人手不足で儲かる仕事8選!未経験でも採用されやすい業界も紹介
更新日:2023.10.1
投稿日:2023.5.22
ニュースサイトでは「人手不足」の4文字がよく見られます。実際、求人サイトや求人フリーペーパーも盛況で、まるで日本全体が人手不足で困っているように見受けられます。
「人手不足のいまを狙って、稼げる仕事に就きたい」「人手不足だからこその良い待遇の求人に応募したい」と考える人もいるでしょう。
しかし、人手不足にもかかわらず高待遇の求人が激増する気配はありません。ではどうすれば、人手不足のなか稼げるようになるのでしょうか。
人手不足の企業が多い業界と、人手不足で儲かるおすすめの仕事を紹介します。失敗しない仕事選びのチェックポイントもわかります。
自分に合った、本当に儲かる仕事を見つけるヒントにしてください。
目次
人手不足で儲かる仕事は実際にあるのか
「人手不足」の現実と、人手不足をキーワードに儲かる仕事を見つける考え方を解説します。世の中にある「積極採用しているにもかかわらず、儲からない仕事」を回避したい人、必見です。
働き手は増加中、しかし企業は人手不足
総務省統計局公表の「労働力調査(2022年)」によると、日本の就業人口は実は増加傾向にあります。女性および高齢者の就業率増加が、全体の就業者数を押し上げている要因です。
(引用:労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要|総務省統計局)
「就業者数が増えているなら、企業は人手不足ではないはず」と思うでしょうか。ところが実態は異なります。
以下は直近3年分の「企業が感じる人手不足の割合」です。人手不足感は年々高まっているように見られます。
- 2022年:「人手が不足している」と回答した企業割合 64.9%(日本商工会議所)
- 2023年:「正社員不足」と回答した企業割合 66.5%(東京商工リサーチ)
(過去最高に迫る64.9%が人手不足と回答:日商調査 | 調査 | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
企業の66%が「正社員不足」、大企業は7割超 「人手不足」 運送、飲食、サービスで深刻化 : 東京商工リサーチ)
調査母体や回答企業の数・属性は異なるものの、一貫して多くの企業が「人手不足」を感じています。
「日本全体で就業者数が増えているのに、企業の多くは変わらず人手不足である」との事実から、求職者が実際に就く仕事と求人がある仕事とにミスマッチがあるのかもしれません。
積極採用していても儲からない仕事に要注意
積極採用していても、じつは儲かっていない企業があるため注意しなければなりません。
世間では人手不足といわれますが、人手の絶対数が足りないわけではないようです。実際に国内の就業者数が増加している事実からも「人手はある」と考えて良いでしょう。
ではなぜ企業は人手不足というのでしょう。理由は「欲しい人材に来てもらえるだけの待遇を用意できない」ことにあると考えられます。
求人の待遇が相場(あるいは求職者の希望)より低かったら、応募者は減ります。多くの人は「少しでも稼げる仕事に就きたい」と考えるためです。
応募者が減ると採用者が減り、企業の人手不足は続きます。生産性があがらず収益構造も改善されず、待遇を良くできないまま求人ばかりが出続ける悪循環に陥ります。
日本全体に閉塞感すら漂う現代、儲かる仕事はいったいどこにあるのでしょうか。つぎで解説します。
儲かる仕事は「人手不足×高需要×成長業界」にある
「人手不足」「求人が多い」側面だけに注目しても、儲かる仕事は見つかりません。儲かる仕事は人手不足かつ、需要があり成長が期待できる場所にあります。
【POINT】 つぎの3つの円が重なる場所を探すと、儲かる仕事が見つかる。 ・人手不足 ・高需要 ・成長業界 |
2011年から2013年ごろにかけて、ソーシャルゲーム・アプリなどの開発需要の急激な高まりを受けてエンジニアが不足する事態になりました。
