副業カウンセラーも資格を取得すべき?稼ぐ手順と注意点、収入UPのコツ
更新日:2023.10.5
投稿日:2023.5.24
こころの病気やメンタルヘルスの重要性に関する認知が広がっています。
仕事の悩みや人間関係の不安に寄り添うカウンセラーは、心の問題を解決に導く存在として知られるようになってきました。
このようなカウンセラーに興味をもち、仕事として挑戦したいとお考えの人もいるでしょう。
じつはカウンセラーは、いきなりプロとして独立するのではなく、副業として始めることが可能です。
本業をしながらカウンセラーになる勉強をし、場合によっては在宅・リモートワークでも副業に取り組めます。
本記事では副業カウンセラーにおすすめの資格や副業カウンセラーの始め方を解説します。
始める前に知っておくべき注意点や、もっと稼ぐ方法もまとめました。
副業としてカウンセラーを始めたい人も、いずれ独立を考えている人も、最後までチェックしてみてください。
目次
カウンセラーとは
カウンセラーは一般的に「人の悩みを聞く仕事」と認知されています。悩みを聞くだけなら誰にでもできそうですが、職業として確立している背景にはどのような事情があるのでしょうか。
はじめにカウンセラーの概要と、カウンセラーを目指すなら知っておきたい知識を解説します。
カウンセラーの仕事内容
「カウンセラー」は人の相談や悩みに寄り添って聞き出し、相談者自身が解決に向かえるようサポートする仕事の総称です。
国内では2011年の東日本大震災にともなう全国的な不安感の増大をきっかけに、注目されるようになりました。
公認心理士の誕生
また2017年からは国家資格「公認心理師」が設置され、人のこころにかかわる専門職として知られるようになっています。
メンタルヘルスはいま、世界的にニーズが高まっている領域です。WHO(世界保健機関)の調査では世界人口の10.7%が何かしらの精神疾患を抱えており、とくに不安障害(3.8%)やうつ(3.4%)が多いことがわかっています。
(参照:Mental Health – Our World in Data)
国内でも、こころの病気に関するサポートが広まりつつあります。1995年から始まったスクールカウンセラー制度に対し、効果を評価する声や配置数・稼働時間の拡大を希望する声があることが良い例です。
先行きが不透明で不安を感じやすいこれからの時代に、こころの専門家としてカウンセラーが活躍できる場面は増えていくと考えられます。
カウンセラーが活躍する場所
カウンセラーは「こころの問題」が起きやすい場面で活躍しています。実際にカウンセラーが配置されている場所は以下です。
- 学校・教育機関
- 医療機関
- 社会福祉関連
- 職場・産業界 など
場面ごとに必要な専門知識やスキルは異なります。学校なら子どものこころや発達に関する知識、社会福祉関連なら相談を聞くスキルのほかに自立支援や生活支援の知識も必要です。
カウンセラーの副業を始める前に自分が活動したい領域や得意分野を整理しておけば、領域で必要な知識を効率良く習得していけます。
「カウンセラー」と「心理カウンセラー」の違い
心の問題を支援する仕事には「カウンセラー」「心理カウンセラー」という2つの名称が混在していると気づいた人もいるのではないでしょうか。
じつは資格の有無でどちらを名乗れるかが変わります。
- カウンセラー:職業名であり、無資格者でも名乗ってかまわない
- 心理カウンセラー:有資格者のみ。資格は国家資格・民間資格のいずれも可
心理カウンセラーとして求人に応募した場合は、資格証明の提示を求められます。カウンセラーの資格を持たない人は「心理カウンセラー」を名乗れない点に注意しましょう。
カウンセラーの副業には資格取得がおすすめ
資格を持つ「心理カウンセラー」のほうが、誰でも名乗れる「カウンセラー」より専門度をアピールでき相談者からの信頼も厚くなります。また同業他社となるライバルにも、資格を持つ人が大勢います。
