脱サラ後は何する?成功しやすい職種6選・成功例から稼ぐコツを先人に学ぶ
更新日:2023.10.5
投稿日:2022.11.10
「会社員としての将来に不安がある」「いまの仕事にやりがいを感じない」などの理由で、脱サラを考えているでしょうか。
しかし、「会社を辞めてまでやりたいことがない」「どのような準備をすれば良いのか、見当もつかない」と脱サラを躊躇する人もいるかもしれません。
脱サラ後は、どのような仕事を選ぼうが自由です。しかし、選択肢の多さがかえって決心を鈍らせる原因となります。またどうすれば成功できるのかの正解がわからないことも、不安をあおるかもしれません。
そこで本記事では独立開業のプロであるDokTechが、独立開業で選ぶべき職種を独自の視点から解説しました。稼ぎやすい仕事や成功する秘訣、初期費用が少なくて済むビジネスモデルを知りたい人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
関連記事:【脱サラとは】初心者におすすめの方法やメリット、迷ったときの対処法は?
目次
脱サラとは
脱サラとは、「脱サラリーマン」の略称です。企業に雇用されて働くサラリーマンが、退職して事業を始めることで、いわゆる「独立」と同じ意味があります。
脱サラには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。3つのポイントから説明します。
脱サラのメリット
脱サラのメリットは、3つあります。
- 働く時間や場所を自由に選べる
- 何歳になっても働ける
- 収入を増やせる可能性がある
脱サラをすると、出社する必要がありません。就業時間の定めもなく自宅やカフェ、コワーキングスペースなど好きなときに好きな場所で働けます。
朝は子どもの行事に参加し、午後からカフェで仕事をする働き方も可能です。
「この仕事は〇〇さんに任せたい」と思ってもらえれば、何歳でも仕事が舞い込みます。
脱サラすると「従業員を雇用して受注量をアップさせる」「多店舗展開する」など、収益を増やすための選択肢が広がります。
努力次第では、会社員の給与よりも脱サラ後の収入のほうが高くなる可能性もあります。
脱サラのデメリット
脱サラのデメリットは、3つあります。
- 収入が不安定になることがある
- 仕事を自分で取りにいかなければならない
- 管理力がないと勤まらない
脱サラすると会社から給与が支払われなくなります。仕事を自分で獲得しなければなりません。「依頼が少ない」「売れ行きが悪い」などの理由で収入が減るかもしれません。
管理力がなければ勤まらないのも脱サラのデメリットです。
タイムマネジメントができなければ、取引先との信頼関係を損ねかねません。資金のやり繰りがうまくいかないと、資金トラブルに発展することもあるでしょう。
関連記事:脱サラとは?脱サラの向き不向き・注意点・おすすめの方法を丸ごと解説
脱サラして何する?成功しやすい職種・仕事6選
脱サラ後な何をすると良いのか、成功しやすい職種・仕事から、6つを厳選して紹介します。
- 小規模飲食店のオーナー
- 営業代行
- ITエンジニア
- アフィリエイター
- 家事代行サービス
- 農家
会社を辞めると、収入が不安定になりがちです。脱サラ後の生活をできるだけ早く安定させるためにも、どのような事業で稼ぐのか目途を立てておきましょう。
初めての分野で、たった1人でも取り組みやすい事業は、以下の観点から選ぶと見つかります。
- 初期投資が少なくて済む
- 専門的な知識がなくても始められる
- 支援が充実している
参考にしてみてください
小規模飲食店のオーナー
小規模飲食店とは、本格的な厨房や飲食スペースを持たず、テイクアウト中心で販売する事業形態です。タピオカや唐揚げ、レモネード、たこ焼きなど、さまざまな食品が販売されています。
小規模飲食店のメリットは、以下の通りです。
- 本格飲食店より初期投資が少なくて済む
- キッチンカーでも開業できる
- 利益率が高く、稼ぎやすい
日本政策金融公庫の調査によると、イートイン設備を持つ大規模飲食店の開業には1,000万円ほどの初期費用がかかるとわかっています。
キッチンカーでの開業も可能
しかし小規模飲食店は必要とするスペースが小さく、キッチンカーでの開業も可能です。初期費用も100万~500万円ほどあれば少ない負担で開業できます。