Web業界ではエンジニアの取り合いになり、エンジニアを採用するためのエージェントに支払う手数料も高騰したといいます。
通常期なら採用人材の年収35%程度が手数料相場のところ、この時は年収の100%を請求する人材会社もあったそうです。
これは人手不足と高需要、成長業界の3つが見事に重なり、人材会社が儲かった具体例です。
伸びている分野では、即戦力の人材が重宝されますが、未経験や経験が浅い人であっても、積極的に採用し育成する傾向も見られます。
儲かる仕事を探す詳しい考え方は「人手不足で儲かる仕事を見つけるチェックポイント」の章で詳しく解説します。
関連記事:これから儲かる仕事ランキング|未経験でも副業・起業で稼げる職業とは
未経験OK!人手不足の企業が多い業界6選
儲かる仕事探しの1つ目の条件である「人手不足の業界」を、6つ紹介します。
- 建設業界
- 介護・福祉業界
- 運送業界飲
- 飲食業界
- 宿泊・観光業界
- IT業界
人手不足の業界は求人数が多く、比較的仕事を見つけやすい点も特徴です。未経験でも採用されやすいでしょう。
それぞれの業界の人手不足の理由や、今後の展望をチェックしてみてください。
建設業界
建設業界は「高齢化による退職者数の増加」「新規雇用者数の減少」を要因として、深刻な人手不足に陥っています。
55歳以上のいわゆる「団塊の世代」の大量退職が目前に迫る一方で、職人気質の職場や給与水準の低さが若手に敬遠されているのが人手不足の原因です。
2025年には建設業の労働者人口が約90万人不足するとの試算もあり、業界全体で生産性向上への取り組みが見られます。建設需要そのものは好調なため、今後給与水準や働きやすさの向上が期待されます。
介護・福祉業界
高齢化にともない介護・福祉業界の需要は高まり続けています。しかし待遇の低さや「キツい仕事」のイメージがあるために応募者が十分でなく、かつ離職者が多いために介護・福祉業界は慢性的な人手不足となっています。
目先の人手不足は外国人労働者の積極採用などで補いつつ、業界全体として職員の処遇改善に動く様子が見られます。
処遇改善が奏功したのか、近年は離職率も低下傾向にあります。労働者の賃金が上がる傾向も見られ、これからに期待できる業界です。
運送業界
運送業界は、流通量の爆発的な増加によりドライバーを中心に深刻な人手不足が続いています。
問題解決のため政府は規制を緩和し、新規配送業者の参入を容易にしました。しかし結果的には多重下請け構造の温床となり、働く人の待遇改悪につながったともいわれます。
2028年には約28万人が不足すると予測されるドライバー問題を解決するため、政府主導で危機を乗り越える対策が検討されています。
また業界全体でも業務の効率化や労働条件の改善により人手不足解決に向けた動きが進んでいます。
飲食業界
人件費をできる限り抑えたい飲食業界は、人材の確保を非正規雇用に頼る傾向があります。非正規雇用のほうが人件費をコントロールしやすいためです。
しかしアルバイトやパートなどの非正規公用者のなかには事情の変化とともに短期で離職する人が多く、慢性的な人手不足につながっています。
また「待遇・報酬が労働者にとって魅力的ではない」「報酬の割に仕事がキツい」「土日に休めない」などのイメージも、求職者から飲食業界が敬遠されやすい要因です。
宿泊・観光業界
宿泊・観光業界は離職者の多さが人手不足の大きな要因です。
「長時間労働」「シフト制の不規則な勤務形態」「休日が不定期でとりにくい」などの業界特有の事情が、とくに若い人から敬遠されています。
さらにコロナ禍で宿泊・観光需要が激減した際に新規雇用の抑制や人員削減をせざるを得なかったことも、人手不足に拍車をかけました。
アフターコロナで需要が戻りつつあるいま、宿泊・観光業界の求人も活発化すると期待できます。とりわけ田舎・地方の活性化に力を入れているビジネスに注目が集まっています。
