど、フランチャイズパッケージを改良する機会も増えます。サービスが日々改善され、最良の形で提供されます。
ブランディングが不要で開業当初から知名度がある
フランチャイズでの起業なら、一からブランディングする必要はありません。開業時から知名度があるため、集客がスムーズにできます。
ブランディングとは、消費者に自社の商品を認知してもらい、信頼獲得のためにおこなう活動です。
一般的な起業は、信用がない状態からのスタートです。地道な宣伝活動と営業活動で、少しずつ信頼を積み重ねなければなりません。
フランチャイズ事業の場合、すでに直営店やほかの加盟店がブランディングをおこなっています。
あなたがするべきことは、ブランドイメージを壊さぬよう、フランチャイズパッケージどおりに経営することです。
フランチャイズ事業なら、開業初日から集客できる可能性が高まります。
経営を安定させる継続的なサポートが受けられる
FC本部からは、開業後も継続的な支援が受けられます。
加盟店と直接かかわるのは、エリアごとに配されるスーパーヴァイザー(SV)です。SVは加盟店を巡回し、経営アドバイスや管理業務をおこないます。
あなたの対等なビジネスパートナーとして、わからないことや悩みに親身に応える存在です。
多くのFC本部では、電話やチャットで本部と直接連絡を取りあえる仕組みも構築されています。要望があれば、すぐに伝えられフィードバックを受けられるでしょう。
加盟店の経営を安定させるため、本部も一体となって取り組む体制が整えられています。
適切なタイミングで事業を拡大できる
FC本部は、加盟店の事業拡大も適切なタイミングで推進します。SVはこれまでいくつもの店舗を見てきました。経験から適期を見抜き、アドバイスします。
FC本部は、加盟店が好調なほど利益が上がります。FC本部にとっても、加盟店の事業拡大は大歓迎です。事業拡大の芽があれば、積極的に提案します。
フランチャイズの成功率と廃業率
フランチャイズ事業に加盟する効果を、成功率・廃業率から分析します。
成功率の分析からは、フランチャイズ加盟店の優位性がわかります。いっぽう廃業率では加盟店が非加盟店を上回る意外な結果が明らかになりました。
廃業につながる原因を探り、失敗しない加盟店の選び方を説明します。
フランチャイズ事業の成功率は約70%
フランチャイズ事業の成功率は、一般的に70%程度と言われています。
成功の指標となり得るのは、売上高の成長率や、資産の増加率です。
フランチャイズ加盟店と、非加盟店の比較データ(上場企業27社が対象)が、会津大学短期大学部の論文に示されています。
両者を比較したところ、売上高成長率の差は、おおむね6%、資産増加率の差は0〜1%です。いずれもフランチャイズ加盟店のほうが優位な結果です。
過半数の加盟店が、非加盟店の売上高成長率・資産増加率を上回っていることも証明されています。
売上や資産の増加に焦点を当てると、フランチャイズ加盟店の優位性がわかります。フランチャイズ事業への加盟は、成功への近道なのです。
(参照:企業形態の財務的効果 ―フランチャイズを用いた企業の財務諸表分析― | 五十嵐純)
2-2.フランチャイズ事業の廃業率は低くない
フランチャイズ事業の成功率が高ければ、廃業する会社は少ないと想像するでしょう。しかしデータを見ると、フランチャイズ事業の廃業率は低くありません。
やや古いデータ(2003年)にはなりますが、日本商業学会の『流通研究』内の論文『フランチャイズ契約が加盟店の廃業に与える影響』で、フランチャイズ加盟店と、非加盟店の廃業率が比較されています。
<フランチャイズ加盟店と非加盟店の廃業率>
FC加盟店 | 非加盟店 (従業者1〜29名) | |