利益率が高い点も、小規模飲食店の魅力です。一般的な飲食店は原価だけで30%ほどかかりますが、小規模飲食店の原価率はタピオカ店で15~20%ほど、唐揚げ店で25%といわれます。
「そもそも使う食材の種類が少ない」「食材そのものの原価が安い(鶏肉は牛・豚より安価)」点が、原価率を抑えられる理由です。
利益率も高く、レモネード店で20%前後、唐揚げ店で25%ほどにもなります。
【飲食店ビジネスが学べる関連記事】 キッチンカーの開業!儲かるメニュー・出店場所は?移動販売で儲けるコツ たこ焼き屋(店舗・屋台・移動販売)の開業方法│資格・費用・成功のコツは? 弁当屋の開業に必要な資格・資金│失敗しないポイントと成功事例も紹介 |
営業代行
会社員時代に営業をしていた人は、「営業代行」を事業にすると培ったスキルを活かして独立できます。
営業代行とは、企業に代わって営業活動を行うサービスです。経営効率を上げたい企業が、従来の「営業人材を自社で育成する」手法にかわり、外部のプロフェッショナルに依頼する手法をとるようになってきました。
実際、必要な業務を社外のプロフェッショナルに委託するBPO市場(ビジネスプロセスアウトソーシング)は拡大し続けています。
IDC Japanの調査によると2021~2026年の年間平均成長率は 3.9%、2026年の市場規模は1兆717億円に達するとの予測が出ています。
参考:出典:IDC
営業代行は今後もニーズの高まりが見込める職種である点が、脱サラにおすすめできる理由です。また店舗や事務所を構える必要もなく、少ない初期投資で始められます。
営業代行の報酬は、契約形態によって異なります。主な契約形態と報酬の目安は以下の通りです。取引先によっても報酬は変わります。
報酬体系 | 特徴 | 報酬 |
成果報酬型 | 成果に応じて報酬額が変動 | アポイントメント1件につき1.5万〜2万円成約すると売上の30〜50%程度 |
固定報酬型 | 給与のように、固定で支払われる報酬形態 | 50万〜60万円/月 程度 |
複合型 | 報酬の一部が固定・残りは成果報酬 | 固定報酬部分が25万〜50万円/月 程度 |
ITエンジニア
ITエンジニアは、IT(情報技術)関連の専門的な知識・スキルを有する技術者で、人工システムの開発企画や設計から、実際の制作、運用、保守までを行う仕事です。
厚生労働省がまとめた一般職業紹介状況(令和4年8月分)によると、ITエンジニアの新規有効求人倍率は2020年以降2~4倍程度で推移しています。
また国内のIT人材は供給不足の状態が続いており、2030年には約79万人もの人材が不足するとの試算もあります。
これからますますAIやIoT、ビッグデータ、VRなど先端領域の発展が見込まれる現代、エンジニアに対するニーズは高まり続けると予測できます。脱サラし、独立しても安定した収入を得やすい職種です。
稼ぐには市場ニーズの高い技術が必要
ただし、稼げるエンジニアになるためには、高度なスキルや開発能力が必要です。
自分自身が専門とする領域を定め、市場ニーズの高い技術を身につけておきましょう。また企業におもむき案件を取得する営業力も欠かせません。
脱サラしてエンジニアになった場合の年収目安は、フリーランスのエンジニアで700万~900万円程度です。
またエンジニアとして独立する方法のほかに、「IT関連のスタートアップ企業を設立する」「ITコンサルタントになる」などの選択肢もあります。
アフィリエイター
アフィリエイターとは、アフィリエイト(成果報酬型のインターネット広告)を利用して収入を得る人です。
自分のサイトやブログで企業のサービス・商品を紹介し、広告を添えておきます。興味を持った読者が広告をクリックしサービス・商品を購入すると、アフィリエイターに報酬が入ります。
アフィリエイターは「パソコンとインターネット環境があれば始められる」「時間の制約がない」などの気軽さから、副業としても人気があります。
ただし、スタート段階からアフィリエイトのみで生活できるだけの収入を得るのは困難です。
開始から数か月は収入がない状態も珍しくないため、軌道に乗るまでは副業として取り組むか、別の仕事を並行して行うなどのリスクヘッジが必要となります。
アフィリエイターの収入は、サイトやブログの規模やPV(閲覧)数によって変動します。
アフィリエイトだけで生活できるようになるためには、紹介する商品やサービスにもよりますが、1か月に100万PVほどが必要です。
1か月に100万PVあるサイトならば、月収50万~100万円ほどが期待できます。