関連記事:田舎で儲かるビジネス8選|地方で商売をするメリットと注意点
IT業界
IT業界も人手不足に悩んでいます。とくに先端技術を使いこなせるエンジニアを中心に、有効求人倍率が高い傾向が続いています。急拡大する人材需要に対し、人材の供給が追い付いていない現状です。
また「ブラック」といわれやすい労働環境も、求職者を遠ざける要因となっています。「それなりに稼げそうだが、身体を酷使してまで働きたくない」と考える若者は、IT業界への応募に二の足を踏むようです。
人材確保のため、待遇にくわえて働きやすさの改善を試みるIT企業も増えています。
人手不足で儲かる仕事を見つける3つのチェックポイント
業界がいくら人手不足でも、儲からない業界構造をしていれば稼ぎにくくなってしまいます。
人手不足ゆえに仕事に就きやすく、かつ儲けやすい仕事を見つけるために注目すべき3つのポイントを解説します。
基本給の高さ
平均給与・実績給与を見る際は、かならず基本給もチェックします。基本給を低く抑え残業代や夜勤手当などで給与を引き上げるケースがあるためです。
平均給与を稼ぐためには長時間労働・深夜労働をせざるを得ず、体力的につらくなる展開も考えられます。
また一般的に賞与は「基本給△か月分」「基本給+業績給」など、基本給の額をベースに決まります。基本給をベースに賞与を決める企業では、基本給が低いと必然的に賞与も伸びません。
効率よく働けて儲かる仕事を探すには、平均給与や実績給与、賞与実績のベースとなる基本給が納得できる額かどうか確認しましょう。
業界・企業の将来性
業界の人手不足感は経済情勢やトレンドの影響を受けます。コロナ禍で人員削減が進んだ観光・宿泊業界が、コロナの終焉とともに急激な人手不足に陥っているのがわかりやすい例です。
「いま」目先で人手不足でも、近い将来縮小が予想される業界では長く儲け続けられません。少なくとも10年先は見越し、将来性が期待できる業界を探しましょう。
業界の将来性は、世の中の動きや市場動向をチェックし続けることが大切です。また本記事のように精度の高い切り口でテーマを分析している情報も役立ちます。
関連記事:これから伸びる10業界!今後縮小する業界と将来性のある資格も紹介
資格・スキルの稀少価値
「有資格者だけが就ける仕事」「特別なスキルが必要な仕事」は、儲け続けられます。
条件を満たす人の絶対数が少なく競争が激化しにくい一方、仕事の需要は一定数存在し続けるためです。資格やスキルを一度身につけておくと、一生稼げる可能性が高まります。
資格やスキルが必要な仕事には、以下の例があります。
- 医療系職種(医師、看護師、薬剤師、助産師、理学療法士 など)
- 業務独占資格(弁護士、司法書士、社会保険労務士、行政書士 など)
- 名称独占資格(調理師、保育士、社会福祉士 など)
- 必置資格(宅地建物取引士、衛生管理者、旅行業務取扱管理者 など)
いまからでも学び身につけられる資格を手にすれば、儲けられる可能性を高められます。
「なり手が少ない×儲かる」仕事4選
なり手(求職者数)が少なく、人材が不足しており、有効求人倍率が高い仕事のなかから儲けやすい職種を4つ紹介します。どの仕事も目下、人手不足であり将来にわたって必要とされる仕事です。
輸送・運送の仕事(ドライバー)
EC(通販)サイトやフリマアプリの利用拡大にともない、個人間の小規模貨物の流通が増えています。
ドライバーをはじめとする輸送・運送に携わる仕事は全国で人手不足の傾向があり、高待遇の求人もよく見られます。
宅配や大型・長距離ドライバーの求人例は、以下のとおりです。
- 宅配ドライバー:月給30万~53万円/年収500万~700万円 など
- 大型ドライバー:日給1.5万円~/月給25万~50万円 など
同じドライバーでも、ルートドライバーや送迎ドライバーの給与は低めです。
- ルートドライバー:時給1,200円~/月給23万~33万円 など
- 送迎ドライバー:時給1,100円~1,300円 など