カウンセラーを始める場合は、たとえ副業であっても資格取得を目指すのがおすすめです。資格がないと相談者や職場に選ばれる時点で、ライバルより不利になってしまいます。
副業に役立つ!カウンセラーに関連する国家資格一覧
カウンセラーにかかわる資格のうち、国家資格として認められているものは3つあります。
- 公認心理師
- 社会福祉士
- キャリアコンサルタント
それぞれが専門とする領域と、取得する方法を解説します。
公認心理師
公認心理師は2017年から認定が始まった、新しい国家資格です。
相談者の悩みを聞き、心理学の専門的な知識・技術をもって、心理状態を観察・分析することが、おもな役割です。また助言や指導業務も担います。
必要に応じて関係機関への相談内容・情報を提供することも認められています。
公認心理師は名称独占資格(※)です。公認心理師の資格を持っていると、その肩書きを名乗って業務ができるため、信頼性がアップします。
<資格取得の方法>
公認心理師の資格は「公認心理師試験」に合格すると得られます。受験のためには「4年制大学で指定の科目を履修し、特定施設で2年以上の実務経験」などの条件があります。
公式サイト:公認心理師試験
※ 名称独占資格 有資格者のみが、その名称(肩書き)を名乗れない資格。 公認心理師のほか、保健師や栄養士・管理栄養士、理学療法士、社会福祉士など。 |
社会福祉士
社会福祉士は福祉や医療に関する相談・援助の専門家です。
おもな支援対象は生活困窮者や障害者、ひとり親家庭などですが、相談者に寄り添い傾聴する姿勢が欠かせません。
相談者の自立を目指しともに解決策を考えるスキル・知識を身につけられるため、カウンセラーが持っていて損はない資格です。
社会福祉士は名称独占資格です。「公的支援や福祉サービスへの橋渡しをしてくれる」イメージがあり、相談者から信頼を得やすいでしょう。
<資格取得の方法>
社会福祉士の受験資格は11種類あります。一般の大学を卒業した人でも、1年以上の一般養成施設で学ぶと受験資格が得られます。
公式サイト:社会福祉士国家試験
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは自分らしい働き方やスキル開発などに関する相談・助言を担います。
働き方の多様化や勤労を通じての自己実現欲求の高まりを受け、キャリアコンサルタントが活躍する場面は広がっています。
働く人の相談に乗りたい人や、企業でカウンセラーとして働きたい人におすすめの資格です。
2022年の法改正で、企業でのキャリアコンサルティング機会の確保が明確化されました。リカレント・リスキリング※ も注目されるいま、副業でも参入できるチャンスが十分に望めます。
<資格取得の方法>
キャリアコンサルタントは厚生労働大臣が認定する講習を受講すれば、受験資格が得られます。
公式サイト:国家資格 キャリアコンサルタント試験
※ リカレント キャリアアップやキャリアチェンジ、生涯現役を実現するために、新しい知識・スキルを身につける生涯学習のこと。 ※ リスキリング 企業が変革をするために、職業能力の再開発・再教育を行い、新しい知識・スキルを身につけること。 |
副業に役立つ!カウンセラーに関連する民間資格一覧
カウンセラーに関する民間資格は、専門領域や主催団体によって多彩です。ここでは受験者数が多い資格を中心に、副業や独立に活かしやすい12の資格を解説します。
資格ごとの違いや取得までのハードルを比較し、自分にあう資格を見つけてみてください。
臨床心理士
臨床心理士は臨床心理学の知識・スキルを使って心の問題にアプローチし、解決を目指します。学校や病院で働く際に欠かせない資格で、民間資格のなかでも公共性の高さに特徴があります。
臨床心理士の資格は、指定大学院・専門職大学院での学びを経て臨床心理士試験に合格すると取得できます。合格率は60~65%で、資格取得後も5年ごとの資格更新手続きが必要です。