---|---|---|
一般小売業 | 9.71% | 5.88% |
サービス業 | 7.44% | 6.46% |
飲食業 | 7.95% | 4.26% |
※)『フランチャイズ契約が加盟店の廃業に与える影響』のデータをもとに、編集部で作成。
いずれの事業も、加盟店の廃業率が、非加盟店を上回っていることがわかります。
(参照:フランチャイズ契約が加盟店の廃業に与える影響 | 小本恵照)
原因はFC本部の経験年数と事業規模
『フランチャイズ契約が加盟店の廃業に与える影響』によると、廃業の原因になるのはFC本部の経験と、事業規模です。
成功のためには、規模が大きく、経験の長いFC本部を選ぶのがポイントです。
FC本部の経験が浅いと成功率が下がる
経験が浅いFC本部で起業すると、廃業率が高くなります。
廃業率はFC本部構築から13年でピークを迎え、その後は徐々に減少します。
経験が浅いうちは、フランチャイズシステムが十分に機能しません。運営ノウハウも蓄積されないでしょう。加盟者に十分な支援ができないのです。
本部構築から13年を超えるころには、十分なノウハウが蓄積されます。失敗しにくいフランチャイズパッケージを提供できるため、廃業率も下がるのです。
事業規模は大きいほど廃業リスクが減る
事業規模が小さいFC本部では、加盟店の廃業率が高くなります。
規模が小さいと、商品の大量仕入れによるコストカットや、全国一括での宣伝活動ができません。お金がかかり、加盟店へのサービスの質が下がります。
店舗数の少なさで知名度が高まらないことも多く、ブランディングも進みません。加盟してもすぐに集客できず、廃業の可能性が高まります。
(参照:フランチャイズ契約が加盟店の廃業に与える影響 | 小本恵照)
フランチャイズ事業のメリットを活かした成功例4選
フランチャイズ事業に加盟し、成功している事例を4つ紹介します。自分にあったFC本部の見極めと、ノウハウの活用で、成功を引き寄せられます。
関連記事:フランチャイズ加盟の条件を徹底比較!各々の特徴と加盟の注意点(この記事の閲覧には会員登録が必要です)
異業種から参入でコンビニ経営に成功~ローソン~
コンビニエンスストアは、未経験でも開業しやすい事業の一つです。
青森県でローソンのフランチャイズ店を経営する木村さんは、大型トラックの運転手から脱サラし、50代でオーナーになりました。
地元から離れた場所での出店にもかかわらず、あっという間に地域に愛される店をつくりあげました。
地域の人たちとの輪を広げることが、木村さんのやりがいです。現在は多店舗展開のために、準備を進めています。
成功の秘訣は徹底した商圏分析とブランド力
木村さんが見知らぬ場所に出店したのは、FC本部による商圏分析の結果でしょう。人や車の流れ、競合他社の状況からニーズを徹底的に調べ上げます。
ニーズのある地域なら、集客には苦労しません。木村さんのように地域に溶け込む気持ちがあれば、地域の人気店になれるでしょう。
ローソンのブランド力もポイントです。名の知れたコンビニエンスストアなら、初めてでも躊躇なく入れます。出店を歓迎する人も多いのではないでしょうか。
学習塾の多店舗展開で子どもの夢を応援~明光義塾~
未経験から学習塾を出店し、成功している人もいます。
群馬県・長野県で明光義塾のフランチャイズ教室を経営する田辺さんは、自営業から転職し、成功しました。経営する教室は25教室にもおよびます。
現在田辺さんはオーナー業に専念するものの、加盟からしばらくは教室で指導もしていました。
教室では生徒や講師の成長を目の当たりにし、塾経営の楽しさや仕事のやりがいを実感できたそうです。