家事代行サービス
家事代行サービスは、依頼者の自宅に行き「掃除」「料理」「犬の散歩」など依頼された家事を請け負う仕事です。家事が得意な人や身体を動かすのが好きな人に向いています。
脱サラして家事代行サービスで独立するには、個人(フリーランス)として依頼を請け負う方法と、家事代行のフランチャイズに加盟する方法とがあります。
依頼される家事の中には、エアコン清掃やキッチン換気扇の掃除など高度なスキルが必要となるものもあるため、しっかりした研修を受けられる環境を選びましょう。
家事代行サービスの年収目安は、以下のとおりです。
- フリーランスの場合:200万~320万円程度
- フランチャイズの場合:400万~450万円程度
関連記事:フリーランスになるには?具体的なり方の基礎知識と必要なスキル
農家
農家は、野菜や果物、米、花木などの農作物を栽培し、商品として販売することで利益を生む職業です。
脱サラし農業を志す道は、年代を問わず支持されています。
「大自然の中で自給自足の暮らしを楽しむ」「オーガニック野菜を家族に食べさせて、子どもを健やかに育てる」など、ゆったり生きられるイメージが農業が人気を集める秘密です。
また農業には定年がありません。シニアになってからも働き続けられるため、老後の生活基盤を整えたい人にも向いています。
とはいえ自然が相手の仕事である農業で成功するのは、簡単ではありません。農林水産省の調査によると、「農業が収入と主となる人」の平均年収は415万円ほどです。
参考にしたい農家の事例
また農産物の認知や価値を高めるための取り組みも、各所で見られるようになりました。
「ブランド野菜」などの取り組みも広範囲で行われています。生育過程を発信してファンをつくり、ECサイトで人気となる農産物もあります。
〇 ブランド農産物の例・各地に独自ブランドがある「サツマイモ」(紅こがね、いもジェンヌ、葵はるか など)・県のオリジナル品種を「3兄弟」として売り出し成功した「りんご三兄弟」(長野県)・「このエリアでしか作られない」独自性で成功した「万願寺甘とう」(京都府) |
ここで2つの農家を、SNSより紹介します。いずれも「作っている人」の存在が伝わるアカウントで、仕事のイメージがつきやすいため取り上げました。
〇 フォロワー数が多い農家SNS 鈴木農園 太っちゃん屋(1.1万人) かりゆしすいか🍉沖縄農家(1.1万人) |
※ フォロワー数は2022年10月時点
▼おすすめの投稿はこちら
鈴木農園(野菜への愛情が感じられます)
かりゆしすいか(野菜作りの苦労とやりがいが感じられます)
脱サラの成功確率を上げる!脱サラして稼ぐ3つの秘訣
脱サラの成功確率を上げる秘訣を3つの視点から解説します。
- 自分の専門知識や得意を活かせる仕事を選ぶ
- 少ない資金で始めて貯金に余裕をもっておく
- 勤めていた会社と似ているビジネスモデルの仕事をやる
何をもって「脱サラ成功」とするかは、人によって異なります。しかし、「会社員以上の収入を得る」ことは、脱サラを考える人なら誰もが抱く願いではないでしょうか。
「できるだけ早く事業を軌道に乗せ、安定的な収入を得られるようにする」秘訣を紹介します。事業計画を作成する際にもお役立てください。
自分の専門知識や得意を活かせる仕事を選ぶ
会社員時代に身につけた知識やスキル、あるいは特技を活かせる仕事を選ぶと成功が近づきます。脱サラして取り組む事業分野の基本知識をゼロから学ぶ必要がなく、時間を節約できるためです。
専門知識や得意を活かした脱サラは、以下の例があります。
- コンサルタント業:集客・販売支援や営業、ブランディングなどのノウハウを活かし、顧客の課題解決をサポートする
- 代行業:営業や家事などを代行を請け負う
- 販売支援業:広告やサイト制作などを通じ、顧客の商品販売を支援する
- 技術職:持つ技術を活かし、利用客が喜ぶ価値を提供する(ネイリスト、インストラクターなど)
また会社員だからこそ知り得た「仕事の進め方」「他社とのかかわり方」なども、脱サラ後の事業に活かせます。
専門知識や得意分野がまだ定かではない人は、副業をして経験を積むことをおすすします。
副業初心者やサイドビジネスに興味がある人は「安全なおすすめの副業ランキング18選!スマホ・在宅で本当に稼げる副業紹介」をご覧ください。
少ない資金で始めて貯金に余裕をもっておく
脱サラは「小さく始める」のも成功の秘訣です。