取得までのハードルが高い分、ほかの民間カウンセリング関連資格より一目おかれるといわれます。副業カウンセラーを名乗る際も、どの民間資格より相談者からの信頼を得やすいでしょう。
公式サイト:公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会
認定心理士
認定心理師は、心理学の専門家として仕事をするために必要な標準的基礎学力と技能を修得していると日本心理学会が認定した人です。
比較的取得しやすい資格で、4年制大学で所定の単位を修め申請すれば有資格者になれます。また資格は一度取得すれば、更新なしで生涯有効です。
一部の大学は通信教育課程で認定心理士に必要な単位修得を認めています。単位修得に必要な学習時間を確保できれば、社会人になってからの資格取得も十分可能です。
公式サイト:認定心理士資格申請 | 日本心理学会
応用心理士
応用心理士とは日本応用心理学会が認定した資格の名称で、応用心理学の専門家として資質・業績があると認定されていることを示します。
資格取得には「日本応用心理学会に満2年以上の在籍」が要件となるなど取得までのハードルが高い資格として知られています。本業と両立しながら、2年かけてじっくり専門知識を身につけたい人におすすめです。
公式サイト:日本応用心理学会認定「応用心理士」
カウンセリング心理士
カウンセリング心理士は日本カウンセリング学会が認定する資格で、2020年までは「認定カウンセラー」と呼ばれていました。
カウンセリング研究と実践の進歩を目的とし、臨床より理論・スキルの習得を目指しています。
◎ 受験資格
- 日本カウンセリング学会に正会員以上として2年以上在籍(修士課程以上修了者は1年以上在籍)
- 「認定カウンセラー養成カリキュラム」を合計210時間以上学習
学習時間210時間は、1日3時間ずつ勉強すれば約2か月半で修了します。大学で心理学を履修しておらず、これから資格を得たい人でも現実的に準備可能な資格としておすすめです。
公式サイト:カウンセリング心理士(旧認定カウンセラー) | 一般社団法人 日本カウンセリング学会
メンタル心理カウンセラー
メンタル心理カウンセラーは心理学とカウンセリングスキルを使い、相談者を悩み解決に導くスペシャリストです。
認定機関のカリキュラムを修了すれば、誰でも取得でき通信講座だけでも有資格者になれます。日常生活やビジネスの場面で気軽な相談相手として副業を始めたい人におすすめです。
通信講座なら最短で2か月で取得できる内容のため、本業やプライベートと両立したい人や心理学の概論を学びたい人、また初心者からも人気があります。
公式サイト:メンタル心理カウンセラー資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP)
交流分析士
交流分析士は精神分析と心理学の観点から自己と他者を理解し、良い人間関係の構築を目指す資格です。 NPO法人日本交流分析協会が認定する民間資格で、初級・2級・1級があります。
初級は心理やコミュニケーションを学ぶ3日間20時間の講座を受講し、試験合格をへて取得となります。もっとも上級資格である1級は2級の取得が条件となるため、初級から段階を経て取得していくのがおすすめです。
交流分析士は受講から資格取得までが短期間で済むため、副業を始めたばかりの人でもすぐに有資格と名乗りやすい点がメリットです。
公式サイト:NPO法人 日本交流分析協会|交流分析士になるためには
チャイルドカウンセラー
チャイルドカウンセラーとは、名前のとおり、子どもたちの悩み相談・サポートに特化したカウンセラー資格です。
日本能力開発推進協会 (JADP)が認定しています。学校や学童、児童館、放課後デイサービスなどさまざまな施設での活躍が期待されます。
チャイルドカウンセラーは、協会指定の教育訓練を修了し試験合格を経て認定されます。学習は通信講座で、試験は在宅受験が可能です。本業の合間に副業の準備を進めたい人に向いています。
