副業をしないとやばいって本当?副業しないことが損になる理由を解説

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副業をしないとやばいって本当?副業時代に稼げるおすすめの仕事も紹介

更新日更新日:2023.10.5

公開日投稿日:2023.2.14

副業をやってみたいと考えているものの、「そもそも本業で忙しくて、副業なんてする時間も元気もない」と思われる人も多いでしょう。

副業をすることで何らかのリスクが生じるかもしれませんが、職種を選べばスキルアップや独立につながる可能性もあります。

この記事では、副業しないままでいるリスクと、副業のメリット、副業をする際に気をつけることをご紹介します。

目次

「副業しないとやばい」と言われる4つ理由

「副業しないとやばい」と言われる理由

副業しないとやばいと言われる理由を4つまとめました。

  1. 終身雇用の崩壊
  2. 会社員の給料は上がりにくい
  3. 収入源がひとつだけだと生活できないリスクがある
  4. 老後資金の準備が必要

副業と聞くと、「本業だけで精一杯なのに、副業でさらに働くなんてできない」や「本業で頑張っていたら、いつかは収入も上がるはず。副業なんて欲張りだ」と思う人もいるかもしれませんが、それも無理のないことです。

なぜなら今までの日本社会の考えでは、「終身雇用の会社にいれば給料も上がって定年まで安泰」が当たり前だったからです。

しかし、現代では終身雇用が揺らぎつつあります。「副業しないといけない時代」「副業解禁時代が到来した」と言われるようにもなっています。

本章では副業しないとやばいと言われる理由を詳しく解説します。

終身雇用の崩壊

終身雇用が崩壊しつつあることが「副業しないとやばい」と言われる理由の1つです。

終身雇用とは、新卒で入社した会社に定年まで勤続できる、日本企業で多く見られる雇用制度です。

終身雇用制度自体は、大正末期から昭和初期にかけて原型ができ、高度経済成長期を通して日本企業の発展を支えてきました。

また、終身雇用制度をとる企業の多くは年功序列型賃金を採用しています。

年功序列型賃金とは、働いた年数に応じて賃金が上昇する給与体系のことです。長く勤めるほど知識・スキルが向上し、企業への貢献度も高まる前提で給与がアップします。

このように、終身雇用制度の元で、日本経済は成長してきましたが、近年では終身雇用の維持が難しくなっているのが現状です。

その理由として、

  • 日本経済の低迷
  • 少子高齢化
  • IT・デジタル技術の発展

などがあげられます。

日本経済の低迷

終身雇用制度は、経済が成長することを前提としているため、経済が低迷している日本で終身雇用を継続するのは難しいのが現実です。

終身雇用制度では、年功序列型賃金を採用している企業が多く、長年雇用するほど人件費が膨らみます。

団塊ジュニア世代(1971〜1974年生まれ)が中高年にさしかかる2019年頃から、人件費増加を懸念して早期退職者を募る企業が続々と現れ、終身雇用制度の継続が困難になりました。

少子高齢化

15歳〜64歳の若手の人口が多い時代には、賃金の低い若い人材の貢献により、中高年層の高い人件費を賄えていました。

しかし、下の図にあるように、バブル期の1989年(平成元年)では、15歳〜64歳人口が8,552万人でしたが、2019年(令和元年)には、7,510万人と大幅に減少しています。

少子高齢化で若手人口が減少することで、年功序列型賃金の維持が難しくなっています。

令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-図表1-3-3 労働力人口・就業者数の推移

参照:令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-図表1-3-3 労働力人口・就業者数の推移|厚生労働省

IT・デジタル技術の発展

IT・デジタル技術の発展により、多くの企業が生産性の向上を重視するようになりました。長時間勤務を評価してきた企業でも、短時間で効率よく成果を上げることを評価対象に変えています。

