思わず目を惹くユニークな宣伝方法5選|アイデアを生み出すコツは?

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思わず目を惹くユニークな宣伝方法5選|アイデアを生み出すコツは?

更新日更新日:2023.10.6

公開日投稿日:2023.3.8

企業の知名度を上げ、商品やサービスに興味をもってもらうために、企業では多種多様な宣伝方法が用いられています。

開業のお知らせや新商品のPR、企業のブランディングなど、宣伝を実施する目的もさまざまです。

その中には、宣伝を見かけた人の目を惹き、企業や商品、サービスの情報を強く印象付けるユニークな宣伝方法もあります。

この記事では、独自性の高いユニークな宣伝方法を生み出すためのテクニックや、実際にユニークな宣伝を行っている企業の事例を紹介します。

目次

宣伝とは?

宣伝とは?

宣伝とは、英語の「プロパガンダ」が語源のマーケティング用語です。

プロパガンダは、国家が政治的目的で主義主張を広めるために、メディアなどを通じて行われる思想誘導を指します。

一方で、マーケティングでは、ターゲット(顧客)に対して企業が行う施策を意味する言葉です。

宣伝には

  • 企業や商品、サービスを知ってもらう「認知拡大」
  • 来店や商品購入につなげる「集客」
  • 企業のイメージを印象付ける「ブランディング」

などの役割があります。

広告や広報、PR、集客のように名称は異なるものの、宣伝は「幅広く企業や商品を知ってもらうこと」が目的です。

宣伝・広告に活用されている媒体

宣伝・広告に活用されている媒体

宣伝や広告に活用されているのは、アナログとインターネットの媒体があります。

<アナログ媒体>

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、看板、イベントなど

<インターネット媒体>

メルマガ、公式サイト・オウンドメディア、SNSなど

総務省が公表している令和4年情報通信に関する現状報告の概要によると、日本の媒体別広告費はインターネットが急伸しています。

2011年度と比較して、2021年度には3倍以上の広告費がインターネット媒体に投じられるようになりました。

また、2021年度にインターネット媒体へ投じられた広告費は、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌の4媒体にかけられた広告費の総額を上回っています。

しかし、テレビ媒体への広告費は2011年度から横ばいを維持しているのも特徴です。

テレビなどのマスメディア媒体やインターネット媒体を除く、プロモーションメディア(電車やバスなどの交通広告、屋外広告、折込チラシなど)の需要も約3割を占めています。

参照:令和4年情報通信に関する現状報告の概要|総務省

そのため、宣伝媒体を選ぶ際はアナログやインターネットのいずれかに偏るのではなく、多様な組み合わせを検討することが大切です。

一般的な宣伝方法

一般的な宣伝方法

ユニークな宣伝方法を生み出すには、まず基礎として一般的な宣伝方法を把握することが大切です。

宣伝方法には、インターネットを経由せずに宣伝するオフラインと、インターネットを経由して行うオンラインの2種類の宣伝方法があります。

オフラインの宣伝方法オンラインの宣伝方法
テレビCM・新聞広告・折込チラシ・DM・吊り広告・看板・店頭POP・ポスター・イベントリスティング広告・ディスプレイ広告公式サイト・LP・SNS公式アカウント運用・動画広告・オンラインイベント

オフライン・オンラインどちらにも強みがあり、ターゲット層の多くいる媒体を選定するのが宣伝の基本です。

「認知してもらいたい」「商品購入につなげたい」「リピーターになって欲しい」など、目的のCV(コンバージョン)に合わせて、宣伝の種類や方法を選択すると良いでしょう。

集客につながる宣伝方法や具体的な使い分け方は、以下のページでも詳しく解説しています。

関連記事:効果のある集客方法26選(オフライン・オンライン)と巧みに使い分けるコツ

ユニークなだけで集客につながらない宣伝方法の共通点4選

ユニークなだけで集客につながらない宣伝方法の共通点

ユニークな宣伝方法を取り入れても、認知拡大や集客につながらないことも少なくありません。それには4つの共通点が見られます。

  1. ターゲットが曖昧
  2. KPI・KGIが設定できていない
  3. 市場分析が足りない
  4. 費用対効果に見合わないコストの負担

効果が得られないのであれば、ユニークな宣伝方法を生み出す必要がなくなるため、ただユニークなだけの宣伝方法はコスト負担が増える原因になります。

ここからは、ユニークな宣伝方法を取り入れても集客につながらない理由や、宣伝効果が得られないケースの共通点を紹介します。こういった共通点を意識しながら、アイデアを生み出すことが大切です。