公式サイト:チャイルドカウンセラー資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP)
学校心理士
学校心理士は教育現場で子どもや保護者、教師に心理的なサポートをおこないます。
大学院の修了は不要です。大学で学校心理学関係を修めた人や、心理系の実務経験(1年以上)がある人は、受験資格を満たしている可能性があります。
資格要件と試験難度がやや高いのが特徴です。幅広い人を対象としたカウンセラーになりたい人よりは、教育現場に特化した専門職を目指したい人に向いています。
公式サイト:一般社団法人 学校心理士認定運営機構
教育カウンセラー
学校を中心に、教育に携わる人を対象にしたカウンセリングをおこなうのが教育カウンセラーです。
学校経営や生徒指導、保護者対応などを支援領域とするため、教育現場での経験がある人に向いています。
教育カウンセラーは認定資格であり、試験はありません。初級・中級・上級の3つがあり、中級以上は初級から資格区分を変更して認定されます。また7年ごとに資格の更新手続きが必要です。
公式サイト:【資格認定】教育カウンセラーとは | NPO日本教育カウンセラー協会
臨床発達心理士
臨床発達心理士は、人の発達に基づき必要な支援を提供する専門家です。子どもからお年寄りまで生涯支援を掲げ、年代ごとの心理的課題をサポートします。
受験資格には「3年以上の臨床経験」「発達心理学隣接諸科学の大学院修士課程修了」などがあります。また5年ごとの資格更新が必要です。
全年代を支援対象とする資格のため、幼稚園・保育園からシニア向け施設まで活躍の場が広い点がメリットです。
公式サイト:臨床発達心理士認定運営機構 | JOCDP
産業カウンセラー
産業カウンセラーは働く人の悩みに寄り添い、自己解決を目指す支援をおこないます。企業や就労支援施設で働くほか、副業、フリーランスとして独立する人もいます。
副業として産業カウンセラーを目指す人には「産業カウンセラー養成講座の修了」で受験資格を得る道がおすすめです。講座は対面コースとオンラインコースがあり、すべてオンラインで学ぶ場合は104時間で修了します。
公式サイト:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
プロフェッショナル心理カウンセラー
「初級レベルの資格は取得した」「専門家として箔をつけ、収入アップを目指したい」人には、プロフェッショナル心理カウンセラーの資格取得をおすすめします。社会人経験の活用を目指す資格でもあるため、本業での経験も役立ちます。
取得までには「認定校で必要なプログラムを履修」「試験合格」の2ステップが必要です。必要プログラムは上級と一般があり、一般の学習時間は246時間です。
公式サイト:プロフェッショナル心理カウンセラーの概要|資格認定制度
副業カウンセラーの始めかた
カウンセリングの資格を取得したら、いよいよ仕事を始めます。
本業カウンセラーとして学校や企業に就職するわけではない副業カウンセラーは、アルバイトやパート、業務委託の求人に応募するのが稼げるようになる近道です。
なかには在宅・リモートでできるものもあります。副業カウンセラーを始める方法と、自分で集客するやり方を解説します。
カウンセラーに関する資格を取得する
資格がなくてもカウンセラーの副業はできますが、資格はあったほうが有利です。
◎ 副業でもカウンセラー資格を持つべき理由
- ライバルには「有資格」を売りにする人が多いため
- 相談者からの見方が厳しくなるため
カウンセラーは相談者のプライベートに深くかかわります。相談する側も「本当に信頼できる人か」を厳しく見極めようとするはずです。
本業ではなく副業としてカウンセリングするならなおのこと、自分の本気度や信用に足る人物であるとアピールしなければなりません。
資格は「自分は専門家である」と万人にわかりやすく伝える、手っ取り早い方法です。