IT化が進むことで、勤続年数に応じた知識・スキルの向上も見込めなくなります。

IT化に対応できる若手人材を雇いたいと考える企業も存在する状況では、年功序列型賃金を伴う終身雇用制度を維持するメリットはありません。

このように、終身雇用制度が崩壊すると、途中で職を失って収入が途絶える可能性があり、「副業をしないとやばい」状態になります。

会社員の給料は上がりにくい

日本の会社員の給料は上がりにくいことも、「副業しないとやばい」と言われる背景にあります。

国税庁の「令和3年度の民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収は、約443万円で昨年より増加しました。

令和3年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-|国税庁

しかし厚生労働省のデータによると、1992年の平均給与は約473万円で、そこから現在まで下がり気味の状態が続いています。

厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える

令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-図表1-8-2 平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者)|厚生労働省

食料品や光熱費などの値上がりが主な原因で、物価の上昇が続き、増税の動きもあります。

今後も給料が上がらないのに、出費が増え続ける生活がおそらく続くでしょう。

今後も会社員の給料が上がる見込みが少ないため、「副業しないとやばい」状態です。

収入源がひとつだけだと生活できないリスクがある

収入減がひとつだけだと、生活費を稼ぐだけで精一杯の人も少なくなりません。とくに貯金や遊ぶことに回すお金の余裕がない人は「副業をしないとやばい」状況です。

会社員の収入源は、副業や投資をしない限り、会社から支払われる給料のみです。

もし、病気やケガなどで長期間働けなくなった場合、会社の給料だけに依存していては給与が減り、生活するのが厳しくなるリスクがあります。

厚生労働省の調査によると、副業の理由で多いのが、「収入を増やしたいから」が一番多く、次に「1つの仕事だけでは収入が少なくて、生活自体ができないから」が続きます。

副業・兼業の現状② |厚生労働省

副業・兼業の現状② |厚生労働省

収入源がひとつだけであることのリスクを感じている人が、「副業しないとやばい」と気づいて行動しているのがわかります。

老後資金の準備が必要

老後資金を作るためには「副業しないとやばい」状況から抜け出す必要があります。

今の日本では充分な給料がもらえない場合が多く、将来年金を受け取れるかどうかも厳しい状況にあります。自分達で老後資金を準備しなければいけません。

老後資金を作るために副業で収入を増やすことは重要です。会社からの給料以外に収入があれば、その収入分を全て貯蓄に回せるため、老後の資金を備えられます。

副業しないとやばい人の特徴3つ

副業しないとやばい人の特徴

「副業しないとやばい人」の特徴を3つご紹介します。

  1. 本業での昇給が難しい人
  2. 専門スキルがない人
  3. 成長する見込みのない企業にいる人

今の日本では会社員の給料が上がる見込みはありません。この本章では「人」に焦点を当てて、副業しないとやばい人を解説します。

本業での昇給が難しい人

会社からの給料は上がらない一方、税金や物価は上昇しています。直近ではガソリンや食料品の値上げに頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。

さらに、今の収入が変わらないまま、この先税金や社会保険料の負担が大きくなると上がると、手取りが減って生活が困窮する可能性もあります。

また、会社の業績が下がると賞与の金額が減ります。中には賞与を支給しないケースもあります。このような状況で、本業からの収入に頼り、これからの生活を続けるのは大きな経済的リスクを伴うでしょう。

こういった危機をうすうす感じながらも、対策をしようとしない人こそ「副業をしないのはやばい」人です。

専門スキルがない人

何らかの資格や経験などの専門スキルがある人は、それを活かしてステップアップや転職して自分の収入をアップさせられます。

しかし、専門スキルがないと、会社で生き残るだけで精一杯になる可能性もあります。

今はITやSNSの発達で個人の能力が重視されつつあり、自分のウリになる能力やスキルを身につけることが重視される時代です。

副業をすることで、専門スキルを磨いたり、自分のウリがはっきりしたりする可能性があります。

成長する見込みのない企業にいる人

勤めているのが成長する見込みのない企業だと、業績不振になり倒産する可能性があります。また世の中の変化に気づかない、世の中の動向に柔軟に対応できない企業は生き残るのが難しくなります。