40教室まで店舗拡大を目標に掲げて、より多くの子ども達を後押しできるよう、努力されています。
(参照:オーナーズインタビュー | 明光義塾)
現場で感じた熱い想いが事業拡大のプラスになる
田辺さんの成功の秘訣は、教室で子ども達とかかわった経験ではないでしょうか。
フランチャイズの加盟者には、「儲かれば事業内容は問わない」という人も少なくありません。
しかし仕事の喜びややりがいを知らないままでは、事業の目標は持てません。目標がなければ、事業拡大はできないでしょう。
生徒や講師を育てたい熱い思いが体感できたからこそ、25店舗も出店できたのでしょう。
事業拡大にFCを利用した例 住宅リフォーム~LIXILリフォームショップ~
フランチャイズ事業を、事業拡大にうまく利用した例もあります。
東京都で建築リフォーム業を営む株式会社ハウズは、住宅リフォームで知られるLIXILリフォームショップのフランチャイズ事業に加盟し、事業拡大に成功しました。
同社はUR都市機構(国土交通省所轄の独立行政法人)の下請事業者として、行政の仕事を請け負ってきました。
事業継承を考えたときに、民間事業に参入する必要性が感じられ、LIXILリフォームショップに加盟したのです。
ノウハウのある大手と組むことで、事業モデルの構築や、営業活動への苦労がなくなりました。提供される受注システムの活用で、受注管理も円滑に進んでいます。
現在は2号店も出店し、好調な経営を続けています。
大きなお金が動く事業ほど信用力のあるフランチャイズが有利
リフォームには大きなお金がかかります。信用のない事業者は選択してもらえません。
ハウズは、LIXILリフォームショップの知名度を有効活用することで、素早く軌道に乗れたと考えられます。
自己裁量で働けるからシニアにもおすすめ~スーパーカーゴ~
運送業は個人事業主が取り組みやすい事業です。スーパーカーゴは軽貨物一台で起業可能で、身軽に事業を始めたい人に向いています。
同社は全国に8万社以上の荷主(顧客)がいます。荷主からの要望に応じ、場所から場所への「スポット輸送」を担っています。
円滑な輸送実現のため、加盟店(加盟者)をできるだけ多く確保しています。必要なときに必要な場所へすぐに荷物を届けられるのが強みです。
スポット輸送の依頼は多く、加盟者は安定した仕事を受けられます。居住地域や都合にあわせ受注でき、稼働したぶんだけ報酬をもらえるのが特徴です。
体力が衰えがちなシニアでも働きやすく、シニア起業にも利用されています。
福島県で郡山並木運送を経営する山崎さんは、60代でスーパーカーゴに加盟しました。
以前働いていたコンビニ配送と比べ、体力的なつらさが少ないため、楽しんで仕事を請け負えているそうです。
依頼が来たら仕事の時間と割り切り、趣味ともうまく両立し生活しています。つらさやストレスを感じずに仕事ができることが、山崎さんにとって何よりの魅力です。
本社の顧客を利用できるから自由に働ける
スーパーカーゴの仕事は、本社の顧客を利用できることが大きな利点です。自分で営業をかける必要は一切ありません。
仕事の裁量も自分で決められます。マイペースで働けるため、体力に不安を抱えるシニア層も起業しやすいのでしょう。
未経験でも成功可能!フランチャイズ事業を選ぶ3つのメリット
フランチャイズ事業の大きなメリットを、3つに絞り説明します。
- 徹底したリサーチで最適な場所に出店できる
- 本部のサポートにより円滑に開業できる
- 一括仕入れで安価・高品質な商品を仕入れられる
各項目とも、組織力のあるFC本部だからこそ実現できます。
関連記事:これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?