取得する資格は、自分に合ったものを選びます。資格講座には通信やオンラインで学べるものもあるため、本業との兼ね合いを考慮し決定しましょう。
カウンセラーの求人に応募する
まずはアルバイトやパートの形態で、カウンセラー業務に従事しましょう。
副業カウンセラーの求人は「求人サイト」「クラウドソーシング」「知人の紹介」などで見つかります。実際にある求人の例を紹介します。
例1、オンライン心理カウンセラーの求人 ・時給1,400~2,000円 ・シフト自由(週2~3回から可) ・臨床心理士/公認心理師のいずれかを持つ人を募集 |
例2、ベンチャー企業のキャリアカウンセラー ・時給 1,500円~2,000円 ・完全リモートワーク ・人材紹介会社で1年以上のキャリアアドバイザーの経験がある人を募集 |
現場でカウンセラー経験を積むと経験者優遇の求人にも応募しやすくなり、待遇がより良い仕事に移りやすくなります。
自分で集客する
「いずれ独立を考えており、固定客をつかみたい」「エージェントに支払う成約手数料がもったいない」と感じたら、自分で相談者を集める方法にも挑戦しましょう。
フリーランスのカウンセラーやカウンセリングルームを構えての開業には、集客力が必須です。
本業の収入を確保しつつ進められる副業のうちに集客力をつけておくと、いざ開業してから「相談者がいない」と慌てることもなくなります。
自分で集客し始めたいときに利用できるサービスを、3つ紹介します。
スキル売買プラットフォームを利用する
「ココナラ」「ジモティー」などスキルを売り買いできるプラットフォームは、初めての集客でも成約につなげやすいサービスです。
「自分の言い値でカウンセリングを出品できる」「料金のやり取りをプラットフォームが代行する」などのメリットがあります。
ただし成約時に所定の手数料を支払わなければなりません。またライバルが多く、価格競争になりやすいデメリットも押さえておきましょう。
SNSやホームページで宣伝する
SNSやホームページをつくり、ターゲットに直接訴求する方法もあります。
ためしにX(旧Twitter)やInstagramで「カウンセラー」と検索してみてください。数多くの集客用アカウントがヒットするはずです。
どのアカウントもSNSを使って利用者を集めようとしています。SNSは利用手数料がかからないため、実質的に無料で集客でき拡散力も高いためです。
SNSで集客するには、ターゲットを決めターゲットが思わず話を聞いてみたくなる投稿を続けることが大切です。
またSNSでは十分な情報量を訴求できないため、詳しい案内を載せたホームページに誘導する動線づくりも欠かせません。
集客に関して詳しくは、以下の関連記事をご覧ください。
タウン誌や地域誌に広告出稿する
地域に根づき、地域の人をターゲットにしたカウンセラーとして活動したい場合は、タウン誌・地域誌への広告出稿も効果的です。
広告枠は大きさと場所によって費用が決まります。予算に合わせて出稿する場所を決められるため、想定以上に費用がかかりすぎる心配はありません。
また広告枠ではなくイベント案内枠を利用すると安価、紙面によっては無料で出稿できる可能性もあります。
カウンセラーの副業では「楽して稼げる」話はないと心得る
SNSやWeb広告で「副業カウンセラーになって月収〇〇万円」「副業カウンセラーなら楽して稼げる」などの謳い文句を見た経験はありませんか。
こうした案内の大半は、高額セミナーの受講や商材の購入を目的としています。目を惹くキャッチコピーにつられて話を聞いたが最後、何十万円・何百万円の契約を迫られる例も少なくありません。
副業を始めたばかりは思うように収入を伸ばせず、うまい話がとても魅力的に見える日もあるでしょう。しかし、うまい話にはかならず裏があります。
そもそも本当に稼げるなら、他人に教えず自分だけの秘密にしておけばいいはずです。わざわざ宣伝をしている時点で、怪しいと思ってください。
資格取得やスキルアップのために講座・セミナーを受講する際は、本当に信頼できる開催元かも確認しましょう。
