起業したい女性向け!おすすめ6職種と事業成功の秘訣・創業に向けた準備
更新日:2023.10.6
投稿日:2023.3.28
「好きなことや得意なことを仕事にしたい」「会社に縛られる働き方を卒業したい」と、起業を考える女性が増えています。20代から40代・50代まで年代を問わず、起業は女性が自己実現する手段の1つとなってきています。
しかし現実的には、起業に魅力を感じつつも、何をどうすれば起業できるのかわからず思い切れずにいる女性も多いのではないでしょうか。
今回は独立・起業に特化した情報サイト「DokTech編集部」が、起業したい女性に向けて、起業する方法をわかりやすく解説します。女性におすすめの起業しやすい職種や、今日からできる起業準備もまとめました。
最後まで読むと起業に向けてやるべきことがクリアになり、きっと独立・開業への一歩を踏み出せるでしょう。
目次
女性が起業しやすい職種の見つけ方
女性が起業しやすい職種を見つけるための判断基準を3つ紹介します。
- 特技や前職の経験が活かせるか
- スモールスタートは可能か
- ワークライフバランスが保てるか
経営を継続していけるか、無理なく働けるかが見つけるポイントです。
特技や前職の経験が活かせるか
女性が起業しやすいのは、特技や前職の経験が活かせる職種です。すでに一定程度の知識やスキルをもっているため、スムーズに起業できます。
苦手な分野を仕事にすると、仕事に対するモチベーションが維持できず長続きしません。モチベーション高く働き続けられる職種を選ぶのは、成功への近道です。
整理整頓が得意ならアドバイザーや家事代行、前職で英語を話していたなら翻訳や通訳など、特技や経験から起業する職種を選ぶと良いでしょう。
自分の得意なことやスキル(就業経験、資格の有無)を洗い出すと、起業しやすい職種を探しやすくなります。
スモールスタートは可能か
スモールスタートが可能かどうかも重要な判断基準です。
スモールスタートとは、小さな事業を始めて徐々に大きくしていくことです。開業資金や事業の規模、人員を最小限に抑えて起業します。副業で始めるのも良いでしょう。
最初から大きな事業を立ち上げてしまうと、従業員を多数雇用していたり大きなオフィスを借りたりして、ランニングコストが高額になります。
起業する際に高額な融資を受けていたら、返済も大きな負担です。
起業してすぐに収益を確保できる見込みがないと、経費負担の大きさが原因で失敗する可能性も高くなります。
スモールスタートできれば、失敗したときのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
ワークライフバランスが保てるか
女性が起業しやすい職種を選ぶなら、ワークライフバランスも重視しましょう。
ワークライフバランスとは、仕事(ワーク)と生活(ライフ)の両立を図ることです。仕事があまりに忙しいと、生活がおろそかになります。
例えば、子育て期間中に忙しい職種を選ぶと、子どもと遊ぶ時間や家事に充てる時間が確保できないかもしれません。
しわ寄せが休日に集中して家事や育児に追われ、休息が取れなくなると体調を崩す可能性もあります。
プライベートの時間が確保できる職種であれば、起業後も安定して働き続けられます。職種を選ぶ際に意識してみると良いでしょう。
女性が起業する4つの方法
女性が起業するには、どうすればできるのでしょうか。
「起業=会社を設立する」とのイメージがあるためか、起業に対するハードルが高いと感じる人も多いようです。
しかし実際の起業は、わざわざ法人を設立しなくても、個人で始められます。「起業したい」と思う女性が初めに考えたい、起業の方法を解説します。
4つの起業方法(個人事業主・法人設立・代理店・フランチャイズ)
女性が起業する方法は、おもに4種類です。以下にまとめた形態ごとの特徴を押さえましょう。
◎ 起業の方法
形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
個人事業主 | 個人で(一人で)ビジネスを始める | 開業までの手続きが簡便 | 社会的信用が法人より低い傾向 |
法人設立 | 法人を設立する | 社会的信用が高い | 設立までの手続きが煩雑 |