ターゲットが曖昧

集客したいターゲットが明確になっておらず、曖昧なまま宣伝を行うのは効果が得られない原因の一つです。

宣伝方法を検討する際、まずはターゲットを絞らなければなりません。

大まかな年齢や性別、居住地などで絞り込むだけでなく、集客や宣伝ではさらにターゲットを絞り込む「ペルソナ設定」をするのも効果的です。

ペルソナ設定とは、商品の購入やサービス利用につながる顧客像を具体化したものを指します。例えば、カーシェアリングの宣伝を行うケースを想定します。

この場合、「30代男性」と大まかなターゲット像だけではなく「〇〇県在住30代男性、既婚、子ども2人、月に1度レンタカー利用」と、詳細に設定したものがペルソナ設定です。

ペルソナ設定ができていなければ、どのような媒体を活用すれば良いのか、どのような手段が効果的なのかを判断できません。

ユニークなだけの宣伝方法になるのを避けるためにも、ターゲット像を詳細にイメージした上で、アプローチ方法を検討しましょう。

KPI・KGIが設定できていない

KPI・KGIが設定できていないのも、集客がうまくいかない宣伝方法の共通点です。KPIは「Key Performance Indicators」の略称で重要業績評価指標を意味します。

また、KGIは「Key Goal Indicator」の略称で、重要目標達成指標を意味するビジネス用語です。KPIは「中間目標」、KGIは「最終目標」だと認識すると良いでしょう。

KGIは、なにを目標に宣伝を行うのか、方向性を決定する上で重要です。KPIは、KGI達成に向けて進捗は問題ないか、中間測定を行う際に活用します。

これらが設定できていないまま宣伝を行っても、講じた宣伝方法で効果が出ているか判断できません。

例えば「新規顧客を増やす」ために、ユニークな宣伝を打ち出したとします。

しかし、KGIが明確になっていないと、認知は広まっているのに購入に至らず、目的の効果が得られない原因になりかねません。

また、KPIが明確でなければ、新規顧客獲得につながっていない宣伝方法を軌道修正できず、誤った運用を続けてしまうでしょう。

市場分析が足りない

宣伝による集客効果が表れないのは、市場分析が足りないのも原因の一つです。

宣伝方法がユニークなことに注力してばかりいると、市場状況と噛み合わず効果が得られません。市場分析では、以下のような項目を意識してリサーチを行います。

  • ターゲット層がどのような媒体で情報を得ているのか
  • 業界の流行傾向
  • 自社に対する市場イメージ
  • 競合他社の宣伝方法

市場の状況が把握できていないと「宣伝媒体の選定ミス」「自社イメージと異なる宣伝」につながります。

市場分析をすれば、ターゲット層に適した宣伝媒体がわかり、自社のイメージに合った内容を宣伝内容に盛り込めるでしょう。

また、競合他社との差別化(自社のより優れた点をアピールする)ためにも、市場分析で競合の動向を調査しておくことも大切です。

費用対効果に見合わないコストの負担

宣伝方法の中には、費用が高額になるものもあります。

例えば、テレビCMは全国放送で有名タレント・インフルエンサーを起用した場合、制作と放送で数千万円単位のコストがかかります。

コスト負担の大きい宣伝方法は、大きなリターンが得られるケースもありますが、赤字になることも少なくありません。

また、高額なコストがかからない宣伝方法であっても、費用対効果に見合わない宣伝を繰り返すとコスト負担が売上を圧迫するでしょう。

宣伝方法を検討する際は、投じたコストに見合うリターンが得られる見込みがあるか、事前に算出するのも大切です。

ただし、宣伝による集客効果が得られるまでにかかる時間は、宣伝方法によって異なります。

宣伝方法は「短期効果を狙うもの」「長期的に効果を得るもの」をうまく使い分ける工夫が必要です。

集客を成功させるユニークな宣伝方法を生み出すテクニック5つ

集客を成功させるユニークな宣伝方法を生み出すテクニック

単純にユニークなだけの宣伝方法ではなく、集客につながるユニーク宣伝方法を生み出すには工夫が必要です。5つのテクニックを紹介します。

  1. 宣伝の基本から外れない
  2. ターゲット層に合わせて宣伝する
  3. 顧客の購買行動「AISASの法則」を意識
  4. 企業や商品のイメージや強みを活かす
  5. 宣伝方法ではなく宣伝内容をユニークにする

