起業するならどの業種?おすすめランキング16種!分野選びの注意点も解説
更新日:2023.10.2
投稿日:2022.12.28
「起業したいけどどの業種がおすすめ?」
「起業したいけど業種が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
このような要望や疑問がある方に向けて、起業におすすめの業種をランキング形式で紹介します。
・今後も成長拡大/安定した需要が見込める
・複数のビジネスモデル(実店舗×ネット通販など)を組み合わて利益を拡大できる
などの切り口で、独立・開業のプロである「DokTech」がランキングをつけました。運営元である「こどもプラスホールディングス」では、福祉ビジネスやVR事業などの業種に、成長する前から参入し、成果をあげてきました。
その経験を活かして、ランキングにしています。これから起業を目指す人にとって、成功するためのヒントとなる情報ばかりを発信しているのでぜひ参考にしてください。
また記事の最後では、起業したいけどアイディアが思い浮かばない人用に、アイディアがなくても起業を実現できる選択肢も紹介しています。後悔しない起業ができるよう、記事を最後まで読んでこれからの活動に活かしてください。
目次
今から起業するなら「対面」と「非対面」を掛け合わせた業種がおすすめ!
今から起業するなら「対面」と「非対面」を掛け合わせた業種がおすすめです。時代にあったビジネスモデルを展開し、安定した経営を実現できるからです。
以下のような方法が例として挙げられます。
<エステサロンの場合>
マンション型のエステサロンを経営しながら、オンラインエステ(プロに手技を教わりセルフエステを行うサービス)やネットショップを展開。
<飲食店の場合>
実店舗はしっかり営業しつつ、フードデリバリーでオンラインの需要も満たすビジネスを展開。
これによりビジネスの幅を広げて複数の収益経路をもつことも可能です。いまから起業するなら、対面と非対面の両側から消費者にアプローチできる業種を始めてみてはいかがでしょうか。
在宅・リモートOK!起業におすすめの業種ランキングTOP3
在宅・リモートで起業できるおすすめの業種を3つ厳選しました。
「通勤時間を削減したい」「家庭と両立できる在宅可能な業種が良い」などの希望がある方におすすめです。
業種ごとの特徴やおすすめの理由を解説します。
1位:ライター業
ライター業は、文章を執筆する仕事です。書籍や雑誌、Webサイトなど幅広い活躍の場があります。
ライター業に該当するのは、以下のような職種です。
- 書籍ライター
- 雑誌ライター
- 広告ライター
- ブログライター
- Webライター
- コピーライター
- LPライター
- シナリオライター
キャッチコピーを考える短文がメインの仕事もあれば、物語や映像の構成を考える脚本家に近い仕事もあります。
求められるスキルは職種によって異なります。文章を書くことは同じでも掲載場所が異なるためです。
ライター業の報酬体系は、文字単価制や本数単価制が一般的です。時給制で発注している企業もあります。
個人で働ける仕事のため、フリーランス(個人事業主)で起業しやすい点が特徴です。
2位:コンサルティング業
コンサルティング業は、依頼主の相談に乗って課題解決に導く仕事です。資金や人材の流れ、情報、仕組み、業務プロセスを把握し、広い視野で的確なアドバイスをします。
コンサルティング業には5つの系統があります。
- IT技術の導入やシステム改良が主業務の「IT系」
- 経営戦略の課題を解決する「戦略系」
- データ分析や研究を専門とする「シンクタンク系」
- 人事課題の発見や解決を担う「人事系」
- 複数系統のコンサルティングをおこなう「総合系」
財務や医療、事業再生、リスク管理、特定の業種に強いなど、特化型のコンサルティング業もあります。
コンサルティング業では、企業の課題を見抜く洞察力やヒアリングに必要な傾聴力が求められます。
未経験での起業は難しい業種です。コンサルティング企業に就職し、経験を積んでから独立を目指しましょう。
3位:翻訳業
翻訳業は、日本語から外国語へ、外国語から日本語へ文章を翻訳する仕事です。文章をすべて翻訳したり、翻訳された文章の監修を務めたりします。