代理店 | 企業から委託を受け取引を行う | 本部の商品・サービスを販売できる | 確立された成功ノウハウがない |
フランチャイズ | FC本部に加盟しビジネスを行う | 商品・サービスのほか運営ノウハウも利用できる | 売上に応じてロイヤリティーがかかる |
関連記事:初心者でも始めやすいフランチャイズが知りたい!厳選15業種を一挙解説
起業したい女性が職種を見つけるポイント
起業したい女性が起業形態の次に考えるべきは「どのような業種や職種で起業するか」です。
女性の起業には「女性ならでは」の感性を活かした職種がおすすめです。起業にはビジネスアイデアが欠かせません。
ただし、100%完全にオリジナルのアイデアである必要はありません。世の中にあるビジネスでも、あなたのアイデアを加えれば独自性のある事業を創業できます。
女性の感性やセンスを活かせること以外にも
- ワークライフバランスが取りやすいこと
- 初期費用・運用コストを抑えられること
- いまのスキルや得意を活かせること
- 興味が強い・好きな分野であること
などの条件に適した職種がおすすめです。
起業したい女性におすすめの6職種
起業したい女性におすすめの職種を6つ紹介します。
- サロン経営
- ネットショップ運営
- 教室・スクール運営
- 飲食店・テイクアウト店
- 代行業
- 在宅ワーク
女性の起業におすすめの理由も解説しているので、自分の特技を活かせそうなアイデアがあるか、チェックしてみてください。
関連記事:【女性版】これから需要が増える仕事14選|将来性のある仕事の特徴は?
特技を活かした「サロン経営」
女性顧客をターゲットにしたサロン経営は、女性の感性をとくに活かせる職種です。
ネイルサロンや美容サロン、エステサロン、リラクゼーションサロンなど、特技を活かせるサービスを選択できるのも魅力です。
女性の起業にサロン経営がおすすめの理由
女性の起業にサロン経営がおすすめできる理由は、つぎの2つです。
- 顧客目線に立ったサービス提供がしやすい
- 開業費用を抑えやすい
美容・健康分野は起業するあなた自身もユーザーであり、関心が高い分野ではないでしょうか。自分磨きを趣味や日課にしている人もいるでしょう。
「自分ならどのようなサービスが嬉しいか」と顧客視点に立ったサロンをつくりやすい点は、女性の起業ならではの強みになります。
お客様のアドバイスも実体験に基づいてできます。男性は持ち合わせていないユーザー目線や気づきが武器です。
またサロンは、自宅の一室を改装すれば開業できます。自分一人でも始められ、開業にかかる初期費用も抑えられます。
センスを活かせる「ネットショップ運営」
女性の起業には商品の選定や見せ方、売り方に女性ならではの感性を活かせるネットショップもおすすめです。
ネットショップではハンドメイド作品を販売するECショップや、アパレル・雑貨のセレクトショップでも開業できます。
女性の起業にネットショップ運営がおすすめの理由
女性の起業にネットショップ運営がおすすめできる理由は、以下の2つです。
- 働く時間の自由度が高い
- 取り扱う商品数を自由に決められる
ネットショップは実店舗がないため、営業時間の拘束がありません。自分の都合にあわせて働きやすく、プライベートとも両立できます。
「憧れのお店を持ちたいけれど、長時間お店に立つのは避けたい」と思う女性におすすめです。
実店舗があると店舗面積に応じて商品数が必要になりますが、ネットショップは取り扱う商品数を自由に調整できます。
在庫を抱えすぎて、商品を管理するコストが負担になることはありません。そのため失敗するリスクも小さくて済みます。
スキルやノウハウを持つ人なら「教室・スクール運営」
子どもたちや地域の人を対象とした教室・スクールの開業は、スキルを持つ女性におすすめの起業方法です。
代表的なものとして、ベビーマッサージやリトミックなどの育児系の教室をはじめ、書道、ピアノ、学習塾があります。
習字の「師範」のようなスキルを証明する資格を活用できると、教室の信頼性がアップします。
女性の起業に教室・スクール運営がおすすめの理由
起業したい女性に教室・スクール運営がおすすめの理由を、2つ解説します。
- スキルや特技を活かせる
- 口コミで集客しやすい
培ってきたスキル・特技を教える教室を開く起業方法は、まさに起業志望女性の多くが目指す「自分らしさを活かした働き方」ではないでしょうか。
