フランチャイズはやめたほうがいいは本当?失敗する人の3つの特徴

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フランチャイズはやめたほうがいいは本当?失敗する人の3つの特徴

更新日更新日:2023.10.5

公開日投稿日:2022.8.17

バツ印をつくるビジネスマン

働き方の多様化に伴い、フランチャイズで独立・開業を考えている方もいるのではないでしょうか。しかし家族や友人に相談すると、「やめといたほうがいいよ」「絶対に後悔する」など反対の意見がでてきて、不安に感じている方もいるはずです。

フランチャイズは身内から反対意見が出るように、一般世間からのイメージはあまりよくありません。「ニュースでネガティブな報道をしばしば見かける」「ロイヤリティの支払いで利益が残らない」などのマイナスイメージがあります。

しかし、フランチャイズで独立・開業し成功されている元サラリーマンやOLの方がいるのも事実です。

本記事では、フランチャイズはやめたほうがいいと言われる理由から、やめといたほうがいい人・やったほうがいい人の特徴を解説します。

この記事を最後まで読むことで、ご自身がフランチャイズに向いているか・向いていないかの判断ができます。「フランチャイズはやめたほうがいい」と言われる真実を語ります。自分はフランチャイズをしないほうが良いのか、それとも成功する素質があるのか知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

目次

フランチャイズはやめたほうがいいの?

フランチャイズはやめたほうがいいの?

結論を言いますと、フランチャイズを「やめたほうがいいか」「やったほうがいいか」は人によって異なります。

そのため、家族や友人、インターネット上の「フランチャイズはやめたほうがいい」という意見は一概に正しいと言えません。

実際に、サラリーマンからフランチャイズで独立・開業して、いまは多店舗展開に成功し、大きく稼いでいる方は世の中にたくさんいます。一方でフランチャイズの加盟店オーナーとしての働き方が合わず、サラリーマンに逆戻りした方もいます。

つまり、フランチャイズで成功できるかどうかは、その人の適性や向き不向きによって異なるわけです。

もしフランチャイズで独立・開業を検討しているのであれば、自身がフランチャイズに向いているか・向いていないかを理解しましょう。

自身の向き不向きの特徴を理解したうえで、独立・開業を目指せば、フランチャイズで失敗する確率を減らせます。

その点を詳しく理解するためにも、まずは一般的な世間のイメージで「フランチャイズはやめたほうがいい」と言われる理由を知っておきましょう。

フランチャイズはやめたほうがいいと言われる理由3つ

フランチャイズはやめたほうがいいと言われる理由を3つまとめました。

フランチャイズはやめたほうがいいと言われる理由3つ

それぞれ詳しく解説します。

ロイヤリティの支払いがあるから

フランチャイズのロイヤリティとは、本部からブランドや経営ノウハウを提供してもらう代わりに、加盟店の売上の3〜30%を支払う仕組みのことです。

フランチャイズにネガティブな意見を発言される方は、ロイヤリティによくないイメージをもっており、人によっては搾取と同じように定義している方もいます。

このようなロイヤリティの仕組みから、「フランチャイズはやめたほうがいい」と言われるケースがあります。

ロイヤリティを支払う代わりに経営ノウハウが手に入る

しかしロイヤリティを支払うことにより、本部が長年作り上げてきた商品・サービスのブランドや経営ノウハウ、仕入れ先を手に入れられます。

本来そのような経営ノウハウを教えてもらうには、セミナーやコンサルティングなどで数十万から数百万円のお金を支払う必要があるので、経営知識がないビジネス初心者や手元の開業・運営資金が少ないビジネスパーソンの方には非常に魅力的な仕組みでしょう。

ただフランチャイズに加盟する以上、毎月ロイヤリティを支払う必要がある点はしっかり把握しなければならりません。なかにはロイヤリティが課金されないフランチャイズ本部もあるので、独立・開業を目指す業態を探すときの参考にしてみてください。

以下では、人気の業態ごとに特徴を紹介しています。

フランチャイズで憧れのカフェを開業する方法・経営のコツ
クレープ屋のフランチャイズ|移動販売・路面店のメリット・デメリットを比較
コインランドリーのフランチャイズ経営はうまくいく?始め方と失敗の防ぎ方
フランチャイズで始める農業|開業資金やオーナーの年収・業界の将来性

本部のイメージ・経営状況に左右されるから

フランチャイズに加盟すると、本部のイメージ・経営状況に売上や来店数が左右されるケースがあります。

本部が不祥事を起こしたケース

たとえば、フランチャイズ本部が不祥事を起こした場合です。本部が有名であるほどメディアやニュースに不祥事が取り上げられるので、当然ながら世間からのイメージは悪くなります。

フランチャイズの加盟店であっても、お客様の来店数が減ったり、ネット上で悪評を書かれたりなどの影響がでてくるでしょう。

本部が経営難になり広告を止めたケース

イメージ以外に、フランチャイズ本部の経営状況が悪くなった場合にも悪影響がでてきます。

代表的な例として、フランチャイズ本部が経営難に陥り、予算不足のためインターネット広告の配信を中止したケースが挙げられます。広告の配信が止まればお客様へのアプローチも減るため、集客数は下がってくるでしょう。