ドライバーになるために必要な資格は、普通自動車運転免許です。
中型・大型免許があるとトラックに乗車できるようになります。免許取得を支援する企業で働きながら中型・大型免許の取得を目指しても良いでしょう。
輸送・運送の仕事は、40代・50代のミドル層にもおすすめです。
関連記事:40代から独立できる仕事10選│失敗しないための起業手順も紹介
建設躯体工事の仕事
「建設躯体工事の仕事」とは組立作業やとび(鳶)、鉄筋組立てに携わる仕事です。
地域の再開発や空き家の解体、リノベーションなどどの建設現場にも欠かせない仕事ですが、なり手が少なく有効求人倍率がずば抜けて高くなっています。
建設躯体工事の有効求人倍率は10.85倍(2023年2月)で全職種中トップ。有効求人倍率2位「保安」7.10倍に大きく差をつけています。 |
(参考:職業別の有効求人倍率|ハローワーク )
建設躯体工事の求人には「日給1.5~2万円以上」「月給27万~57万円」など、高待遇の仕事が多数見られます。
現在、日本各地で「空き家」が社会問題となっています。住宅ストック全体の7割以上がリフォーム適齢期との試算もあり、政府も空き家対策に動こうとしています。
建設躯体工事の仕事は引き続き高い需要が期待でき、かつ人手不足のために良い待遇の仕事が見つけやすくなると考えられます。
修理の仕事
SDGs(Sustainable Development Goals・持続可能な開発のための17の目標)や「ていねいな暮らし」を大切に考える人を中心に、長くつかうために欠かせない修理業のニーズが高まっています。
ある調査では、時計修理の需要が前年比173%と増加していることがわかっています。またスマホも、修理して長く使う時代に入りつつあると見る向きもあります。
iPhoneを製造する米国・Apple社も修理して使うことを前提に、iPhone14から修理しやすい内部構造に変更しました。
実際の求人を見ても、ニーズの高さがわかります。また自分の得意ジャンルを生かした仕事に就きやすい点も魅力の一つです。
◎ 修理関連業の待遇例
- ぬいぐるみ修理 月給 21万~23万円
- 家電修理 日給1.2万円~
- パソコン修理 月給 25万~40万円
採掘の仕事
実はさまざまな場所で活躍しているのが、採掘の仕事です。採掘の仕事にニーズがあるのは、以下の場面です。
- 建設現場や鉱山、トンネルなどの工事現場
- 遺跡や埋蔵文化財の発掘現場
- 住宅新築時の事前調査現場
日本には約46万か所の埋蔵文化財包蔵地があり、埋蔵文化財包蔵地への住宅建築も珍しくありません。この場合、文化財を破損しないよう事前に土地調査が行われます。調査の結果、試掘・採掘が必要だと判断されたときが採掘者の出番です。
採掘の仕事の求人には「日給1.5万円」「月給35万円~」などがあります。
重機オペレーターの資格を持つと重機操作が可能になり、職能手当の上乗せも期待できるでしょう。
「スキル保有者の不足×儲かる」仕事4選
スキルを持つ人の絶対数が不足しており、求人数を満たせないために人手不足となっている仕事を紹介します。
スキルを持っていさえすれば仕事に就きやすく、専門性が高まるほど稼ぎやすくなります。
IT技術職
IT技術職(エンジニア)では、セキュリティや人工知能などの先端分野を担える人材が不足しています。
総務省は2018年時点で、国内のサイバーセキュリティ人材が13.2万~19.3万人不足するとの見通しを発表しています。また経済産業省は、ビッグデータやIoT、人工知能を扱う先端IT人材は4.8万人不足すると分析しています。
(参考:我が国のサイバーセキュリティ人材の現状について|総務省
ITセキュリティの仕事は年々、専門職化しています。サイバーテロの複雑化や情報漏洩リスク回避意識の高まり、技術の進化などが要因です。
AIは開発そのものと、AIの活用サービスやシステムセキュリティの開発フェーズに移るとも予想されています。いずれも、引き続き高い需要が見込まれる職種です。