徹底したリサーチで最適な場所に出店できる
フランチャイズ事業に加盟すれば、テナント選びに苦労しません。集客できる場所をピンポイントで選定してもらえます。
自力で出店場所を選ぶには、大変な労力がかかります。競合他社の分析はもちろん、人の流れや購買動向も把握しなければなりません。
長い時間をかけ、ようやく最適な場所が導き出せても、運良く空いているとも限りません。
FC本部には経験豊富な職員が多数在籍しています。出店希望地域の徹底したリサーチをおこなうのが強みです。
本部によっては、テナントの空き状況まで調べ、加盟者に提示することもあります。
開業の手続きは、店舗が決まらなければ進みません。テナントの確保を迅速におこなえるフランチャイズなら、時間的なロスがが少ないでしょう。
関連記事:儲かるエリアと競合他社のリサーチ方法|開業前の調査が経営の成否をわける
本部のサポートにより円滑に開業できる
FC本部は必要な支援をおこないながら加盟者と伴走し、開業までこぎつけます。
開業時はタスクが多く、整理しながら進めるのは大変です。準備作業だけに時間を割ければ良いものの、多くの人は難しいでしょう。
商品づくりや営業活動も並行しておこなうからです。作業量の多さで挫けてしまうと、開業が遅れます。
経験豊富なFC本部が、支援をしながら進行管理もおこなえば、一つひとつの行動が着実に進みます。手続きの忘れや、書類の不備も心配ありません。
<FC本部がおこなう開業支援一覧>
- 法人登記関連書類の作成アドバイス
- 融資のアドバイス
- テナント選定
- 必要書類の書式提供・書き方の指導
- 人材採用サポート
- 人材研修
- 集客支援
- ホームページ雛形提供 など
関連記事:難しい開業準備が円滑に進む!フランチャイズ加盟による支援内容を徹底解説
一括仕入れで安価・高品質な商品を仕入れられる
小売業では、安定した商品の仕入れルートを確保することが経営状況を大きく左右します。仕入れ値や品質の高さも重要です。
フランチャイズ事業に加盟していれば、高品質な商品を安価で仕入れられます。
各店舗で同一の商品は、FC本部が大量仕入れを一括でおこなうことにより、仕入れ値が大幅に下がります。加盟店にも安価で卸せます。
加盟店は良いものを安く提供できるため、競争力が上がります。
フランチャイズ本部選択前に注意したい5つの重要ポイント
フランチャイズ事業への加盟には、気をつけなければならない点があります。FC本部の選び方です。
フランチャイズ事業はFC本部の経営状況に左右されます。経験の浅い本部や、経営状態の悪い本部を選ぶと、メリットが受け取れません。
関連記事:フランチャイズの失敗事例から学ぶ開業を成功させるコツ
未経験でも成功できる経営ノウハウを得られるか
加盟者がもっとも重要視して見るべきなのは、フランチャイズパッケージの中身です。とくに未経験から挑戦する場合、以下の2点を慎重に検討します。
- 研修内容や教育システムが、初心者でも理解できるか
- 業界未経験から挑戦して成功できるノウハウがあるか
教育システムや経営ノウハウが不十分だと、自分で勉強しなければなりません。自己起業と大差ない状態になります。
多くのFC本部は、加盟前に面談があります。面談のさい、フランチャイズパッケージの詳細を聞き出すと良いでしょう。
FC本部と対等なパートナーシップを築けるか
FC本部とのつきあい方も重要です。本部と対等なパートナーシップを築けない限り、経営はうまくいきません。同じ目標を持って進めないからです。
FC本部と加盟者は、フランチャイズパッケージの提供と、ロイヤリティの支払いにより、平等な関係を保っています。
本部・加盟者とも、店舗の成功を目指す気持ちは同じです。どちらが上に立ってもいけません。同じ目線に立ち、ともに成功を目指して進んでいけるか、慎重に見極めてください。
開業後の継続的な支援が得られるか
開業後の支援を確実に得られるか、確認する必要もあります。
FC本部の多くは開業支援に力を入れます。しかしいざ開業してしまうと、放ったらかしにされることもないとは言えません。
- 定期的にSVが巡回してくるか
- 本部と電話やチャットでいつでも連絡が取れるか
- 研修が定期的におこなわれるか
- フランチャイズパッケージが改良されるか
などを確認しましょう。
関連記事:フランチャイズ加盟後の支援内容|FC本部とwin‐winの関係を結ぶには
人材を円滑に集める見込みはあるか
人材を円滑に集める仕組みがあるか、確認しましょう。