安易にアイデアのユニークさだけで宣伝に踏み切るのではなく、市場分析やターゲット層の明確化を含めた事前準備を念入りに行いましょう。

ユニークな宣伝方法を新たに検討する際、意識したいポイントや注意点、失敗を防ぐコツを紹介します。

宣伝の基本から外れない

宣伝の基本から外れない

ユニークな宣伝方法を実施して失敗するケースでは、宣伝の基本から逸脱している場合があります。

宣伝の基本とは、ターゲット層に対して自社の認知拡大や商品購入、リピーター化のゴールに向かって行うPRのことです。

つまり、顧客の目を引く宣伝であってもゴールと結びついていなければ、効果は期待できません。

ユニークな宣伝方法を実施するには、まず宣伝を行う目的(ゴール)を達成できる内容になっているかを検討しましょう。

また、宣伝後の顧客行動をイメージし、ゴールとなる問い合わせや商品購入、来店にいたるまでの導線を明確化するのも宣伝の基本です。

ホームページやLP、店舗情報へのアクセスを含め、宣伝方法の検討と同時にゴールまでの導線を整備すると集客効果が引き出せます。

ターゲット層に合わせて宣伝する

ターゲット層に合わせて宣伝する

ユニークな宣伝方法であっても、ターゲットに届きにくい方法で宣伝を行っていては集客効果が得られません。そのため、必ずターゲット層に合わせて宣伝しましょう。

ターゲットにアプローチしやすい宣伝方法を選ぶ

ターゲット層にマッチする宣伝を行うには、まずターゲットを明確にし、オンライン・オフラインどちらの宣伝方法を行うのかを決定します。

例えば、シニア世代をターゲットに宣伝を行う場合には、オンラインよりもチラシのポスティングやテレビCM、広告掲載のようなオフライン宣伝が効果的です。

若者向けへの宣伝は、オンラインでもInstagramをはじめSNSが有効です。

関連記事:インスタ集客の6つのコツ│メリットや企業の事例も紹介

ユニークな宣伝方法であっても、ターゲットにマッチする方法を選択しなければ集客には繋がりません。

宣伝媒体をターゲットに合わせて選択

ユニークな宣伝方法の効果を引き出すには、ターゲットに届きやすい宣伝媒体の選択も重要です。

広告掲載の場合、子育て世帯向けの広告であればキーワード検索に連動して表示されるリスティング広告や、子育て用品店への掲載依頼を選ぶと良いでしょう。

店舗への来店を促したいときは、店舗前への広告掲示や近隣へチラシのポスティング、Googleマップに店舗登録を行う(地域+ランチなどの検索で店舗情報が表示されるもの)方法もあります。

体験型のコンテンツで宣伝をするなら、イベントが効果的です。詳しい事例やノウハウは「集客イベントの成功事例11選|他社から学ぶ秀逸な企画と成功のコツ」をご覧ください。

宣伝媒体の選定が難しい場合は、ターゲットの行動や人物像をより明確化できるペルソナ設定を活用すると良いでしょう。

顧客の購買行動「AISASの法則」を意識

顧客の購買行動「AISASの法則」を意識

新たな集客方法を生み出す場合でも、顧客がどのような行動を経て購買にいたるのかをイメージすることが大切です。

顧客は「AISASの法則」に則って購買行動を起こすといわれています。AISASの法則は、2005年頃に提唱されました。

顧客の心理や行動の推移を

  1. Attention(認知)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Search(検索)
  4. Action(行動)
  5. Share(共有)

の5段階に分類したものです。

どの段階にいる顧客をターゲットに宣伝を行うか、判断する基準として活用できるため、新たな宣伝方法を検討する際に意識すると良いでしょう。

ここでは、AISASの法則5段階において、顧客が起こす行動や心理面がどのように変化していくのかを段階ごとに解説します。

Attention(認知)

顧客が購買行動を起こす最初の段階がAttention(認知)です。Attentionは「注意を向ける」「注目する」を意味します。

宣伝で顧客を注目させ、企業や商品、サービスに関する情報を認知してもらう段階です。認知している顧客が増えなければ、商品やサービスの購買にいたる顧客も増加しません。

企業では宣伝から直接購入にいたらない場合でも、まず知ってもらうことを目的に宣伝を打ち出すケースが多くあります。

Interest(興味・関心)