翻訳業には、以下の職種があります。
- 産業翻訳
- 実務翻訳
- 映像翻訳
- 出版翻訳
- 文芸翻訳
産業翻訳や実務翻訳は、ビジネスシーンの言語を翻訳します。専門用語や業界独自の表現など、翻訳内容の業種に関する深い知識が必要です。
映像、出版、文芸翻訳は、言語の正しい翻訳力と表現力が求められます。情景や感情が伝わる表現、文化や風習に関する知識などです。
作品によっては、俗語(スラング)の表現が必要な場面もあるでしょう。
話者が多い英語は翻訳依頼が豊富です。マイナー言語は話者が少ないため、依頼単価が高くなる傾向にあります。
将来性重視!起業におすすめの業種ランキングTOP3
起業におすすめの業種の中で、将来性が見込まれるものを3つ厳選しました。将来性が見込まれる理由や業種の特徴、魅力を解説します。
1位:レンタル業
レンタル業は、物品やシステムを貸し出して収入を得る仕事です。長期間貸し出すリース業とは異なり、短期的な貸し出しをおこなう業種です。
レンタル業では、以下のような商品を貸し出します。
- 車・自転車
- CD・DVD・Blu-ray
- 家具・家電
- 介護用品
- 衣類・靴・バッグ
- ジュエリー
- 季節品(BBQ用品・スキー用品)
- スペース(物置・倉庫)
商品ごとにレンタル費用を設定するケースが一般的です。毎月定額でさまざまなものを貸し出す「サブスクリプションサービス」も増加しています。
衣服や自動車、マンションのサブスクリプションサービスが人気を集めています。
起業するときは「購入するほど頻繁に使用しないもの」や「幅広い種類を試せる商品」を狙うと良いでしょう。
2位:代行業
代行業では、依頼主に代わって依頼された業務を遂行します。
具体的には、
- 家事(掃除・洗濯・料理・買い出し)
- 育児(保育・送迎)
- 介護(通院付き添い・生活サポート)
- 運転
- ペットシッター
- 宿題
- 退職・転職
- 営業・採用
- 手続き(公的申請・相続)
などです。
請け負う業務によっては、資格が必要です。共働き世帯や高齢者世帯の増加で、これからの需要が見込まれるでしょう。
3位:講師業
特定のジャンルや業務に精通している場合は、講師業が起業におすすめです。知識や経験、スキルが活かせます。
ビジネススクールのほか、カルチャースクールや子ども向け学習の講師など、選択肢が幅広いのも特徴です。
◆ビジネススクール講師
- ビジネスマナー
- 営業
- MBA
- マーケティング
- ビジネス英会話
◆カルチャースクール講師
- 楽器(ピアノ・ギター)
- パソコン
- ハンドメイド
- 外国語
- 家事(料理・掃除)
◆子ども向け学習の講師
- 塾
- 英会話
- プログラミング
- バレエ・ダンス
- 野球・サッカー・水泳
- そろばん・習字
少子化により教育分野は衰退しています。講師業は競合が多いのも事実です。しかし、eラーニングやリスキリング、リカレント教育など伸びている分野もあります。
ニーズが高いジャンルに参入すればチャンスはあるでしょう。
また、副業をする人が増えているため、副収入につながるスキルを教えられる講師は今後需要が見込まれます。
独自のノウハウや切り口を提供できれば、競合との差別化も図れます。
関連記事:これから伸びる10業界!今後縮小する業界と将来性のある資格も紹介
女性向け!起業におすすめの業種ランキングTOP4
女性が起業するなら、「この業種がおすすめ!」のものを厳選してまとめました。
- マンション型サロン
- ガインストラクター
- ハンドメイド物販
- ベビーシッター
「子育てと両立しながら起業したい」主婦さんや「趣味や資格を活かして開業したい」20代・30代のOLさんにおすすめの業種です。
1位:マンション型サロン
本記事におけるマンション型サロンとは、賃貸マンションを借りて、エステサロンやネイルサロンを出店する業態のことです。
- 店舗用のマンション
- サロン用のベッド
- タオルなどの備品
があれば始められます。起業にかかる資金は100万円程度です。
サロンを経営するスキルやノウハウがなくても問題ありません。
昨今はオンラインでエステやネイルなどの施術方法や経営の知識を学べるスクールも多く、未経験から受講しサロン開業を実現している人はたくさんいます。