また育児系の講座や子ども向けの教室には母親層が集まります。口コミや評判を重視し、知人への拡散力もある母親層に気に入ってもらえると、広告を打たなくても評判だけで集客できるようになります。
「兄姉に続いて、下の子も」と続けて通ってもらえる可能性も高まり、事業の安定につながります。
関連記事:小さな塾の開業|個人塾の経営にかかる費用や資格、必要な手続き
自宅を改装しても開店できる「飲食店・テイクアウト店」
女性のセンスを活かした商品のラインナップやインテリアが評判を呼ぶ、小さな飲食店やテイクアウト店はいかがでしょうか。
パンやスイーツ、カフェ、弁当など、好みにあわせて商品を選べる点は、ご自身の好みを反映できます。
女性の起業に飲食店・テイクアウト店がおすすめの理由
飲食店やテイクアウト店を女性におすすめできる理由は、2つあります。
- 自宅を改装し、気軽に開業できる
- 特技やセンスを活かせる
必要な設備を準備し保健所に申請すれば、自宅の一角でも小さな飲食店を開業できます。
自宅にいながら働けるため、主婦・ママの起業家であれば子育てや家事とも両立可能です。「お店で働く母」の姿からキャリア教育につなげることもできます。
店舗ビジネスは、オーナーのセンスを存分に活かせる仕事です。
「流行のくすみカラーを使った落ち着いた内装」「海外で買いつけた雑貨が目を惹くインテリア」など、女性オーナーのセンスが活かされた店舗には女性客が集まりやすく、女性特有の口コミで評判店になることも期待できます。
飲食店の開業のことをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
人の役に立つ実感が得られる「代行業」
代行業は、さまざまなタスクを依頼者に代わって行う仕事です。
思うように動けない高齢者や忙しい共働き家庭が家事・買い物の代行を依頼するほか、企業が営業や経理業務をアウトソーシングすることもあります。
女性の起業に代行業がおすすめの理由
起業したい女性に代行業をおすすめできる理由を、2つ解説します。
- 女性ならではの細やかな心配りを活かせる
- 経験や知識を活かせる
女性は一般的に「相手のニーズや悩みを察知する」「先回りして気配りをする」のが得意な人が多いといわれます。代行業は、そんな女性の長所を活かせる仕事です。
依頼者の気持ちを汲み取り、細やかな気配りとともにサービスを提供してみましょう。依頼者の安心と信頼は、やがて評判となり人気の代行業になれる可能性を秘めています。
また料理・掃除の家事や出産・子育てなど、これまで培った経験・知識を発揮しやすいのも代行業をおすすめする理由です。
関連記事:便利屋を開業するには|必要な資格や資金・失敗しないノウハウの紹介
インターネットで完結する「在宅ワーク」
パソコンが得意な女性には、インターネットあれば完結する在宅ワークも向いています。
Webデザイナーやライターをはじめ、SNS運用代行、オンライン秘書などさまざまな仕事がインターネット上で募集されています。
女性の起業にインターネット在宅ワークがおすすめの理由
インターネットで完結できる在宅ワークが女性の起業におすすめの理由は、2つあります。
- 起業にかかる初期費用が少なくて済む
- 仕事の量や働く時間を調整しやすい
インターネット上で請け負う在宅ワークのほとんどは、パソコンがあれば始められます。
オフィスや専用の設備が不要で開業費用が少なく、気軽にチャレンジできる点で人気があります。
また仕事量や働く時間は、自分の裁量で決定できます。クライアントと約束した納期を守りさえすればいつ仕事をしようが自由です。家族の予定や急な予定変更にも対応しやすい点も魅力です。
女性が起業するには?おすすめの進め方
起業したい女性が、実際に起業する前に準備したい、以下3つの項目を解説します。
- 起業するジャンルを決め、アイデアをまとめる
- そのアイデアは需要があるか、リサーチする
- 起業に必要な資金を準備する
「起業したい!」との勢いだけでも起業はできます。しかし、現実は簡単ではありません。十分に準備してから起業したほうが、成功できる可能性は高まります。
起業に対する熱意は保ったまま、現実的な面も冷静に考えておきましょう。