また経営状況が悪化してフランチャイズ本部が倒産ともなれば、自身の店舗を廃業しなければならない場合もあります。

フランチャイズに加盟すれば自身の裁量ではコントロールできない部分が多いので、そのような理由から「やめたほうがいい」と言われるのかもしれません。

メディアでネガティブなイメージが報道されているから

メディアやニュースで、フランチャイズのよくない報道を見たことがある方もいるのではないでしょうか。「契約違反で損害賠償請求された」「深夜営業問題でトラブルになっている」などが例として挙げられます。

もし家族や友人が「フランチャイズはやめたほうがいい」と言うのであれば、このようなネガティブな報道による影響が大きいかもしれません。

契約前に契約書を確認することの大切さ

しかし、上記のようなトラブルは事前に確認して防止できます。何よりも説明会や契約締結時に、契約内容に関する詳細を確認することが大切です。

権利や営業内容に関する情報は必ず契約書に書いてあるので、しっかり確認すればほとんどの場合、トラブルを起こす心配はないでしょう。

フランチャイズには、開業資金の一部負担や経営ノウハウを提供してもらえるなどポジティブな側面もあります。

メディアでネガティブなイメージが報道されているからと言って、すべての情報を鵜呑みにしないようにしましょう。

正しい情報をご自身で判断できるようになることが重要です。

関連記事:フランチャイズでよくあるトラブル事例|問題点を回避する方法

フランチャイズはやめたほうがいい人の特徴3選

フランチャイズはやめたほうがいい人の特徴をまとめました。

フランチャイズはやめたほうがいい人の特徴3選

それぞれ詳しく解説します。

フランチャイズに加盟すれば儲かると思っている人

フランチャイズに加盟すると、たくさんのメリットがあります。たとえば、フランチャイズ本部が長年積み上げてきた経営ノウハウやブランドを提供してもらえたり、開業資金の一部を負担してもらえたりなどです。

上記のメリットから、「フランチャイズに加盟さえすれば儲かる!」と思っている人も多いでしょう。しかし、「簡単に儲かる」「楽して稼げる」と考えているのであれば、フランチャイズは推奨しません。

なぜなら、フランチャイズに加盟しても儲かるとは限らないからです。当然ながら、経営していく過程で大変なことはたくさんありますし、うまく店舗を運営できなければ廃業する可能性もあります。

フランチャイズオーナーの収入は「フランチャイズオーナーの年収・仕事内容・向いている人の特徴を徹底解説」で紹介しているので、参考にしてみてください。

本部との信頼関係が成功の鍵

フランチャイズ本部に運営を委ねようとする考えでは、本部と適切な信頼関係を築けません。

お互いにうまくコミュニケーションが取れないと、本部との関係が悪化する恐れがあります。最終的には情報の連携が取れず、経営に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

フランチャイズで独立・開業を成功させたいのであれば、「加盟したら儲かる」という考えは捨てて、本部からのアドバイスや情報を積極的に収集し、それを実践して成果につなげるなど、信頼関係を築けるよう努力しましょう。

関連記事:フランチャイズの失敗事例から学ぶ開業を成功させるコツ

会社員生活から逃れるためにフランチャイズを考えている人

「職場の人間関係に疲れた」「仕事を頑張っている割に給料が上がらない」などの会社員生活の不安や悩みから逃れるために、フランチャイズで独立・開業を考えている方もいるでしょう。

いわゆる脱サラの手段として、フランチャイズを選択するケースです。

将来的には、

  • 「フランチャイズで独立・開業し、大きく稼いで理想的な働き方をしたい」
  • 「誰にも指示されず自由にビジネスをやっていきたい」

などの考えをおもちであれば、フランチャイズで独立・開業するのは辞めたほうがいいかもしれません。フランチャイズを表面的なイメージでしか判断できておらず、たいへんな側面を知らないからです。

フランチャイズオーナーは責任重大な仕事です

当然ながら、会社員と同様にフランチャイズにもたいへんな側面があります。たとえば、自身の意思と反したフランチャイズ本部の意思決定に従わないといけなかったり、お客様とトラブルになって怒られたりなどです。

フランチャイズとはいえ経営者である以上、会社員よりも仕事の責任重大で「キツい」「辞めたい」と思う場面はたくさんでてくるでしょう。

そのため、会社員がきついからと言って、容易にフランチャイズで独立・開業しても失敗する可能性があります。

会社員を辞める手段として、フランチャイズを選択することは間違っていません。しかし、フランチャイズで成功させるためには、大変な側面がある点をしっかり理解しておく必要があります。