ビジネスの経験がない女性も起業しやすいのが、マンション型サロンです。少しでも気になる人は、下記の記事で開業手順を解説しているのでぜひご覧ください。
<サロン開業の方法を知りたい人はこちら>
フランチャイズでもサロンは開業できる
またサロンをフランチャイズの形態で起業する方法もあります。
自分のブランドでサロンを展開できませんが、都内の一等地という激戦区で勝ち抜いた経営ノウハウを手に入れられるなどのメリットがあります。
2位:ヨガインストラクター
ヨガインストラクターは、フィットネスクラブやヨガスクールなどで、ヨガの正しい呼吸法やポーズのしかたなどを教える業態のことです。
昨今オンラインフィットネスサービスを経由し、オンライン上でヨガを教える形態も流行っています。ヨガインストラクターの魅力は、生徒の成長や変化をリアルで感じられる点にあります。
体が柔らかくなったり、健康的な体になって顔色が良くなったりなど、非常にたくさんのやりがいを感じられます。
通学・資格取得でインストラクターを目指す
ただしヨガインストラクターを始めるなら、自身がヨガをできるようにならなければいけません。興味がある人は、「ヨガ教室に通ってヨガを身につける」「ヨガの資格を取るための勉強をしてみる」などの行動を取りましょう。
ヨガインストラクターの養成スクールもあるので、なるべく起業まで近道したい人はそのような手段をとってみてもいいでしょう。
3位:ハンドメイド物販
ハンドメイド物販は、自分で作ったアクセサリーや洋服などをフリマアプリやネットショップなどを使って販売する業種のことです。
お客様から喜びの口コミをもらえたり、商品を身につけてSNSに投稿してもらえたりなど、ハンドメイド物販にはさまざまな魅力があります。
また自分が立ち上げたブランドを世の中に展開できるやりがいもあります。人気がでてくればSNSでも話題になり、ハンドメイド制作の依頼が殺到する可能性もあるでしょう。
参入のハードルが低いのが魅力
少しでもハンドメイド物販に興味をもったのであれば、まずはカンタンなところから始めてみてはいかがでしょうか。
アクセサリーやハーバリウム、ペーパークラフトなど自分が好きなもので構いません。これらの材料は100均で調達します。完成したらフリマアプリなどを使って販売すれば、ハンドメイド作家として活動できます。
このようにほかの業種と比べて、始めやすいのがハンドメイド物販の特徴です。
参入障壁が低いぶん、起業を成功させる難易度は高めです。日本に住む外国人をターゲットにして、外国の人が好みそうなデザインや写真にするなど、ほかのハンドメイド作家にはない差別化ポイントを打ち出しましょう。
4位:ベビーシッター
ベビーシッターは、個人宅などに出向き、保護者に代わって子どもの世話をする業種のことです。
近年少子化傾向で子どもの数は年々減少傾向にありますが、共働き世帯や待機児童の増加の影響により、ベビーシッターの需要は徐々に拡大していくと想定できます。
ベビーシッターの起業にあたって、特別必要な資格はありません。多くの人は元保育士や助産師などの経験を生かしてベビーシッターになりますが、子育て経験のある主婦の人でも問題なく始められます。
子どもの成長を間近でみられる非常にやりがいのある仕事です。
ベビーシッターは実績のアピールが大切
自宅で起業でき、ベビーシッターのマッチングサービスを利用すれば集客もできます。ベビーシッターの集客は実績が大切です。
起業後に安定した売上をつくるには、顧客が安心して依頼できるよう実績・資格などを、しっかりとホームページやSNSでアピールしましょう。
<起業・開業に役立つ関連記事>
- 一人で起業するには?ひとり起業のメリットや向いている人、アイデアの出し方
- 【女性のひとり起業】一人で開業できる仕事5選と成功のポイント
- 一人で開業できる仕事14選!成功のコツや始め方、魅力・デメリットを解説
低資金で開業できる!起業におすすめの業種ランキングTOP7
低資金で起業できる業種をまとめました。
- 小規模飲食店
- 買取店
- ストレッチ専門店
- スマホ修理
- 便利屋
- 介護タクシー
- ハウスクリーニング