関連記事:独立・起業の正しい進め方を7ステップで解説!成功させるポイントも紹介
起業するジャンルを決め、アイデアをまとめる
はじめに「どのジャンルで・どのようなサービスを提供するのか」、アイデアをまとめましょう。起業するジャンルは、自分の強みを発揮できる領域を選択します。
「自分では自分の得意ジャンルを自覚できていない」「自分にとっては当たり前のスキルが、実はものすごく価値がある」ケースも考えられます。
自分の強みを見つけるために、ぜひ、周囲の人に自分自身に関してヒアリングしてみてください。
ジャンルを決めたら、提供するサービスのアイデアをまとめましょう。アイデアは世の中にないものをゼロから考える必要はありません。
「すでにあるサービス」に、先ほど見つけた自分の強みを掛け合わせてみてください。独自性のある、あなたらしいサービスになるはずです。
関連記事:女性起業のアイデアの見つけ方|日常をヒントに発想が生まれた事例も紹介
そのアイデアは需要があるか、リサーチする
自分の強みを活かせるジャンルを見つけ、どのようなサービスを提供するかがまとまったら、つぎに「そのジャンル・サービスは本当に需要があるか」をリサーチします。
たとえば実店舗を構えるビジネスを考えているのに、近隣にターゲット層が住んでいなければ集客は見込めないでしょう。あるいは開業予定地のすぐ近くに強力な競合があるのも、避けたいケースです。
◎ ニーズを客観的に把握する方法(例) 「ベビーリトミック教室」を開きたい場合を例に、ニーズを客観的に把握するやり方を解説します。 1. ターゲット設定 ベビーリトミック教室のターゲットは乳児と親(おもに母親)です。妊娠中の女性も潜在顧客。 2.商圏に住むターゲットの数を推測 人口統計や保育園・幼稚園の定員数などから、商圏にいるターゲットの数を推測する。※ 商圏は「乳児連れの親が負担なく通える範囲」 3.競合調査 近隣のベビーリトミック教室の特徴や集客状況を調べる。SNSの投稿内容もヒントになる。 4.事業計画の作成 競合の受講費用や商圏のターゲット数から、受講料がいくらで・何人の親子を集客できればビジネスとして成立するか、コストを考え利益を生み出せるか考える。 |
ニーズを客観的に分析し必要ならジャンル・アイデアを練り直す、この繰り返しで「自分が起業すべきビジネス」を見極められるようになります。
自分にあう起業形態を選ぼう
起業の際は、起業の理想にもっとも近い形態を選ぶようにします。わかりやすい例として、個人事業主と法人設立を比較してみましょう。
個人事業主は、税務署に開業届を提出するだけで誰でも始められます。起業手続きに費用はかからず、スピーディーにビジネスを始められます。
対して法人は定款と登記が必要で、開業時に数万~数十万円の手続き費用が必要です。ただしその分社会的信用は個人事業主より高く、取引先の開拓や金融機関の融資審査でも有利になります。
「できる範囲で起業したい」場合は個人事業主が向いているでしょう。
一方、「企業を相手にビジネスをしたい」「融資を受け、大きな事業を手掛けたい」場合は法人を設立したほうが事業展開がスムーズに進む可能性があります。
手掛けたいビジネスに最適な起業形態はどれかを十分に考え、自分が納得して働ける選択をしましょう。
ひとり起業やプチ起業のやり方は、以下の記事をチェックしてみてください。
起業に必要な資金を準備する
ビジネスの方向性が決まったら、必要な資金額の算出と調達準備に入ります。
たとえば実店舗を構える場合は、開業時に以下の費用が必要です。
- 店舗取得費(敷金、礼金、保証金など)
- 店舗改装費(内外装工事費用)
- 設備費(電気・電話工事、ビジネスに必要な設備など)
- 備品代(テーブル、椅子、棚、パソコンなど)
- 通信関連(電話・ネット回線敷設費用など)
- 販促費(什器、陳列棚、広告制作費など)
それぞれにかかるおよその費用目安は、「〇〇(ビジネス) 初期費用」と検索すると調べられます。
初期費用が自己資金でまかなえない場合は「国や自治体の補助金・助成金を利用する」「金融機関から融資を受ける」などの手段で用意します。
資金準備に関しては、以下の記事でも解説しています。
関連記事:女性の起業で受けられる融資制度6つ│自己資金なしで開業するには