昔、フィルム市場とカメラ市場で圧倒的ナンバーワンの地位にいたコダックは、世界でいち早くデジタルカメラを開発したにもかかわらず、フィルムに固執したことが原因で破綻しました。

社会を動かすほどの影響力のある大企業であっても、方向性を間違えれば倒産の憂き目にあいます。

どんな企業であっても倒産リスクがあります。とくに消費者のニーズの変化に対応できていない企業にいる人は、副業をしないのはやばい状態です。

副業しないほうがいい人の特徴3つ

副業しないほうがいい人の特徴

個々の事情によって副業をしないほうがいい人も存在します。

  1. うまい話に興味を持ちやすい人
  2. 本業に専念しないといけない人
  3. 努力なしで稼ぎたいと思っている人

この章では副業をしないほうがいい人の特徴を3つ解説します。

うまい話に興味を持ちやすい人

「○○円を投資したら、○○円以上儲かる」「○○%のリターンがある」などの話に興味を持ちやすい人に副業はおすすめできません。

その理由は2つあります。まず多額の初期投資をして大きなリターンを狙うことに大きなリスクがあるからです。

また大金を投じて、怪しいスクールや投資案件に入って損失を被ったり、「副業詐欺」の犯罪まがいのものに巻き込まれたりする可能性もあります。

これでは稼ぐどころか、逆にお金を失い、違法なビジネスに手を染めてしまう可能性があるため、副業をしないほうがいいでしょう。

本業に専念しないといけない人

本業が繫忙期で忙しい人や、関わっているプロジェクトが軌道に乗り始めている人は、副業をすると共倒れになる可能性が高くなります。

もし、自分がリーダーをやっているプロジェクトがある場合、副業で疲労が溜まっていたために重大な判断ミスを犯すと取り返しがつかないことになるかもしれません。

社会人として今は本業や副業、プライベートのうち何に集中すべきか優先順位を見極めることが重要です。

努力なしで稼ぎたいと思っている人

副業は「何の努力もせずに儲けたい」と思っている人には向いていません。

副業をするためには何らかのスキルの習得が必要です。どのような仕事でも一切の努力なしで、楽に稼げるものはありません。

とくに初心者が始めやすい副業は、コツコツ作業して小さく稼ぐものが多いため、最初から「楽したい」と考えていては続かないでしょう。

関連記事:【真実】副業しないほうがいい理由5つ|会社員が副業と向き合うコツとは

副業しないとやばい人におすすめの副業6つ

副業しないとやばい人に、おすすめの副業を6つご紹介します。

  1. Webライター
  2. プログラミング
  3. ブログ(アフィリエイト)
  4. オンライン秘書
  5. Web・SEOディレクター
  6. 生成AIエンジニア・クリエイター

いずれもうまくいけば会社を辞めてフリーランスとして独立できる可能性があります。

Webライター

Webライターは、Webサイト用の記事を書く職種です。初心者でも始めやすく、仕事量も豊富です。

報酬の目安は以下のとおりです。

  • 初心者:文字単価1文字0.5円〜1円
  • 中級者:1円〜3円
  • 上級者:4・5円~(10円以上も目指せる)

また1記事あたり「〜円」と記事単価で支払われる案件もあります。

Webライターは初期投資がかからず、ネット環境とパソコンがあれば始められます。頑張り次第で単価や報酬を上げやすいのも魅力です。

慣れてくると執筆スピードが上がり、継続して仕事を依頼されるケースも多いため、初めての副業にもおすすめです。

プログラミング

日本ではプログラマーが不足しており、将来性の高い職業と考えられます。スキル習得に時間はかかりますが、一件あたりの報酬が高く、収入アップにおすすめです。

初心者の頃は「Web制作」から始めるといいでしょう「HTML」「CSS」「PHP」など、簡単な言語の案件も多く、経験が浅い人でも受注できます。

主に企業の「HP(ホームページ)作成」や「LP(ランディングページ)作成」の場合、1件あたりの単価は1〜10万円程度と、比較的稼ぎやすいのが魅力です。

平日は会社で働き、週末・土日に在宅で稼ぐ副業プログラマーも増加中です。

ブログ(アフィリエイト)