関連記事:心理カウンセラーの仕事はきつい?大変な理由とやりがいのリアルな声
カウンセラーの副業でもっと稼ぐ方法
副業が軌道に乗ってくると「もっと稼ぎたい」欲が出てくるかもしれません。就業規則に縛られない副業だからこそ、やり方に一工夫すればさらなる収入アップも目指せます。
カウンセラーがもっと稼ぐ方法を3つ、紹介します。
オンラインカウンセリングをする
本来、カウンセリングは相談者とカウンセラーが直接対面して進めたほうが、効果性が高まります。
直接対話でしか伝わらない情報(雰囲気や気配)に、じつは相談に大切な要素が含まれているケースが多いためです。
しかし世の中には、諸事情でオンラインのほうが都合が良い人もいます。オンラインカウンセリングは、対面カウンセリングに来られない人を取り込める可能性を秘めています。
またオンライン形態は移動やお茶代などの諸コストがかかりません。利益率を上げやすく、稼ぎやすい手法です。
講座を開く
カウンセラーとして活動を始めれば、あなたは立派なプロです。
プロとしてこれからカウンセラーを目指す人に、カウンセリングに必要なノウハウを教える講座を開講してみましょう。
心理学の専門知識は資格取得のための講座で学べますが、実際にカウンセリングの現場で活きる「実地に必要なスキル」は活躍している人からしか学べません。傾聴や寄り添いのスキルなど、現場での経験を活かした講座をつくり集客してみましょう。
講座は自分の希望する単価をつけて販売できます。自分の強みを活かした講座でコンスタントに集客できれば、収入のもう一つの柱となってくれます。
カウンセリングルームを開く
スペースに余裕があれば、自宅の一角を専用のカウンセリングルームに改装するのもおすすめです。カウンセリングルームはプライバシーを重視する顧客ニーズを獲得できます。
とくに「小さな子どもがいて騒がしい」「パートナーには内緒で相談したい」など、相談者の自宅では話しにくい場面で重宝されます。
自宅なら固定費(家賃)不要でカウンセリングルームの運用が可能です。サロンや講座にも利用でき、コストを最小にしつつ業務拡大を狙えるでしょう。
まとめ
カウンセラーの副業では、信頼度アップとライバルとの競争に勝つため資格をとっておくのがベターです。
カウンセラーの資格には国家資格と民間資格があり、資格を取得すると「心理カウンセラー」を名乗れるようになります。
自分が目指したい領域や確保できる学習時間との兼ね合いを見て、最適な資格を選びましょう。
副業カウンセラーに慣れてきたら、独立・開業を視野に入れるのもおすすめです。独立・開業すると「専門家」として収入アップを目指せます。
「講座を開いて後進を育てる」「講演依頼を受ける」など、プロフェッショナルとしてさらに幅広く活躍できるでしょう。
独立や開業を成功させる秘訣は、その道のプロ集団であるDokTech編集部のメルマガで配信しています。まずは会員登録し、副業に関する情報やもっと儲けるコツを集めてみてください。
著者情報
-
独立・起業の最新ニュースや、明日からすぐ使えるテクニックを、分かりやすくご紹介!
フランチャイズ経営者やフリーランス、法人役員など、多種多様なキャリアをもつメンバーでお届けしています。
最新の投稿
- 会員限定記事2023-10-04起業に向けた行動ができない人のよくある特徴と解決法
- 会員限定記事2023-10-03会社を辞めず半年で起業準備!準備終盤に行う集客力を高める取り組み
- 会員限定記事2023-10-03会社を辞めず半年で起業準備!起業の成否をわける初動のコツ
- 独立・開業ノウハウ2023-09-29週末起業の成功例8選!成功しやすい業種と秘訣、事業アイデアの探し方
会員登録(無料)で
お役立ち情報配信中!
会員登録すると
フランチャイズで稼ぐための
お得な配信が受け取れます
1.
業界では珍しい実現可能な確実性のある
情報を厳選
2.
会員限定の深掘り記事が無料で読める
3.
全国で展開旬な情報を発信
会員登録で最新情報をチェック