どのような事業でも、始めるには初期費用がかかります。また当面の生活費や事業運転資金も必要です。独立する前に、どれくらいのお金を持っておくと良いのか計算してみましょう。
脱サラすると、それまで毎月振り込まれていた給料がなくなります。脱サラした直後は、収入は減るのに支出が増えがちです。医療保険や年金保険などが自費負担になるのが注意点です。
初期費用をかけすぎず、自己資金を確保するならスモールスタート型のビジネスをおすすめします。売上が大きくなってきたら、時期を見て事業を大きくしていきましょう。
少額で始められるスモールビジネスには、以下の例があります。融資を利用せず、自己資本だけで始められるものばかりです。
- 個人事業主でもできる「Webライター」「Webデザイナー」「プログラマー」など
- 事務所レスで始められる「コンサルタント」「営業代行」など
- 本格事業が数百万円で始められる「フランチャイズ」
法人を設立する際も、株式会社より合同会社の方がかかる費用が少なくて済みます。
関連記事:低資金で開業できる仕事13選|自己資金0円~300万円以下のコスト別で紹介
勤めていた会社と似ているビジネスモデルの仕事をやる
事業を成功させるためには、成功が描けるビジネスモデルで始めることが大切です。
たとえば、前職で就していた業種・業態の市場でビジネスを立ち上げたり、勤めていた会社が採用していたビジネスモデルを活かしたります。
未知の業界に参入し、一からビジネスモデルを確立するには、時間も手間もかかります。事業が軌道に乗る前に資金が底をついてしまっては、脱サラ失敗といわざるを得ません。
事業を成功させるコツは、すでにある「成功モデルを真似ること」です。ビジネスモデルを真似た事業を検討するのも、成功への近道です。
関連記事:脱サラ起業で失敗する8つの理由|厳しい現実と成功をつかむヒント
失敗を避けるには?脱サラ前のサラリーマンがやるべきこと5選
脱サラ前のサラリーマンがやるべきこと5つを紹介します。
- キャリアの棚卸しをする
- 読書して知識を広げる
- ビジネスに関する情報を収集する
- 情報発信をして認知を集める
- ビジネス交流会に参加して脱サラ経験がある人の話を聞く
「よし、明日脱サラしよう!」と思いつきで会社を辞めても、うまくはいきません。
脱サラすると、自由度は高まりますが、すべてが自己責任になります。成功させるには、入念な準備が必要です。独立するための努力も欠かせません。
会社員として勤めている間からできる脱サラで用意しておきたいことを解説します。
キャリアの棚卸しをする
キャリアの棚卸しとは、積み重ねてきたスキルや経験、知識を洗い出し、自己の強みを見つけることを意味します。転職活動でも行われる作業で、「自己分析」とも言い換えられます。
自身を客観視して市場価値を見極め、将来像を明確にしてこれからの道を整理する役目も果たします。
知識やスキルを明確にすると、どのような業種・職種なら成功しやすいかが見極められます。脱サラし取り組む事業の方向性を定めるためにも、キャリアの棚卸しは欠かせないプロセスです。
キャリアの棚卸しは、次の6ステップで進めてみてください。
自身の職務経歴を振り返る取り組んできた業務内容を整理する仕事で工夫した点や成果をまとめる自信を持てるスキルや強みを見つける将来の目標や希望を設定する自分の強みと将来像を一致させる |
読書して知識を広げる
読書は手軽に知識を会得できる方法です。通勤や移動、休憩の時間なども利用し、多くの本から知識を吸収しておきましょう。
経営者が書いた「会社経営の心得」「人材育成」「時間やモチベーションの管理」などの書籍や、先に脱サラした人が書いた実践的なノウハウ本、業界の動向や最新事情などはぜひ読んでおきたいジャンルです。
読書では読んで満足するのではなく、行動に移することが重要です。基本的に実践を前提に本を選びましょう。
〇 脱サラ前に読んでおきたい本の分野&おすすめの1冊 *成功者のマインドを学べる分野 ・おすすめの1冊:「必ず、できる! 元米国海軍ネイビーシールズ隊員父が教えるビジネスと人生の8つの基本」 *商売の本質を解説した本 ・おすすめの1冊:「一勝九敗」 *市場構造やモノが売れる過程がわかる分野 ・おすすめの1冊:「マーケティングマインドのみがき方」 *ヒト(人材)の育て方に関する分野 ・おすすめの1冊:「人を動かす」 *スモールビジネスの始め方に関する分野 ・おすすめの1冊:「スモールビジネスの教科書」 |