ブログでは、記事を投稿して広告収入を得られます。一般的にこれをアフィリエイトと呼びます。

アフィリエイトとは、自分でブログを書いて、サイト上に広告を掲載し広告収入を得るビジネスです。

パソコンやスマホを使って場所を選ばず誰でも始められます。費用も年間1万円程度と初期コストがほとんどかかりません。

有益な情報を発信するコンテンツを作ることで、半永久的に収益が出る可能性もあるため、副業に向いています。

また。ブログ運営やライティングのスキルも身につくため、Webライターとの相性のいい仕事です。

オンライン秘書

オンライン秘書は、オンライン上で秘書のように、会社の業務サポートを提供する仕事です。

  • メール送受信
  • 事務作業代行
  • データ入力・文字起こし
  • 資料作成
  • 予約電話など

などの幅広い業務を担当します。

目安の収入は5~20万円ほどです。

Web・SEOディレクター

Webディレクターは、Webサイトの企画立案から制作・運用まで、プロジェクト全体の指揮を執り、マネジメントする責任者です。

Webライターやデザイナー、コーダー、エンジニアなどの関係者をあとめ、Webサイト制作を円滑に進めます。

SEOディレクターは、SEO対策に特化したコンテンツづくりを担う立場です。SEOで上位を獲得し、高いPVやコンバージョンを得るために対策を講じます。

デザインやコーディング、プログラミング、Web解析などの知識・スキルが求められる仕事です。

まずはWebライターやプログラマー、デザイナーから始め、編集者、ディレクターへと上流工程のポジションを目指すと良いでしょう。

時給は2,000~3,500円が目安です。

生成AIエンジニア・クリエイター

AI技術を活用して、エンジニアやクリエイターの仕事に携わります。

AIエンジニアは、機械学習・ディープラーニングを使い、収集したデータの学習・分析をして、AIの構築をします。

AIクリエイターは、AI技術を活用して文章や音声、動画などのコンテンツを生成する職種です。

技術的なハードルはほかの副業に比べると高めですが、これからの将来性は高く見込めます。高収入も目指せるでしょう。

おすすめの副業情報をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

副業で起きやすい4つのリスク

副業で起きやすいリスク

副業をする際に起こりがちなリスクを4つご紹介します。

  1. 会社に副業がバレる
  2. 赤字になるリスク
  3. 報酬の未払い
  4. 確定申告もれで罰則を受ける

会社に副業がバレる

副業禁止の会社に勤めている人は、副業を始めることでリスクが生じます。

厳しい会社の場合、副業がバレて解雇されたり、「副業に時間を使っている」のが原因で、給料を減らされたりするケースもあります。

また、副業先のクライアントが本業の競合相手だった場合は、「貴重なデータを副業に利用された」「競合他社への利益に貢献し自社に損害を与えた」などの理由で、損害賠償を請求されることもあります。

同じ業種で副業をする時は、クライアントを慎重に選ぶ必要があります。

赤字になるリスク

副業内容によっては、赤字になるリスクもあります。仕入れが必要なビジネスでは、商品が売れないと在庫を抱えて赤字になる場合もあります。

また、不動産投資、FX・バイナリーオプション、仮想通貨などの投資系も利益が出にくく、損をするケースも多いため、赤字になりやすい副業です。

基本的に大金が必要な投資系は、お金を失うリスクも高く、副業初心者にはおすすめできません。

報酬の未払い

副業によっては報酬の未払いが発生するリスクがあります。

依頼された仕事を納品したのにもかかわらず、難癖をつけて報酬の支払をしぶったり、クライアントが行方不明・音信不通になったりなどは、クライアントワークにありがちな事象です。