データ関連職
ビッグデータの登場以降、データの重要性はどの業界でも増しています。
ただし、データをデータとして持っているだけでは価値がありません。データは適切に分析し、企業活動に活かすヒントを見つけてはじめて役に立ちます。
データ分析と必要な情報の抽出スキルを持つ人が「データアナリスト」「データサイエンティスト」です。データのこれからの需要が期待できる職種です。
データ関連職の求人数は、2017年から2019年の2年間で7.5倍にまで伸びました。この動きは今後も続くと見られ、ハイスキルを持つ人は引く手あまたでしょう。
データアナリスト・データサイエンティストには、データを扱う統計学・数学の知識のほか、論理的思考力、プログラミング、機械学習のスキルなどが必要です。
企業のデータ分析のほか、研究者・シンクタンク職員、開発者、化学分析員なども就職先候補になります。
CxO職
CxO職は「最高〇〇責任者」を意味する経営用語で、つぎの言葉の頭文字をつなげた言葉です。
- Chief:組織の責任者
- x:業務・機能
- Officer:執行役
CEO(最高経営責任者)やCIO(最高情報責任者)、CHRO(最高人事責任者)などが代表例です。
企業の競争が激化する現代、業務・機能ごとに最高責任者を置いて専門スキルを持つ人が能力を最大限発揮できる環境を整える目的で導入されています。また部門の駆動力が上がり、経営資源の効率化にも有効だといわれています。
日本でも広がりつつある仕組みで、今後も拡大が期待できます。
CxO職は企業の経営にかかわる専門家です。求人も「エグゼクティブ」「ハイクラス」と銘打った物が多く、年収1,000万円以上を確約するケースもあります。
「最高〇〇責任者」の〇〇に当たる専門知識と実務経験、分析力、実行力を兼ね備えていることが就業の条件となります。
医療職
高齢化や医療の高度化を背景に、医療に携わる仕事の有効求人倍率は高水準をキープしています。
女性を中心にライフスタイルの変化を理由に離職する人が多く、有資格者の就業がつねに不足している現状も求人数を押し上げる要因です。
医療関連職の有効求人倍率医 ・療技術者:3.19倍医師 ・薬剤師など:3.18倍 (いずれも2023年2月時点) |
(参考:職業別の有効求人倍率|ハローワーク)
また専門職として、給与水準が高めである点も見逃せません。
ただし医師になるには、大学の医学部で6年間の修学と国家試験への合格が必須です。いまから医師を目指すのは、時間・難度の面から考えて現実的ではないかもしれません。
これから医療職に就くなら、看護師や医療技術者がおすすめです。医療技術者には、診療放射線技師、理学療法士、臨床検査技師、臨床工学技師、保健師、歯科技工士等、放射線技師などがいます。
これらの職は大人になってからあらためて目指す人も多く、社会人が学修する環境も整っています。
正看護師には、看護専門学校もしくは看護短大で3年学び国家試験に合格すればなれます。最短3年で職に就けるため、医師(6年)より現実的な選択です。
人手不足の時代に儲けるなら起業・開業もおすすめ
企業の人手不足には理由があります。「仕事がキツい」「仕事に見合う報酬ではない」など応募者が減り離職者が増える仕事では、仕事に就いたとしても儲からず長続きもしないでしょう。
人手不足の時代に儲けたいなら、起業・開業がおすすめです。起業・開業すると、自分の裁量で報酬を大きくもできます。報酬のコントロールが可能になる点は、雇用にはない起業・開業の特徴です。
人手不足の時代に起業・開業するメリットとおすすめのやり方を解説します。
人手不足の時代に起業・開業するメリット
人手不足の企業は、事業の拡大が困難です。
企業では網羅しきれないニッチ市場が増加し、個人でも勝負しやすくなるでしょう。ニッチな市場は競争が少ないブルーオーシャンのため、利益を独占し儲けやすいメリットがあります。
起業・開業は自分ひとりで小さく始めましょう。小さい起業・開業はフットワーク軽く小回りを利かせやすく、小さな市場で稼げます。