- 効果的な求人票の書き方
- 求人広告の出稿媒体
- 採用後の教育
などの一貫した支援が得られないと、自力でこなすのは困難です。
どんなにネームバリューがあっても、効果的な求人を出せなければ、人材は集まりません。
人材が集められなければ、開業もできません。開業を予定どおり進めるためにも、本部からの手厚い支援が必要です。
関連記事:無料求人広告で安定的に人材を確保する裏技&適切な人材配置の方法
宣伝活動が十分にできるか
フランチャイズ事業では、宣伝活動も期待できるポイントです。ホームページやチラシ、パンフレットなど、一式提供されるか確認しましょう。
宣伝にはお金と時間がかかります。FC本部からチラシやパンフレットの提供があれば、あなたがおこなうのは営業活動だけです。お金も時間も、大幅に短縮できます。
ホームページは雛形の提供だけでなく、アクセスアップの対策まで同時におこなえると良いでしょう。
SEOやMEO対策までできれば、ホームページ経由の集客も期待できます。
フランチャイズ事業で成功する4つのポイント
フランチャイズ事業への加盟を決めたら、心がけなければならないことがあります。ポイントを4つにまとめました。
各項目を無視すると、成功は遠のくでしょう。顧客の支持を得られず、思うように売上が伸ばせません。
フランチャイズパッケージに則った運営をする
加盟者はフランチャイズパッケージに忠実な運営を心がけましょう。
加盟者の中には、本部とは異なる方針で経営を進めたがる人もいます。
フランチャイズパッケージは、いわば成功の雛形です。成功の雛形を無視し独自路線で進めても、うまくはいかないでしょう。
最初から独自の経営をしたいのなら、自己起業がおすすめです。成果を出したければ、フランチャイズパッケージの活用が必須です。
経営者の自覚を持ち顧客の反応に敏感になる
経営者の自覚を持ち、顧客の反応に敏感になることも大切です。
FC本部に言われるまま行動すれば、成果はあがるかもしれません。しかし、加盟者は独立した一人の経営者です。あなた自身が会社の行動を決めることもあります。
たとえば、顧客とのやりとりは、あなたの仕事です。
要望や不満に耳を傾けなければなりません。改善に必要なことがあれば本部に要望を送ります。ときには提言しても良いでしょう。
仕事を推進する中で、顧客から必要とされる実感がわけば、仕事のやりがいもより実感できます。
関連記事:フランチャイズオーナーの年収・仕事内容・向いている人の特徴を徹底解説
SVのサポートにより本部と連携できる体制をとる
FC本部とのパートナーシップも大切です。本部と連携できる体制をとりましょう。本部との連携が不十分だと、必要なアドバイスを受けられません。
連携の橋渡し役は、SVが担います。まずはSVと良好な関係を築きましょう。
多店舗展開で店舗ごとの特色づくりを進める
より大きな成功を収めるには、多店舗展開すると良いでしょう。近隣に店舗を固めれば、各店舗の特色づくりができます。
「A店は〇〇が有名、B店なら△△」とブランディングできると、各店舗にファンが付きます。新規顧客も取り組みやすくなるでしょう。
多店舗展開のタイミングは、SVが見抜きます。あらかじめ事業拡大の意志を伝えておきましょう。
関連記事:多店舗展開のメリット・デメリットと注意点|成功に導く運営のコツ
さいごに
フランチャイズ事業への加盟は、起業の有効な手段です。FC本部からの手厚い支援で、未経験者でも起業のハードルが下がります。
FC本部の選択では、フランチャイズパッケージの効果や、支援体制を慎重に見極めるべきです。効果の薄い本部に加盟してしまうと、成功は遠のきます。
FC本部の選び方に迷ったら、DokTechにご相談ください。
私たちの親会社である「こどもプラスホールディングス」は、障がい児支援の「放課後等デイサービス」を展開するFC本部です。全国190店舗を成功に導いた実績があります。
フランチャイズ経営のプロの立場で、あなたに必要なアドバイスをします。
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著者情報
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フランチャイズ経営者やフリーランス、法人役員など、多種多様なキャリアをもつメンバーでお届けしています。
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