副業でクライアントワークを始める際は、報酬や業務内容の契約書を事前に交わすことがリスク予防になります。

確定申告もれで罰則を受ける

副業で稼いだ売上から、経費などを差し引いた利益が20万円を超えれば確定申告が必要です。会社員であれば基本的に年末調整だけで済むため、確定申告は未経験な人がほとんどでしょう。

副業の確定申告の際、自力で書類を作成して申告漏れがあると、発覚後に罰則を受けるリスクがあります。確定申告用のソフトを使う、税理士に依頼する、などで申告漏れを防ぐ工夫が必要です。

関連記事:副業の確定申告をしてない人は多い?無申告のペナルティと対処方法

副業をしないのもリスクがある

副業をしないのもリスクがある

副業にはリスクがあるものの、副業をしないでいるのは、大きな損失になる可能性があります。

ここでは考えられるリスクを3つ解説します。

個人で稼ぐ力が身につかない

副業をしなければ、個人で稼ぐ力は身につきません。

ここでの「個人で稼ぐ力」とは、「勤務先の収入に頼らなくても、自分のスキルや経験、アイディアを活かして収入を得る力」のことです。

大企業が倒産したり終身雇用制度を見直ししたりする時代に、個人で稼ぐ力がないのはリスクがあります。いつどうなるかわからない見通しのできない時代にはリスク管理が大事です。

自分で工夫をして稼ぐ力を磨けば、会社からの給料に依存する生活から脱出できます。いつ仕事を失うか分からない時代だからこそ、個人で稼ぐ力が重要です。

今以上に収入を増やせない

会社員をしていると、今の収入を上げることは簡単ではありません。どれだけ成果を残しても、会社には給与体系があり、その基準に従って給与が決定される仕組みになっています。

これは自分の判断や権限で収入を上げられないことを意味します。昇給したとしても、期待していたほど上がらないことも珍しくありません。

副業をすれば失敗する可能性もありますが、何もしないままでは今の収入が増えることはありません。どちらもリスクはありますが、より大きいのは後者です。

副業をすれば、会社の給与テーブルに関係なく、努力次第で収入を増やせるからです。複数の収入源があることでお金のストレスが減り、心の安定にもつながるでしょう。

ステップアップの機会の損失

副業に挑戦することで、スキル習得の可能性、個人で稼げる可能性、新しいビジネスの可能性の機会に巡り合えます。

収入アップだけでなくさまざまな可能性に出会えますが、副業を始めないと、それらの機会を逃し、ステップアップも望めません。

副業をする4つのメリット

副業をするメリット

副業をすると、収入が増えるのはもちろんですが、さまざまなメリットがあります。

ここでは副業をするメリットを4つご紹介します。

収入が増える(本業以上の収入も目指せる)

副業をして収入が増えれば、生活に余裕ができて、貯蓄にお金を回せます。

副業は安定して稼げるようになるまでが大変ですが、うまく行けば副業収入が会社からの給料の額を越えることも夢ではありません。

子供の進学費用や老後資金などの悩みも解消できます。収入が増えて精神的な余裕ができると、本業の仕事も心にゆとりを持って取り組めます。

スキルアップできる

副業をすることで、本業では習得できないスキルや知識を磨けます。本業で異動が難しく、やりたい業務ができない人でも、副業ならそれに近い業務に携われます。

たとえば、会社でマーケティング部門に異動したくても希望が叶わない場合、Webマーケティングを勉強して自分のブログを良質なコンテンツにすることで、アフィリエイト収入の増加につながります。