また一人でできる規模での起業は、自分の事業が人手不足になるデメリットも防げます。
関連記事:独立開業しやすい仕事21選!おすすめの業態・職種を紹介
小さな起業・開業ならフランチャイズが最適
「一人で小さく起業・開業してみようか」と思う人は、ぜひフランチャイズを検討してみてください。フランチャイズを利用すれば、起業・開業に欠かせない事業アイディアとビジネスモデル、運営ノウハウが手に入ります。
フランチャイズとは
フランチャイズとは事業本部と契約を結んだ加盟者が、加盟金やロイヤリティの支払を対価として商標権・サービスの販売権などを得られるビジネスモデルです。
ブランド名や商品・サービス、運営ノウハウは利用しますが、事業本部と加盟者はお互いに独立しています。双方に雇用関係はありません。
関連記事:フランチャイズビジネスとは?ビジネスモデルやメリット・デメリットを解説
フランチャイズのメリット
個人がフランチャイズを利用して起業・開業するメリットは、つぎの3つです。
- オープン初日から有名ブランドの看板を利用できる
- 事業内容(商品・サービス)があらかじめ揃っている
- オープンと運営の成功ノウハウを利用できる
誰もが知る有名店のブランド力を使っての開業は、認知や集客を後押ししてくれます。数々の店舗を成功させてきた本部のノウハウにもとづいて運営できるため、失敗リスクを減らせる点も見逃せません。
人手不足の時代におすすめのフランチャイズ
人手不足の時代にフランチャイズを始めるなら、自分一人でできる事業がおすすめです。飲食店や小売店など人手が必要なビジネスは、スタッフを確保できず行き詰まるおそれがあるためです。
一人で始められるフランチャイズには、以下の例があります。
- ドローンパイロット
- 家事代行業
- 清掃業
- 教室・学習塾業
- 買取業
DokTech編集部はおすすめのフランチャイズビジネスや成功する秘訣を配信しています。メルマガ・公式LINEで購読してみてください。
まとめ
「人手不足の業界なら、良い待遇の仕事が簡単に見つかる」とは言い切れません。
人手不足は産業の構造的な要因にもとづく側面もあり、人材募集のために待遇を改善できる業界ばかりではないためです。
人手不足の時代でも儲かる仕事を探すには、人手不足に「高需要」「将来性」の2要素を掛け合わせて考えることが大切です。
また人手不足の企業が網羅しきれなくなったニッチな市場を狙い、個人で起業・開業して儲ける方法もおすすめです。
市場調査や事業アイデアの創出が難しい場合は、フランチャイズの活用を検討してみましょう。成功法則にもとづいた安定的なビジネス展開が可能になります。
起業・開業、そしてフランチャイズのプロ集団・DokTech編集部では、定期的にお役立ちコンテンツを配信しています。まずは会員登録し、ここでしか見られない質の高いビジネス情報を入手してみてはいかがでしょうか。
著者情報
-
独立・起業の最新ニュースや、明日からすぐ使えるテクニックを、分かりやすくご紹介!
フランチャイズ経営者やフリーランス、法人役員など、多種多様なキャリアをもつメンバーでお届けしています。
最新の投稿
- 会員限定記事2023-10-04起業に向けた行動ができない人のよくある特徴と解決法
- 会員限定記事2023-10-03会社を辞めず半年で起業準備!準備終盤に行う集客力を高める取り組み
- 会員限定記事2023-10-03会社を辞めず半年で起業準備!起業の成否をわける初動のコツ
- 独立・開業ノウハウ2023-09-29週末起業の成功例8選!成功しやすい業種と秘訣、事業アイデアの探し方
会員登録(無料)で
お役立ち情報配信中!
会員登録すると
フランチャイズで稼ぐための
お得な配信が受け取れます
1.
業界では珍しい実現可能な確実性のある
情報を厳選
2.
会員限定の深掘り記事が無料で読める
3.
全国で展開旬な情報を発信
会員登録で最新情報をチェック