上記で解説した事業内容の策定や資金準備のほかに、日常の中で気軽に進められる起業準備もあります。「まだ本気で起業を決めたわけではないが、起業に向けて気持ちを高めらえる行動があればやってみたい」と思う女性は、以下も参考にしてみてください。 ・人脈を大切にする(信頼に基づく人間関係は事業成功の源) ・SNSで発信する(起業意欲を発信すると応援してくれる人が集まる) ・日常生活でリサーチする(人間観察をし事業につながる不便を見つける) 一つひとつは小さな行動でも、積み重なると新しい発見につながります。日常の中で起業に向けた種まきをしていきましょう。 |
成功しやすい女性起業家の特徴
決断さえすれば、起業は誰でもできます。しかし起業して成功する女性には、一定の特徴や共通点があります。
数多くの女性起業家を見てきた「DokTech編集部」は、起業して成功する女性に共通する7つのポイントを発見しました。
◎ 起業し成功しやすい女性の特徴・共通点7つ 1.行動力がある 2.決断力がある 3.自律心がある 4.前向きに考える 5.好奇心旺盛 6.根性がある 7.謙虚である |
起業すると、事業の責任はすべて自分の肩にかかってきます。状況を正しく把握し、必要な決断を下し行動する力が重要です。
困難な問題に陥っても打破する道を前向きに考えられる人、常に新しいアイデアを探す好奇心、必要なときは遠慮なく周りを頼れる謙虚さも起業に欠かせません。
どのような女性が起業し成功しやすいのか?詳しくは以下の記事で解説しています。
女性が起業で注意したいこと
女性が起業で注意したいことは3つあります。
- 人脈を活かしネットワークも広げていく
- セルフブランディングで自分の価値を高める
- 制度や法律の知識をつける
なぜ注意すべきなのか、注意不足による経営上のリスクを解説します。
人脈を活かしネットワークも広げていく
女性が起業で注意したいのは、人脈の構築を怠らないことです。
ひとり起業なら、人脈が狭くても仕事はできると思うかもしれません。しかし、人脈が狭いとネットワークが限定的になり、情報収集力が低下します。
また、万が一のときに相談する相手もいません。
人脈が広ければ、同業者や取引先から顧客の需要増減、業界の変化や動向などの有益な情報を得られることがあります。
「〇〇さんからあなたの仕事ぶりを聞いて、ぜひ任せたい」と、紹介で仕事を発注してもらえる場合もあるでしょう。
人脈を活かしてネットワークを広げるのを怠ると、知らず知らずのうちにビジネスチャンスを逃すかもしれません。
セルフブランディングで自分の価値を高める
自分自身を「商品」と位置づけ、市場価値を高めるためにスキルアップや宣伝活動することをセルフブランディングといいます。
起業直後は事業経営に集中したくなるでしょう。しかし、自分の価値を高めていないと、新たな契約を獲得する際に営業力が低下する恐れがあります。自身の強みや実績をアピールできないためです。
セルフブランディングでは、ホームページで経歴を記載したりSNSで自身の活動を発信したりします。
ただし、自分の価値を高く見せようと誇張するのは逆効果です。スキルや実績を正確にアピールしなければ、自分の評価を下げる可能性があります。
制度や法律の知識をつける
起業の前後は、制度や法律の知識を求められる場面が多々あります。例えば、許認可の必要性、税金や確定申告の知識、補助金・助成金制度の申請可否などです。
許認可が必要な事業を無許可で営業すると、法律違反で処罰されます。税金や確定申告も同様です。適切な時期に正確な申告ができていないと、追徴課税の対象となります。
補助金・助成金制度の知識も欠かせません。申請要件を満たしていることに気づかず、申請期限をすぎて利用できなくなる可能性があります。
関連記事:開業で活用したい補助金・助成金8選│申請のポイント・注意点も解説
思わぬトラブルを避けるためにも、制度や法律に関する知識を身につけておきましょう。制度や法律は改正されることがあります。起業後も情報収集を欠かさないようにしましょう。
女性が起業する3つのメリット
女性が起業すると得られるメリットを、3つ解説します。
- 時間的な自由度が高まる
- 経済的な自立に近づける
- 「自分の力で稼ぐ」誇りが手に入る
性差やバッググラウンドによる固定観念は取り除かれつつあるとはいえ、女性を取り巻く社会環境はいまだ変革途上にあります。