一般的な開業では数百万円、一千万円以上かかることもあります。しかし業種をうまく選べば、低コストでも起業できます。
また一人でも開業できるため、人を雇用する必要もありません。
経済的な負担を抑えながら、多くの売上を作りたい人はぜひ参考にしてください。
1位:小規模飲食店
小規模飲食店は、席数10〜15席程度の小さめの飲食店やキッチンカーのことです。
通常の飲食店と比べて開業コストを抑えられるだけではなく、飲食店の特徴を活かしてさまざまな起業の展開方法があります。
たとえば実店舗営業だけではなく、フードデリバリーサービスに登録してデリバリーにも力を入れられます。ほかにも自分の店舗の目玉商品を冷凍しパッケージに詰めて、ネット通販で販売する方法もあります。
実店舗やデリバリー、ネットショップなど、あらゆる方面から売上を作れるので、安定した経営を実現できます。また店舗の規模も小さいので、廃業するリスクが低いのもメリットです。
低コストで起業して、儲かる仕組みを複数構築して、売上拡大を図りたい人に向いています。
<小規模飲食店の起業に役立つ記事>
2位:買取店
買取店は、高級ブランドのバックや家具などの不用品を仕入れて、仕入れ値よりも高い金額で販売して利益を得る業種です。
トレジャーファクトリーやRINKANなど企業単位で参入しているイメージが強い買取業界ですが、個人でも買取店の出店は可能です。
もともと会社勤めだった人が脱サラし、フランチャイズを活用して買取店を立ち上げた事例はたくさんあります。
また買取店は実店舗だけではなく、オンラインでもビジネスを展開できるところが魅力です。ネットショップを開設するコストや手間はかかるものの、商圏の制限がなくなるのでより多くの売上を作れます。
しかしうまく売上を作るためには差別化が必要です。有名人が着てる服だけを取り扱うなどの差別化ポイントを考えてから、起業するようにしましょう。
3位:ストレッチ専門店
ストレッチ専門店は、その名のとおりプロのトレーナーからストレッチを専門としたリラクゼーションサービスを受けれる業種のことです。
もみほぐしなどを専門とするリラクゼーションサロンと比べると認知率はまだまだ低い傾向にあります。
ただ年々ストレッチ専門店が増えて宣伝活動に力を入れている影響により、一般消費者の間でも知られるようになってきています。
小規模飲食店や買取専門店と同様に、ストレッチ専門店も実店舗だけではないビジネスモデルが展開できます。
たとえば個人宅や企業への出張を専門にしたり、オンラインでストレッチの動画コンテンツをサブスクで展開したりなどです。
実店舗を経営しながら、幅広い収益経路を実現できます。ストレッチ専門店の開業の流れや魅力は下記の記事で解説しています。
関連記事:ストレッチ専門店・開業の流れ|集客方法や市場の魅力・将来性も紹介
4位:スマホ修理
スマホ修理は、割れた画面の修理から少なくなったバッテリーの交換まで、壊れたスマホなどの修理を行う業種です。
50万円から200万円程度で起業ができ、月100万円から300万円くらいの収益が見込めます。
今の時代、スマホは小学生から高齢者まで、ほとんどの人が所有しています。これからもスマホがなくなることはなく、どの地域に出店してもニーズがあり、安定した売上が期待できます。
壊れたスマホのオンライン相談などの仕組みを取り入れれば、実店舗以外のところでも収益を作れます。
5位:便利屋
便利屋は、日常で困ったことを解決まで導く業種のことです。
一般家庭の庭の草むしりからペットの散歩、壊れたパソコンの修理や子もりまで、請け負う業務は多岐に渡ります。数ある業種のなかでも、もっとも仕事内容が幅広い業種です。
便利屋は、仕事内容の豊富さからさまざまなビジネスモデルが展開できます。
たとえば生活のお困りごと(水回りや害虫駆除、電球交換)を定額制で請け負うサブスクのプランを提供するなど、1つの業種に特化しているほかの業者では実施できないことができます。
ただし参入障壁の低さから、便利屋を始める人はたくさんいます。人一倍丁寧な仕事をするなど、起業で成功するためには差別化を図りましょう。
便利屋の起業に必要な資金や成功のコツは下記の記事で解説しています。
関連記事:便利屋の開業準備をしよう!必要な資格や資金と成功のコツを紹介!