Webマーケティングに自信がついたら、その実績を元に企業のコンテンツ作成の受注も可能です。

副業を通じてスキルアップできれば、自分の夢ややりたいことを実現させる可能性が広がります。

仕事の効率が上がる

副業をすると、時間管理がうまくなります。

家に帰って副業をする時間を作るために、本業を効率的に片付けられるようになります。その結果、時間に対する価値観が変わります。

たとえば、いつもは残業前提で仕事していた人が、副業の時間を確保するために、本業で次のようなことに取り組みました。

  • 段取りを考えて優先順位を意識する
  • 休憩時間に情報収集をする
  • 伝達ミスを防ぐために、業務時間中は周囲との報告・連絡・相談をしっかりする
  • エクセルを使いこなして作業時間を減らす

副業の時間を作るために行ったことで、本業のほうでも「迅速かつ丁寧な処理ができるようになった」と評価が上がりました。

仕事の効率化を意識することで本業にも相乗効果が出るのが、副業のメリットです。

フリーランスとして独立の道を開ける

副業でスキルを身につけ実績を積み重ねると、フリーランスの働き方も見えてきます。

少しずつ信用を重ねて依頼が集中してくると、副業のほうがメインになって、本業である会社に行く時間さえ惜しくなってくる場合もあります。

そのようなときは思い切ってフリーランスとして独立するのも1つの手段です。

「今の会社にいても面白くない」「今の会社の労働環境が良くない」と考える人には、独立の選択肢が増えるのは良いことです。

「自分には副業があるから、いつでも会社を辞められる」と考えると、心に余裕が持てて仕事のパフォーマンスが上がるでしょう。会社の給与に依存せず、自分の力で収入が生み出せる自信を付けられるのが、副業のメリットです。

関連記事:独立の意味|起業・開業・創業と何が違う?独立の手順と事前準備も解説

副業を選ぶ3つの基準

副業を選ぶ基準

副業を選ぶ際は安全性が最も大事です。

そのほかにも気をつけたい点を解説します。

安全性を重視する

ケガや病気になったり、副業詐欺などに引っかかったりしては元も子もありません。副業を続けるどころか、お金と本業の仕事を失うことにもつながるため、安全性を第一に考えましょう。

安全な副業を探すポイントを3つご紹介します。

  • 会社にバレず、匿名でもできる副業
  • 在宅でできる副業
  • 法律やモラルに反していない仕事

在宅でできる副業

自転車や自動車を使うような副業や店舗に通って働くような仕事ではなく、在宅で完結できる副業を選びましょう。

万一、自転車や自動車を使った副業で事故を起こした場合、怪我をするリスクがあります。さらに労災保険や自動車保険に加入していなければすべて自己責任となります。

またお店で体を動かす仕事や移動を伴う仕事は、体力や気力を使います。エネルギーを消耗しすぎると、疲労やストレスがたまりやすくなります。

本業に悪影響を及ぼすことがないよう、在宅でできる安全な副業を選びましょう。

法律やモラルに反していない仕事

法律、モラルやマナーに反するような副業には関わらないようにしましょう。

「短時間で簡単にできるから」との理由で、いわゆる「闇バイト」などと呼ばれる出し子や受け子などには手を出してはいけません。犯罪に加担すると、副業どころか本業を失います。