ビジネスに関する情報を収集する
会社に勤めていると、自社の業界以外の動向に疎くなりがちです。脱サラ後に幅広い業界・業種とかかわる可能性も踏まえ、ビジネスに関する情報を広く収集しておきましょう。
とくにビジネスの「トレンド」に関する情報収集は大切です。どのような事業でも、顧客(消費者)が求めるモノ・サービスを知らずに成功はできません。
いま人気の商品や消費者の価値観、購入ルートなどに関して敏感に情報を集めておきます。市場動向や業界の変化を数字で抑えることも必要です。
最新情報を集めるおすすめの方法は、以下の3つです。
- Googleで検索する(情報更新日が新しい記事を読む)
- 「NewsPicks」「SmartNews」などのビジネス系ニュースアプリを利用する
- SNSで人気の投稿やハッシュタグをチェックする
情報発信をして認知を集める
SNSを活用すると、ジャンルを問わずさまざまな人とつながりあえます。
脱サラの意気込みや準備過程などを発信すると、よき理解者や応援してくれる人があらわれ、やがてファンやになる可能性があります。
誰かがあなたの投稿に共感し、SNSでつながった人が「事業の情報を拡散してくれる」「顧客になる」などの展開も期待できるため、積極的に情報発信をしてみてください。
X(旧Twitter)には、どのようなジャンルでも「チャレンジする人を応援する空気感」があります。
クリエイターとして独立したい場合はInstagramに作品を載せる、TikTokにショート動画を公開するなど、自身の事業と相性の良いSNSを選んでみましょう。
ビジネス交流会に参加して脱サラ経験がある人の話を聞く
脱サラし事業を始めた人の体験談や、大変だったことや失敗した経験談には、自身の脱サラを成功させるヒントが詰まっています。ビジネス交流会や起業セミナーなど、話を聞ける機会に積極的に参加しましょう。
またビジネス交流会やセミナーは、事業に欠かせない「人脈を広げる場」「人間関係を構築する場」としても機能します。
ビジネス交流会やセミナーは「企業主催のもの」「商工会議所・青年会議所が開催するもの」があります。また、会ってみたい人同士をマッチングするアプリも活況です。
〇 ビジネス交流会・アプリの例
名称 | 特徴 |
アントレ交流会 | 参加者の8割が起業家。毎月100名規模で開催。 |
バーチャルランチクラブ | 15分単位のマッチングアプリ。会員数は15,900人以上。 |
イェンタ | ビジネスパーソン対象のマッチングアプリ。累計マッチング数は90,000件以上。 |
関連記事:ビジネスオーナーのメリットや成功する人の特徴|実現するための4手順とは
脱サラの成功事例
脱サラの成功事例を2つ取り上げます。
- 営業(フリーランス)
- ゴーストレストラン(個人事業主)
どのような方法で成功したのか、工夫や働き方のポイントを紹介します。
脱サラの成功事例①:営業(フリーランス)
企業で営業職に就いていた経験を活かし、脱サラして営業専門のフリーランスに転身した事例です。フリーランスの営業は、企業に依頼されて営業を代行する仕事です。
脱サラに踏み切ったのは、会社の指示ではなく「自分が納得できる商材を売りたい」と感じたことがきっかけでした。
独立する前に営業活動が活発な企業に転職し、営業スキルを磨いたことが成功につながったポイントです。
営業成果を積み重ねるうちに、取引先企業から「うちの会社を手伝って欲しい」と依頼を受ける形で独立しました。
独立後半年あまりで15件の依頼を請けるようになり、月間売上100万円を達成しました。
脱サラの成功事例②:ゴーストレストラン(個人事業主)
脱サラしてゴーストレストランの開業に成功した事例を紹介します。
このオーナーは元々料理職人でしたが「高級食材をふんだんに使った料理を手軽に食べてもらいたい」との思いから独立しました。
独立してすぐに自分の店舗をもつことに不安があり、デリバリー専門のゴーストレストランからスタートしました。
シェアキッチンを利用し、初期費用を抑えて開業した点がポイントです。今では店舗をもつようになり、持ち帰りやイートインにも対応しています。
脱サラして成功したいけど何をすれば良いかわからない人にはフランチャイズがおすすめ
「脱サラはしたい」「でもとくにやりたい事業はない」「会社員以外の働き方を知らない」などの理由で脱サラを躊躇する人は、フランチャイズ事業を検討してみましょう。