企業や商品、サービスを認知した顧客が次に起こす行動が、Interest(興味・関心)です。

認知との違いは「面白い商品がある」「このサービスは自社に必要なのでは」と、顧客が商品やサービスの魅力を感じている点です。

顧客が「自分に関係があるもの」と認識すれば、興味をもってくれる可能性が高まります。

宣伝に魅力的なキャッチコピーを添えたり、目を引く写真や映像を用いたりして、顧客に興味をもってもらうことが大切です。

Search(検索)

企業や商品、サービスに興味をもった顧客は、Search(検索)に行動を移します。

スマートフォンの普及でインターネットが身近なものになった影響で、顧客は興味をもったものの情報収集を購入前に行うようになりました。

検索ユーザーに対し、有益な情報を提供して「購入したい」「利用したい」方向へ誘導するのは、宣伝の成功を左右するポイントの一つです。

例えば、公式サイトやLPのブラッシュアップ、SNS公式アカウントを運用する方法があります。

商品の正確な情報提供や、顧客が抱える悩みやニーズと商品・サービスを結びつけるための宣伝を行いましょう。

Action(行動)

Action(行動)は、顧客が商品購入やサービスの利用に行動を移した段階です。新規購入だけでなく、リピート購入(再購入)につながるケースもあります。

購入手続きを簡略化し、決済手段を複数種類から選択できるようにすれば、購入意思を阻害する要因の除去につながります。

また、購入に踏み切る顧客には、次回購入時に使用できるクーポンの配布や、メルマガ登録を促して接点を維持し続ける宣伝方法が効果的です。

顧客が「良い商品だったのでまた購入したい」「アフターフォローが丁寧で安心できたので継続利用したい」と思えば、リピーターやファンになってもらえるでしょう。

Share(共有)

商品購入やサービスを利用した顧客は、情報を共有する(Share)ことがあります。

すべての顧客が情報共有を行うとは限りませんが、SNSへ投稿したり、知人・友人に情報を伝えたりする顧客もいます。

顧客による商品の情報共有は、企業が直接宣伝を行っていなくても集客につながる点が特徴です。

SNSの投稿が数万単位でリポスト(リツイート)された影響で、商品が品薄状態になるほど人気を集めるケースも少なくありません。

そのため、顧客が思わずSNSに投稿したくなる「映え」を狙った商品を宣伝する、口コミ投稿に対してプレゼントを行う企業もあります。

AISASの法則を理解していれば、顧客の購買行動の段階に合わせて集客につながる宣伝が打ち出せます。

企業や商品のイメージや強みを活かす

企業や商品のイメージや強みを活かす

企業や商品、サービスに対して顧客がもつイメージや、自社商品の強みを活かした宣伝を行うのも集客に効果的です。

例えば、スタイリッシュさが強みのアパレルブランドの場合、クールで恰好良いイメージの宣伝を行えば、顧客イメージに合致した宣伝ができます。

一方で、ポップで斬新な宣伝内容になっていると、顧客のイメージと乖離してニーズが満たせず、集客効果が得られない可能性があります。

自社の商品に対して顧客がどのようなイメージをもっているか、自社商品の強みはなにかを正しく把握していれば、集客に効果的な宣伝が打ち出せるでしょう。

また、スタイリッシュな商品をポップに宣伝するなど、イメージとは逆の宣伝方法をあえて行うユニークな宣伝のアイデアにもつながります。

宣伝方法ではなく宣伝内容をユニークにする

宣伝方法ではなく宣伝内容をユニークにする

ユニークな宣伝方法を検討するのではなく、宣伝内容をユニークなものにすることも大切です。

  1. 広告のデザインやキャッチコピーをユニークにする
  2. 街頭のティッシュ配りをユニークなノベルティグッズで行う
  3. SNS公式アカウントでユニークなリポスト(リツイート)キャンペーンを行う
  4. 何の商品のCMかわからず、思わず検索したくなるようなテレビCMを打ち出す

いずれの内容もユニークですが、宣伝方法は広く知られている一般的なものです。このような対策をすると宣伝の基本から外れず、ユニークなだけで集客につながらない宣伝になるのを防げるでしょう。