自分を安売りしない

自分の安売りで稼いでも、残るのは体調不良や疲労感のみです。

「仕事がないから」と単価が安い副業ばかりすると、稼げなくてモチベーションが下がっていき、最後は辞めてしまう可能性があります。

自分の時給を決めて、出来るだけ本業での時給を上回るような副業をしましょう。

スキルや経験が積めるものを選ぶ

スキルや経験を積めない副業を選ぶと、自己成長やステップにつながりません。

さらに、いつまでたっても報酬金額が上がらないでしょう。スキルや経験が積める副業をすれば、会社員以外にもフリーランスとして独立できる道が開けます。

一方、飲食店やコンビニなどでのアルバイトでは、接客経験はつくものの、どんなに仕事をこなしても、スキルが積めず報酬は上がりません。

人生の選択肢を増やすためにも、スキルや経験の積める副業を積極的に選びましょう。

関連記事:サラリーマンにおすすめの副業7選|メリット・デメリットや節税対策も解説

副業を始める際に注意すること

副業を始める際に注意すること

副業を始めると決めたのはいいものの、事前確認を怠ると後悔する可能性があります。

副業を始める際の注意点を3つ解説します。

会社の就業規則を確認する

副業をはじめようと思ったときにまずやることは、本業である会社の就業規則の確認です。

会社によっては副業禁止や一定の制限が設けられている場合があるため、事前に以下の内容を確認しましょう。

  • 副業が禁止されていないか
  • 業種や業務内容の制限などの条件はあるか
  • 副業がOKでも「届け出」が必要ではないか

副業が禁止されていないか

副業が禁止されているのを知らずに副業をすると、発覚後にペナルティを受ける可能性があります。

厳しい会社だと、解雇や減給のおそれがあります。副業を始める前に、会社が副業を禁止していないかを確認しましょう。

業種や業務内容の制限などの条件はあるか

副業は認められていても、働ける業種や業務内容が制限されている場合もあります。

これは機密情報の漏洩や、会社の信用失墜を予防するためのものです。副業を始める前に、制限内容を確認しましょう。

副業がOKでも「届け出」が必要ではないか

副業がOKでも、会社に届け出る義務を課している会社もあります。必要な届け出をしなかったためにペナルティを受けるのは避けておきたいところです。

副業を始める前に、届け出義務の確認をしましょう。

副業の雇用形態を確認する

副業をする際の雇用形態は、大きく「雇用契約」を結ぶ場合と「業務委託契約」を結ぶ場合の2つがあります。会社にバレるのを避けたい人は、業務委託を選びましょう。

雇用契約は、パート・アルバイトなどで企業の一員として働く場合に結ぶ雇用形態です。

一方、業務委託契約は、企業に属さずに独立した事業主として仕事を受ける契約です。

雇用契約

雇用契約で直接企業に雇用される場合、労働法の適用を受け、さまざまな保護を受けられます。しかし、副業分の「住民税の通知」が本業の会社に送付されるため、副業がバレてしまいます。

業務委託契約

業務委託契約で仕事を受ける場合は、労働法の適用がなく、雇用契約のような保護は受けられません。業務委託で仕事を引き受ける場合には、必要以上の責任を課されるおそれがあります。

確定申告に関する知識を身につける

副業で稼いだ売上から、経費などを差し引いた利益が20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。

自分がやろうとしている副業で確定申告が必要とされているかどうか、事前に国税庁のHPで確認して、税金に関する知識を学んでおきましょう。

確定申告しても会社にはバレません。安心して手続きを進めましょう。

こんな副業は気をつけましょう

こんな副業は気をつけましょう

「早くお金を稼ぎたい」と焦ると、冷静な判断力を失う可能性があります。

副業を選ぶ際に、初期費用のかかるものに手を出したり、悪徳業者に引っかかったりしないよう、注意点を3つ解説します。

本業と直接競合となる仕事

本業の競合他社の副業は絶対に避けましょう。

本業の会社で培った知識や技術、経験を使って、ライバル会社が利益を得ることは、本業の会社が大きな打撃を受けるおそれがあります。

また、本業に悪影響を与えるものも避けましょう。

深夜や早朝に作業して体力を消耗するような副業は選ぶべきではありません。副業は本業があってこそ利益を生むものです。本業の評価が落ちて職を失わないようにしましょう。

高額な初期費用がかかるのは避ける

高額な初期費用がかかるセミナーや講座を受けなければいけないものは避けましょう。

売り手の「大きく稼ぐためには初期投資が必要」の言葉に安易に乗せられないようにしてください。副業は初期費用をかけなくてもできるものから始めるといいでしょう。

過剰な広告のものは信用しない

「1週間で〇万円稼げます」「誰でもできる簡単な作業で〇万円」など、過剰な広告には気をつけましょう。

とくに、「〇〇だけで」「スキル不要」「楽して儲かります」などのフレーズには要注意です。まともなビジネスなら、知識やスキルがないのに楽に高収入を稼げることはありえません。