フランチャイズとは、事業本部(フランチャイザー)に加盟し、商標権やサービスの販売権を利用できるビジネスモデルです。
加盟金やロイヤリティの支払は必要ですが、「事業開始時点からブランド力・知名度のある看板を利用できる」「成功ノウハウが詰まった運営支援を受けられる」などのメリットがあります。
何をどのようにすれば儲かるのかが明確なため、脱サラ後の業種に迷う人にもおすすめです。
フランチャイズで脱サラし、成功した事例を3つ紹介します。
関連記事:フランチャイズのメリット・デメリット│FC業界のプロが解説
脱サラしてフランチャイズで成功した事例:買取事業
異業種からフランチャイズの買取事業に参入し、開店2か月で黒字化を成功した事例です。
オーナーが独立したきっかけは、前職の将来性に不安を感じたからでした。
独立後に買取業を選んだのは、自店舗の商圏に同ブランドの出店はしない「出店エリア制限」があるというフランチャイザーの方針に魅力を感じたのが理由です。
出店エリア制限があると、自店舗の運営が軌道に乗ってきた後に参入した他店に顧客を奪われる心配がありません。
このオーナーは、「どうしても買取業をしたかった」わけではなく、勝てる戦略を持つフランチャイザーに出会えたから独立を決め、成功しました。
「独立したいが、やりたいことは特にない」人は、やりたいことを考える前に「どうすれば成功できるか」を集中的に考えてみると良いでしょう。
脱サラしてフランチャイズで成功した事例:ハウスクリーニング
ハウスクリーングは、依頼者の自宅を訪問し清掃業務を行います。未経験からハウスクリーニング業をはじめ、従業員を雇うほどの規模に成長させた事例を紹介します。
このオーナーの前職は異業種です。独立を志した際、ビジネスモデルが確立されているフランチャイズに注目しました。
稼げるようになるまでの過程が明確であり、集客支援もしてもらえるため、知識がなくてもはじめやすい点が魅力だったといいます。
丁寧な仕事ぶりが評判となり、リピーターの獲得にも成功、収入も安定するようになりました。
未経験での独立や、稼げるようになるまでに時間をかけたくない人は、フランチャイズビジネスを利用してみましょう。成功のノウハウにもとづいて事業を始められるため、短期間で軌道に乗せられます。
脱サラしてフランチャイズで成功した事例:配食サービス
配食サービスとは、食事を指定の場所まで配達するサービスです。
Uber Eatsや出前館など「注文を受けて配達する」フードデリバリーとは異なり、定期契約を結び食事を届けます。
介護施設が高齢者向けに提供するケースが多く見られます。高齢者の安否確認にも対応するサービスも増えてきました。
配食サービスのフランチャイズで独立を果たしたあるオーナーは、成功した秘訣を「初期費用が少なくて済むフランチャイジーを探した」「市場のニーズを徹底的に調査した」と語ります。
フランチャイジーの中には「加盟金0円」「保証料不要」とする会社もあります。初期費用を押さえたい人は、条件を細かく比較し選ぶと良いでしょう。
またこのオーナーは独立を決める前に、商圏の介護施設すべてに「配食サービスの需要はあるか」と問い合わせ、ニーズを確認しています。
独立し、成功するためには事前の市場調査がたいせつだとわかる事例です。
関連記事:これから伸びるフランチャイズ7業種!将来性があるおすすめの分野は?
まとめ
「もっと稼ぎたい」「自分の力を試してみたい」と考える人にとって、脱サラは憧れの選択かもしれません。
しかし脱サラは、勢いや思い付きで成功するほど甘くはない現実も解説してきました。脱サラを決める前には、業種や業態を十分に検討し、市場状況をしっかり把握する準備が大切です。
とはいえ、脱サラし成功している先輩も大勢います。まずは異業種交流会やセミナー、書籍などから情報を収集してみましょう。
DokTech編集部では、メルマガ・公式LINEでも脱サラに関する情報を配信しています。気になった人は、いますぐ無料登録してみてください。
著者情報
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独立・起業の最新ニュースや、明日からすぐ使えるテクニックを、分かりやすくご紹介!
フランチャイズ経営者やフリーランス、法人役員など、多種多様なキャリアをもつメンバーでお届けしています。
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