6位:介護タクシー
介護タクシーは、1人での移動が困難な高齢者や障害者のサポートをする業種です。
起業には国土交通大臣の許可が必要です。しかし、これから高齢者の数は増えていき、市場の拡大と高い収益性が見込まれるため、参入する時期次第で多くの利益を得られる可能性を秘めています。
通常のタクシーよりも会話ややりとりが多いため、コミュニケーションが好きな人や、気配り上手な人に向いています。
感謝されることが多く、高齢者の役に立てるやりがいがある仕事です。世の中に貢献したい熱い気持ちがある人は、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
具体的な開業手順や必要な資格は下記の記事で解説しています。
関連記事:介護タクシーの開業方法│必要な資格から年収・将来性までを徹底解説
7位:ハウスクリーニング
ハウスクリーニングは、個人宅のエアコンや床、トイレなどの清掃を代行する業種です。
共働き世帯や高齢者世帯が増えた影響により、ハウスクリーニングの需要は拡大しています。
また特別な資格やスキルがなくても起業できる点がメリットです。未経験でも参入しやすく、100万円から400万円程度の資金で始められます。
「部屋をきれいにする」という業種の特性上、ビジネスモデルに限界がありオンラインでサービスを展開するのは限界がありますが、法人のお客様を増やすことで多くの収益を見込めます。
リスクなしで高収入が狙える!起業におすすめの業種ランキングTOP5
高収入が狙える、起業におすすめの業種ランキングTOP5を紹介します。
- 動画ディレクター
- アプリケーションエンジニア
- Webマーケター
- イラストレーター
- ネットショップ運営
Web系の職種は、金銭的なリスクが低いうえに高収入が狙える仕事ばかりです。資金0円で起業して、利益率90%以上かつ年収1,000万円も夢ではありません。
ただし、起業するだけでは儲かりません。自分の商品・サービスを販売したり、ライバルと差別化をしたりすれば、高収入が狙える仕事をまとめました。
1位:動画ディレクター
動画ディレクターは、制作している動画コンテンツの進捗を管理したり、品質に漏れがないかチェックしたりなどの作業をする職種です。
昨今の動画コンテンツの需要拡大に伴い、動画ディレクターの工程を担当できる人材の供給が追いついていないため、起業するなら今が狙い目です。
動画ディレクターで独立した場合の年収は600万円ほどですが、保有するプロジェクトの数や質によっては年収700〜1,000万円も夢ではありません。
高収入を目指すなら、差別化がポイント
ただし動画ディレクターを始める人も年々多くなっているため、稼ぐためには差別化する必要があります。
YouTubeの検索順位で上位を取る「動画SEO」や、動画のストーリーを作る「シナリオライティング」などのスキルを身につけるなど、稼ぐためにはほかの動画ディレクターにはない強みを明確にしましょう。
2位:アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアとは、JavaやSwiftプログラミング言語を用いて、Webアプリやスマホアプリを開発する職種です。
ポケモンGOなどのアプリを開発する仕事とイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
アプリケーションエンジニアの魅力は、受託でアプリの制作を請け負うだけではなく、自分でアプリを開発してリリースできる点です。
作ったアプリにアドセンス広告(クリックで収益が入る仕組み)や、課金システムなどを取り入れれば、働かずとも稼げる仕組みが構築できます。
作ったアプリが大ヒットすれば、年収1,000万円を超えてくるケースもあります。企業から買収したいなどの声かけがあれば、アプリの収益次第で売却益が「1億円」となる可能性もあります。
その観点で見ると、非常に夢のある仕事です。起業して稼ぎたいなら、アプリケーションエンジニアとして受託案件を受けながら、自分のアプリをリリースする道を選んでみてはいかがでしょうか。
3位:Webマーケター
Webマーケターは、WebやSNSなどのプラットフォームを駆使して、企業の売上やブランド力を伸ばす支援をする職種です。
リスティング広告を運用して見込み顧客のリストを獲得したり、記事型コンテンツを作って自然検索経由からのアクセスを獲得したりなど、業務内容は多岐に渡ります。
Webマーケターの年収は、業務内容によって変動します。
受託案件を受注してこなしつつ、アフィリエイトサイトも同時並行で運営して収益を上げているWebマーケターであれば、年収700〜1,000万円を超えているケースもあります。
自分でサービスを作って販売できるスキルが身につくことから、数あるWeb系の職種のなかでも多くの人気を集めているのがWebマーケターです。
起業の選択肢として、Webマーケターを視野に入れてみてもいいかもしれません。
4位:イラストレーター
イラストレーターは、企業から依頼された内容に沿ってイラストを制作する業種です。ロゴやバナー制作まで、さまざまな依頼内容があります。