ユニークな宣伝方法を取り入れている企業の成功事例5選

実際にユニークな宣伝方法を取り入れている企業の成功事例5選より、それぞれの施策内容や特徴を紹介します。

関連記事:面白い集客方法14選|競合と差別化できる集客の意外なアイデアが満載

ロート製薬「トレインジャック広告」

ロート製薬株式会社では、同社が販売している目薬「ロートジーシリーズ」のテレビCM放送に合わせ、大規模なトレインジャック広告を打ち出しました。

トレインジャック広告は、電車内の吊り広告やドア横・窓上ポスターのすべての広告を占有出稿したものです。

ロート製薬の事例では、社内の床にスマートフォンのアラーム設定画面の巨大なポスターを貼り出しています。

数分おきにアラームが設定されているポスターの様子から、毎朝何度もアラームを鳴らす人の共感を呼んだユニークな宣伝です。

同社の目薬を使用すればスッキリ起床できることを訴求でき、見た人へインパクトを与えながら共感を得た宣伝で話題となりました。

クロス新宿ビジョン「3D巨大猫」

新宿駅東口のスクランブル交差点にあるクロス新宿ビジョンでは、3Dの巨大な猫が放映されて話題になりました。

立体的な映像から「猫が実際にいるように見える」と人気を呼び、SNSで広く拡散されたほか、世界中のメディアでも取り上げられたプロモーションです。

3D巨大猫がランドマークになったことで人が集まり、3D巨大猫が放映されるまでの間に流れるほかの広告視聴数も増加しました。

一般的な宣伝方法のビル広告にユニークなアイデアを加え、集客に成功している事例です。

ハーゲンダッツ「幸せのハーゲンハート探し」

アイスクリームメーカーのハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン株式会社)では「幸せのハーゲンハート探し」と題した、ユニークな宣伝を打ち出しています。

カップアイスクリームのフタを開けた際、製造過程で自然にできたアイスクリームと空洞部分のバランスがハート形に見えるのを活かしたプロモーションです。

企業が宣伝に取り入れるまで、ハート形のクレーターはハーゲンダッツファンの間で知られ、楽しまれていたものでした。

企業側が詳細にリサーチしてハート形の出現率を公表したことで、顧客が商品の開封をより楽しめるようにしたユニークな宣伝です。

メーカーが実際に約1,000個の製品を調査し、11種類のハート形を公式サイトやSNS上で公表しました。この投稿には、20万を超える「いいね」がついており、注目度の高さが伺えます。

モンスターエナジー「無料サンプリング」

モンスターエナジー(モンスタービバレッジ社)は、ターゲット層を若者に絞り込んで「無料サンプリング」を行い、国内エナジードリンクシェアNo.1を達成しました。

世界トップシェアの他社ブランドが、テレビCMを多く打ち出すマーケティング戦略を取る一方、モンスターエナジーはほとんどCMを打ち出していません。

ターゲット層の若者が多く集まるエリア(大学最寄り駅周辺など)に限定し、告知せずに無料で商品を配布する「ゲリラサンプリング」を連日徹底して行いました。

発売当初は知名度の低かったエナジードリンクの認知を拡大させ、地道な活動で「エナジードリンクといえばモンスターエナジー」のイメージを確立させた宣伝方法です。

発売当初のみならず、現在も新商品発売のタイミングに合わせてサンプリングを行っています。

丼ぶり店 深川つり舟「デカ盛り」

飲食店のユニークな宣伝方法では、深川つり舟の「デカ盛り」商品の販売事例があります。

デカ盛りとは、通常の一人前サイズの商品ではなく数人前サイズの商品を手頃な価格で提供するメニューです。

寿司割烹を営んでいた同店が、回転寿司チェーンの参入による客足低下のあおりを受け、学生向けの業態に転換したことがデカ盛りメニュー誕生のきっかけです。

「お腹いっぱい食べてもらいたい」店主の思いから徐々に量が増えた結果、SNS映えになると話題を呼ぶようになりました。

まとめ

まとめ

ユニークな宣伝方法のアイデアは、ターゲットの絞り込みや市場分析を行う宣伝の基本を踏まえたものです。

宣伝をユニークな方法で行うのではなく、宣伝内容をユニークにする工夫が集客に結び付くアイデアにつながります。

「個人で宣伝を行うのは難しい」「宣伝しても集客に結びつかない」のであれば、フランチャイズへの加盟もおすすめです。

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