労働量に見合わないような高収入をアピールしている場合は、いかがわしい仕事、違法な仕事、詐欺のいずれかです。こういう広告を見ても信用しないのが賢明です。

関連記事:すべての副業を5種類に分類して紹介!どれを始めるべきか特徴を徹底比較

簡単に手を出さないほうがいい副業3選

簡単に手を出さないほうがいい副業3選

簡単に手を出さないほうがいい副業として、水商売の傾向のあるもの、詐欺まがいのもの、人間関係に悪影響を及ぼすものがあります。それぞれ解説します。

メールレディ・チャットレディ

女性向けの副業や高収入バイトとして紹介されるものに、「メールレディ」「チャットレディ」などがあります。

メールレディはメールで男性客とやり取りするお仕事です。メールのみでも報酬は発生しますが、メールに画像や動画を添付することでさらにお金を稼げます。

チャットレディとは、ネットで男性客と会話をして報酬を得る仕事です。パソコン画面やスマホのTV電話で、お客さんと会話した時間に応じて報酬が発生します。

メールレディ・チャットレディともに、「働く時間を自由に選べて、高収入を稼げる」といわれていますが、

  • 個人情報・写真・映像が流出する
  • 詐欺によりお金をだまし取られる
  • 「売れっ子」しか稼げない

などのリスクがあるため、副業として手を出さないほうがいいでしょう。

コピペ副業

「コピペ副業」とは、文章や画像、URLなどをコピーし、他の場所へ貼り付ける副業のことです。スキルなしでもできる副業として初心者に人気がありますが、「コピペ副業詐欺」も多発しています。

クラウドソーシングサイトなどではコピペやデータ入力の募集もありますが、通常は低単価の報酬形態です。

しかし、中には「スキル不要の簡単作業で月30万円稼げる」と常識を逸脱した高報酬を謳う広告があります。

スキルのいらない簡単な業務で月に数十万円の報酬なんてあり得ません。

コピペ副業詐欺の目的は、誇大広告で客を引き寄せて高額のセミナーや情報商材を購入させることです。こういった詐欺にだまされないようにしましょう。

ネットワークビジネス

ネットワークビジネスとは、マルチレベルマーケティング(MLM)といわれ、一般的に「マルチ商法」と呼ばれるものです。特定商取引に関する法律により「連鎖販売取引」として定義されています。

ネットワークビジネスは複数の階層をもった流通の仕組みで、自分が商品やサービスの顧客であるとともに、口コミでその魅力を伝えて新規顧客を獲得するマーケターの役割も持っています。

ネットワークビジネスは違法ではありません。

しかし

  • 強引に勧誘して友人を失う
  • 過剰な在庫を抱える
  • 一部の成功例が一般化されている

などの問題点があります。

なかには法に抵触するような勧誘行為をして、トラブルに巻き込まれるケースもあるため、副業としては関わりを持たないようにするのが賢明です。

関連記事:おすすめしない副業13選!怪しい副業の共通点や自分にあった探し方

まとめ

まとめ

「副業をしないとやばい」理由を、日本の情勢と会社員の人に関連付けて解説しました。

終身雇用の崩壊や、賃金の上昇の見込みがない中、追い打ちをかけるように物価が上昇して家計を圧迫しています。会社からの給料だけでは、生活費が足りなくなる人が今後増えていく可能性もあります。

そんなとき、副業で月に数万円でも稼げると生活に潤いが出るのではないでしょうか。「副業しないとやばい」と思った人は、今日からでも副業に関する情報を集めてみてください。

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副業のことをもっと知りたい人は、こちらの記事もお役立てください。

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