イラストレーターのおすすめポイントは、受託案件をやりながら、ストック収入も確保できる点です。自分が作ったイラストをイラスト販売サイトに掲載して販売すれば、働かずとも収益経路を構築できます。
短期的に稼げるわけではありませんが、長い期間かけてコツコツ制作物をイラストサイトに掲載し、受託案件と自主制作の両方で稼げるようになれば年収800〜1,000万円を超える場合もあるようです。
クライアントの要望をうまくデザインに反映することが得意な人は、イラストレーターの道を選んでみるのも良いでしょう。
5位:ネットショップ運営
ネットショップ運営は、インターネット上に自分のお店を開設し、洋服やアクセサリー、食品などを販売する業種です。
難しいイメージが強いですが、今の時代は無料でネットショップを開設できるサービスがあるので誰でも始められます。
ネットショップをおすすめする理由は、商品の仕入れから発送、お客様のクレーム対応まで、仕組み化すれば自分の労力を少なくして多くの売上を作れる点です。
集客や販売する際の見せ方のアイディアは自分で考える必要がありますが、仕入れや発送はわかりやすいマニュアルを作れば外注でも問題なく回ります。
ネットショップで稼げるようになるまでにSEO対策を行ったり、ファン作りに力を入れたりなど、長い期間を要しますが、リピーターがつけば月商50〜100万円も夢ではありません。
起業する業種を選ぶときの注意点
闇雲に起業する業種を決めても成功しません。起業する業種を選ぶ際は以下の項目に注意してください。
- ランキングだけではなく自分の直感も考慮する
- 1人では決めず第三者にも相談する
起業する際の失敗が少なくなるだけではなく、「やっぱり起業なんかするんじゃなかった」などの後悔も減らせます。
ランキングだけでなく自分の直感も考慮する
本記事ではランキング形式でおすすめの業種を紹介しましたが、1位だからといって何も考えずに起業する業種を選ぶのは良くありません。
おすすめの業種でも自分には向いていない可能性があるからです。せっかく起業しても失敗につながる恐れがあります。
本記事で紹介したランキングは、起業する際の1つの判断軸として捉えて自分の直感も考慮するようにしましょう。
たとえば「この業種面白そう」「これなら成功できる」と感じたのであれば、その直感も信じてみてください。
起業したら自分の時間の大半を使って、仕事と向き合う必要があります。自主的に選んだ業種であれば、情熱やエネルギーをより費やせるでしょう。
1人では決めず第三者にも相談する
起業する際はなんでも1人で決めがちです。
起業家としてこれは大切なことですが、客観的に業種や自分を分析できていなければ失敗する可能性が高くなります。
とくに初めて起業するなら、第三者の意見もしっかり聞いてから起業する業種を選ぶようにしましょう。
たとえば相談した家族が、自分の強みを誰よりもわかってくれているケースもあります。親身に相談に乗ってくれたのであれば、その強みを活かせる業種を提案してくれるでしょう。
また自分の知人のなかに起業に詳しい人がいれば、インターネット上には掲載されていない情報を教えてくれるかもしれません。
起業して後悔しないためにも、第三者には忘れずに相談してみてください。
関連記事:ビジネス初心者が起業するには?6つの手順と自分に合った起業のやり方
起業したいけどアイディアが思い浮かばないならフランチャイズも1つの選択肢
起業するアイディアが思い浮かばないなら、フランチャイズを1つの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
フランチャイズとは、フランチャイズ本部に加盟金やロイヤリティを支払うことで、経営ノウハウやビジネスのブランドを提供してもらえる仕組みを指します。
商品の仕入れ先から店舗の立ち上げまで、すべてフランチャイズ本部によってパッケージ化されているため、アイディアがない起業未経験の人でもビジネスオーナーになれます。
そのような利点から、起業したいサラリーマンから多くの注目を集めているのがフランチャイズです。買取店やハウスクリーニング、ネットショップまで、さまざまな種類・分野のフランチャイズがあります。
フランチャイズの詳しいメリット・デメリットは以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
関連記事:フランチャイズのメリット・デメリット│FC業界のプロが解説
まとめ
本記事では、独立・開業のプロが起業におすすめの業種をランキング形式で紹介しました。
これから起業するなら「対面」と「非対面」の両方の利点を活用できる業種がおすすめです。
収益を拡大できるだけではなく、ネット通販や実店舗経営など幅広いビジネスモデルが展開できるので経営の安定化が図れます。
起業して失敗したくない人は、ぜひ本記事のランキングを参考に業種を選んでみてはいかがでしょうか。
ただし「ランキングだけではなく自分の直感も考慮する」「1人では決めず第三者にも相談する」などの注意点も忘れないようにしてください。
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著者情報
-
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