「起業は自分の存在の証明」ひとり起業家のブランディングプロデューサーが語るミッション

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「起業は自分の存在の証明」ひとり起業家のブランディングプロデューサーが語るミッション

更新日更新日:2023.6.1

公開日投稿日:2023.6.1

現在はひとり起業家専門のブランディングプロデューサーとして活動されていますが、今後の展望や目標をおしえてください。

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。」

これはトーマス・エジソンの言葉です。数々の発明品を世に送り出した彼は、実はあきらめないことのエキスパートだったのかもしれません。

起業家にとっても、あきらめない力はとても重要です。

今回は起業したけれど売上が上がらずくじけそうになりながらも、自身のコンセプトを明確にすることで起業を成功させたブランディングプロデューサーの鈴木順也さんにお話を伺いました。

なぜ安定した会社員生活を捨てて起業に踏み切ったのか、あきらめず軌道に乗せることができたのかなどを本音で語っていただきました。

目次

自己紹介をお願いします。

鈴木順也と申します。グラフィックデザイナー・アートディレクターとして大手企業の商品パッケージデザインや、広告クリエイティブのデザインとディレクションの業務に会社員として従事しておりました。

売上アップに特化したデザインと商品ブランディングのキャリアは25年に渡り、大手企業の制作案件だけでもおよそ1000件に携わりました。

会社員をしながら、対人援助のコーチングを開始したのは2017年からです。しばらくはまったく売上のない日々が続きました。

しかし、自分のコンセプトとブランディングが明確になった直後に、1ヶ月で100万円の売上を達成しました。この経験を多くのひとり起業家に伝えるため、ブランディングプロデュースを開始するようになります。

現在は、頑張っているのに成果が出ない、自分のコンセプトが決まらず売上が上がらないコーチ・コンサルタントなどのひとり起業家に対して売上アップのための個人ブランド作りをサポートする、ひとり起業家専門・ブランディングプロデューサーとして活動中です。

東京出身ですが、2023年3月までの10年間ほど福岡におりまして、4月からまた東京在住です。家族は妻と娘と犬が二匹おります。

会社員からなぜ独立を決心したのでしょうか?

もともと起業するつもりがあったわけではないのですが、自分で稼ぐ力をつけておきたいという想いで、2017年に初めて3か月間コーチングの起業塾に通いました。

最初は副業のつもりで学び始めました。2022年に会社を辞めて完全に独立しているのですが、それも家庭の事情で起業せざるを得なかったから、というのが大きいですね。

2023年に福岡から東京に戻ることが決まっていたので、それが会社を辞めるきっかけでした。

コーチングの起業からブランディングの専門家になったのは、どんなきっかけがあって「これだ」と確信をもたれましたか?

コーチングの起業塾に通いながらも、コーチング自体を自分の商品にすることがあまりしっくり来ておらず結果もあまり出せていませんでした。

コーチングではなくブランディングの専門家になろうと決意できたのは、その起業塾で出会ったマーケッターの一言です。

彼が主催のセールスライティングの講座を受講したときに、グループコンサルで背中を押してもらえました。

彼とは同じコーチング起業塾でお会いしていて面識もありましたし、実績も知っていたのでとても尊敬していました。当時自分でもブランディングを専門にしていこうかなという考えはあったのですが、迷っていてなかなか踏み切れなかったし自信もありませんでした。 

でも尊敬している彼から「それで大丈夫」と背中を押されて「自分の考えは間違っていなかったんだ!」と自信がついたことがきっかけです。

その後ひとり起業家向けのブランディングサービスをしたところ、たくさんの方から求めていただけたので「これだ」と確信することができました。

ブランディングプロデューサーとは具体的にどんなお仕事ですか?

ひとり起業家のブランディングを、個人コンサルティングやデザインを通して作っていきます。

コンサルティングではひとり起業家や自分で商品を作って販売したい人たちのサポートをしています。

最初はマンツーマンでのサポートをしていましたが、昨年講座化し、複数人に同時提供することができました。これからはマンツーマンと講座形式両方でサポートを進めていきたいと思っています。

サポート内容は、「自分らしさ」を大事にしたブランディングサポートです。売り込みをしなくてもお客様が欲しいと思うようなコンセプト作りに時間をかけていますね。デザインも大事ですが、コンセプト作りには言語化することもとても大事です。

皆さんここは結構苦しまれますね。でもとても大切な部分ですのでしっかりと向き合って一緒に作り上げていきます。

またグラフィックデザインの経験も長いので、個人起業家の単発のデザインのご依頼やLP作成、自分自身もKindle出版を2冊している経験もあることから、近年はKindle出版本の表紙のご依頼もかなり多く受注しています。

鈴木様の書籍はこちら

ブランディングプロデューサーとは具体的にどんなお仕事ですか?