現実的には「家事・育児の多くを引き受けている」「仕事をしつつ介護もしている」「そのせいで職場で正当に評価されず、昇給・昇進が望めない」と不満を持つ女性も多いのではないでしょうか。
現在の働き方に満足していない女性こそ、起業を検討してみてください。
株式会社東京商工リサーチ(TSR)の調査によると、2022年の全国の女性社長数は58万人を突破し、調査開始年(2010年)以降増え続けていると分かっています。 起業には実際に「女性にとってのメリット」があり、だからこそ起業を選択する女性が増えていると考えられます。 |
時間的な自由度が高まる
企業に雇用されない「起業」は、就業規則の拘束を受けません。働き方の決定権は自分にあります。当然、働く時間も自分で自由に決められます。
働く時間の自由度が高まることは、子どもや家族の都合に振り回されやすい女性に嬉しいメリットではないでしょうか。
「子どもが発熱し、保育園からお迎え要請がきた」「親の通院付き添いのため、働けない日がある」などの場合も、自分一人の仕事を調整すれば自身で対応できます。
その都度、同僚や上司の顔色をうかがう必要はありません。
時間的自由は仕事とプライベートの両立だけでなく、女性の就労で起こりがちな心理的な負荷も軽減させてくれます。
関連記事:専業・子育て中の主婦も起業できる!9人の成功例・自分らしく生きるヒント
経済的な自立に近づける
起業し自分でビジネスを始めると、頑張りと工夫次第で収入アップを実現できます。
時間単価を上げれば働く時間を短縮しつつ、収入維持も可能です。「高額報酬を得られる仕事を手掛ける」「事業規模を拡大する」などの選択により、給与では得られない収入を手にする女性もいます。
起業は、女性の経済的自立に道筋を作ってくれる働き方です。
女性が経済的に自立すると、多方面の安心感につながる点も見逃せません。教育資金や老後資金、住宅ローンの支払いなどは、収入が高いほうがもちろん安心できます。
またパートナーに何かあった場合を考えても、女性自身が稼げていることは生活の不安を軽減してくれます。経済的な支援が受けられなくなるリスクにも備えられるでしょう。
「自分の力で稼ぐ」誇りが手に入る
女性起業家として活躍できれば、自分のスキル・実力で稼げることに自信がつきます。仕事に誇りをもつことで、より上のステージへのステップアップする意欲もわきます。
起業すると、お客様を自分で探さなければなりません。お客様が見つかったあとも希望の対価をいただくためには、お客様が納得するレベルのサービスを提供する必要があります。
常に自分自身と商品が評価の目にさらされている緊張感を抱きながら、仕事を続けるのが起業の現実です。
しかしプレッシャーが大きい分、自分の力で勝負し収入を得られたときのやりがいと誇りは、きっと何にも代えがたいと感じられるでしょう。
事業の方向性から自分自身の働き方まで、自分の手で仕事の舵取りができる点は、雇用では得られない起業の醍醐味です。
関連記事:【儲かる仕事18選】女性もガッツリ稼ぎたい!おすすめの仕事と成功の秘訣
まとめ
女性の起業は時間的・経済的自由度を高めるために、また仕事と人生に対する誇りを手にするためにもおすすめの選択です。「起業したい」思いを思いのまま終わらせるのは、もったいないと編集部は考えます。
記事で紹介した「今からできる起業の種まき」「起業したい女性におすすめの職種」をヒントに、夢の起業に向けて一歩を踏み出してみましょう。
ただし、無事起業できても成功には秀逸な事業アイディアや成果に直結する高レベルな運営力が欠かせません。
もし「起業したいがアイデアが思い浮かばない」「運営に不安がある」場合は、ビジネスモデルから運営ノウハウまで提供してもらえるフランチャイズビジネスの利用もおすすめです。
まずはフランチャイズを含め、起業について情報を集めてみましょう。起業・開業のプロであるDokTech編集部では、公式LINEやメルマガで定期的に起業に関する情報を配信しています。
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著者情報
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