関連記事:脱サラ起業で失敗する8つの理由|厳しい現実と成功をつかむヒント

自身で0からビジネスの仕組みを構築したい人

自身で0からビジネスの仕組みを構築したい方も、フランチャイズで独立・開業するのは辞めたほうがいいでしょう。

フランチャイズ形式の独立・開業は、本部が作りあげたブランドや商品・サービス、経営ノウハウを活用して、ビジネスの成長を目指していくからです。

自身の判断で提供する商品やビジネスの方向性を変えることはできませんし、例外的なパターンを除いて経営に口出しもできません。

そのため0からビジネスの仕組みを構築したい方は、フランチャイズを選択するのではなく、ビジネスオーナーや起業家など、自身で独立・開業をするほうが向いています。

関連記事:ビジネスオーナーのメリットや成功する人の特徴|実現するための4手順とは

フランチャイズをやったほうがいい人の特徴3選

フランチャイズをやったほうがいい人の特徴をまとめました。

フランチャイズをやったほうがいい人の特徴3選

それぞれ詳しく解説します。

アイディアはないが独立に対する熱量が高い人

具体的なビジネスアイディアがなくても、独立に対する熱量が高い人はフランチャイズを検討してみると良いでしょう。

なぜなら、フランチャイズは本部がすでにビジネスアイディアを形にしており、それを活用して自身でも開業や事業展開をできるからです。

開業資金や設備などは準備しなければなりませんが、自身で0から商品・サービスを考える必要がないので、ビジネスアイディアが思い浮かばずモヤモヤしている方にとっては、魅力的な仕組みです。

自分で生み出したビジネスアイディアではなくても、興味のある事業分野や好きな商材・ブランドのフランチャイズに関わることで、積極的な姿勢で事業に取り組めます。

関連記事:これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?

フランチャイズの仕組みを魅力的に感じている人

フランチャイズは、本部のブランドや商品・サービス、経営ノウハウを提供してもらう代わりに、加盟店が加盟金やロイヤリティなどを支払う仕組みのことです

フランチャイズ本部は

  • スピーディーに事業を拡大できる
  • 安定した収益を獲得できる

加盟店は

  • 成功している経営ノウハウを手に入れられる
  • 一部開業資金を負担してもらえる
  • 未経験から業界に参入しても仕事を覚えるまでサポートしてもらえる
  • 経営ノウハウの提供を受けられビジネス初心者でも安心できる体制がある

などのメリットがあります。

フランチャイズの仕組みに魅力を感じ、うまくいった現役オーナーにインタビューした記事があるので、ぜひご覧ください。

多店舗・海外展開も叶えられる

そのため、フランチャイズを活用すれば経営の知識がなくても自身のお店がもてるようになり、個人で独立開業するよりもいち早く「多店舗・海外展開したい」などの夢も叶えられるようになります。

経営の知識が豊富で、開業資金が潤沢にある方なら別ですが、もしそのような経営資源がない方であれば、前述したフランチャイズの仕組みは非常に魅力的に映るのではないでしょうか。

しかし、なかにはロイヤリティなどに不満を覚える方もいます。そのため、加盟金やロイヤリティを支払う必要がある点をしっかり理解しており、フランチャイズの仕組みを魅力的に感じている方にとっては非常にオススメできる独立・開業の手段です。

関連記事:フランチャイズの加盟金│相場や経費計上・返済義務を丸ごと解説

会社員と経営者の両方を楽しめる人

フランチャイズに加盟する以上、加盟店のオーナーとして活動します。具体的には、「お客様に来店してもらうための集客戦略」や「従業員が働きやすい環境つくり」などを考えて経営の成功に導きます。

しかし、大枠の経営方針はフランチャイズ本部が決めるため、加盟店のオーナーであっても本部が決めた方針に従わなければいけません。

たとえば、「今後一部のメニューは提供禁止」という経営方針がフランチャイズ本部の会議で決まった場合、多くのお客様がメニューの提供を望んでいたとしても加盟店は決定に従う必要があります。

つまり、フランチャイズの加盟店のオーナーには、会社員のような立場も求められるのです。勤めている会社のビジョンや理念が変われば、その会社に属している以上、従業員は従わなければなりません。

会社員と経営者の両方の立場から仕事を楽しめる方は、フランチャイズでの独立・開業が向いています。ぜひフランチャイズを検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事:フランチャイズ事業加盟の成功例と加盟の注意点、成功ポイントを解説

まとめ

本記事では、「フランチャイズはやめたほうがいいのか」を深掘りして解説しました。

「フランチャイズはやめたほうがいいよ」とよく言われますが、一概にそれが正しいとは言えません。やめたほうがいい人もいれば、やったほうがいい人もいます。

たとえば、ロイヤリティや加盟金を支払う必要がある点を理解しており、経営ノウハウを提供してもらえるなどの仕組みを魅力に感じている人は、フランチャイズをやったほうがいいと言えるでしょう。

一方で会社員から逃れるための手段としてフランチャイズを考えている人は、あまりオススメできません。フランチャイズにも、店舗の集客や従業員とのコミュニケーションなど苦労する場面はたくさんあります。

そのため、自身がフランチャイズに向いているか向いていないか正しく理解したうえで、独立・開業する一つの選択肢として検討してみると良いでしょう。フランチャイズで独立・開業を考えている方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

関連記事:フランチャイズのメリット・デメリット│FC業界のプロが解説

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