独立で上手くいくためにいま大切にしていること・考え・価値観(=テクニック)をおしえてください。 

マインドが大事だなと思います。僕もマインドがブレるときは今もあります。そんなときは「自分の商品を待っている人がいる!」と強く思うことで原動力にしています。

そう考えていると、やはりお客様からもサービスを求めていただけます。自分の商品に自分が一番価値を感じることが重要です。

テクニックはあまり意識していませんが、独立を成功させる容易なテクニックはないかもしれません。自分で試行錯誤するしかないのかなと思いますね。

うまくいかないことも多いので、うまくいかないことはダメだということじゃなく、どうすればうまくいくか考えます。

それでもうまくいかないと自分にダメ出しをしてしまう時は、うまくいっている部分に目を向けます。調子がいい時も悪い時も、少しずつでもいいから地味な作業を毎日コツコツと地道に続けることを心がけていますね。

ブランディングプロデュースを開始する際に、どのような課題や苦労がありましたか?それをどうやって乗り越えましたか? 

自分で商品を生み出すためには、自分のスキルや経験を棚卸する必要があります。過去をふりかえることは人によってはとても辛く、自分の過去に向き合えなくなってしまうクライアントも少なくありません。

「自分には何もない」と思い込んでしまっていると、何も見つからないのです。何かあるはず、というマインドになっていただくために、コーチングのスキルが必要だなと感じます。過去に学んだことがここで生きてきました。

僕のようなサービスの場合、クライアントにも自分と向き合う努力をしてもらう必要があります。全力でサポートしますが、何も行動してもらえなければやはり結果は出ません。

例えばダイエット商品なんかと似ているかもしれませんね。結果が出ないと、「サービスが悪かった」となりやすいのでここは課題です。

精進していきたいところです。

独立で通用しないテクニック、きれいごとのノウハウはありましたか? 

人の感情や人生にかかわっていくことですから、よく見る「するっと月収100万円」とか「ワンクリックで○○円」という広告にあるようなことは現実にはないと思いますね。

広告業界にいたので、広告でなぜそのような打ち出し方をするのかはわかりますが、うのみにしてはいけません。

ノウハウについても「SNS集客」などトレンドのものがありますが、それを使いこなせるかどうかはその人の力量によります。ただSNS発信をすればいいということではありません。

現在はひとり起業家専門のブランディングプロデューサーとして活動されていますが、今後の展望や目標をおしえてください。 

プライベートで長距離の引っ越しがあったので今講座化が止まってしまっています。

この講座化をアクティブにすることが直近の目標です。

ミッションとしては起業をあきらめていく人を一人でも減らしたいです。

未来に不安を覚えて、コーチングやその他無形商材で起業しようと自己投資をして学んでいる方が多い中、うまくいかず諦めていく人も多いのが現状です。

僕も過去何度も諦めそうになりました。でもブランディングすることで事業を軌道に乗せることができたので、この道に確信を持っています。だから一人でも多く僕のサービスを届けて、起業をあきらめる人を減らしたいです。

現在はひとり起業家専門のブランディングプロデューサーとして活動されていますが、今後の展望や目標をおしえてください。

これから起業する人がブランディングを行う上で最も重要なポイントは何だと思いますか? 

一回コンセプトを決めたらブレずに発信し続けることですね。だからこそ最初にコンセプトをしっかりと言語化して作りこむことが重要です。

自分のフィロソフィー(自分の信じる哲学)や価値観に沿っている商品であればいくつ作っても構わないと思いますが、必ず自分の価値観に沿っているものやサービスである必要があります。そうでなければ顧客の信頼や安心感を得ることができませんよね。 

商品自体のテストは、3か月、6か月、1年など自分で決めて行うことが必要だと思います。

これから起業を考えている人たちに、メッセージをお願いします。 

起業とは「自分の存在の証明」だと思っています。というのも、やはり人と関わらせていただくことで自分が存在できるし、相手の方が自分をどう認識するかで自分という人間がどういう人間なのかもわかってきます。時にはクライアントさんから厳しいフィードバックをもらうこともありました。

しかし月並みですが、クライアントさんに「ありがとうございました!」と言われた時が自分の存在が役に立ったんだなと実感できると思います。これは勤めている会社の看板で仕事をしていると味わえなかった感情なので、それが自分で起業することの良さなのかもしれません。

もしも今会社員として毎日「我慢して生きている」という感覚があるのであれば、ぜひ挑戦してみてください。僕もまだまだ挑戦中です。一緒に悔いのない人生に挑戦しませんか?

力強く温かいお言葉ありがとうございました。これからの鈴木さんのご活躍を応援しています。

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