開業カウンセラーの現実は厳しい?原因と稼げる方法まとめ

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開業カウンセラーの現実は厳しい?原因と稼げる方法まとめ

更新日更新日:2023.10.6

公開日投稿日:2023.7.4

開業カウンセラーの現実は厳しい?原因と稼げる方法まとめ

今回は独立・開業したカウンセラーが直面する現実問題を、ありのままお伝えします。

こころの病気に悩む人の増加やストレス過多の社会で注目されるカウンセラーですが、国内の現実は甘くはありません。単にカウンセラーの適性があるだけでは、稼げるカウンセラーにはなれないためです。

開業カウンセラーには、適性にくわえてマーケティング力と集客力が必要です。悩む人の気持ちに寄り添いつつ、サービスの魅力をあますことなく伝えられる力や人を集める力と考えてください。

集客できるようになると、年収も比例して増えていきます。これから人気カウンセラーになり稼ぎたいと考えるあなたは、本記事で紹介する開業カウンセラーの現実と必要な資質をしっかりチェックしてみてください。

目次

開業カウンセラーの年収

開業カウンセラーの年収

独立・開業し事業を営む人の年収はピンキリといえるほどの幅があります。開業カウンセラーの年収は事業規模や相談件数によって変動し、明確な統計は出ていません。

開業カウンセラーの相談料収入を以下の条件で試算すると、年収は600万円になります。

  • 相談料:5,000円/60分
  • 相談件数:5件/日
  • 営業日:5日/週

開業カウンセラーは、相談を聞く場所と少々の備品があれば営業できます。経営に必要な固定費が少なく相談者数に比例して収入を増やしやすいため、年収1,000万円に達する人もいるようです。

ただしシミュレーションのように、毎日コンスタントに5人の相談者が来るとは限らない点には注意しましょう。

参考までに雇用されているカウンセラーの収入は以下のとおりです。

  • 正社員:373万円/年収
  • 派遣社員:1,440円/時間
  • アルバイト・パート:1,076円/時間

給与水準は関西圏が比較的高く、京都府は年収406万円です。

(参照:カウンセラーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)|求人ボックス 給料ナビ

開業カウンセラーになる方法

開業カウンセラーになる方法

カウンセラーとして独立・開業する手順はつぎの6ステップです。

<開業カウンセラーになる手順>
1.事業計画を策定する
2.(必要な場合)開業資金を調達する
3.カウンセリングルームを設置する場所を選ぶ
 a.賃貸物件なら物件取得の手続きを完了させる
 b.自宅で開業するなら必要な改装を済ませる
4.税務署に「開業届」「青色申告承認申請書」を提出する
5.広告宣伝活動をし、集客する
6.開業カウンセラーとして活動する

事業計画とは、これから始める事業の内容や見通し、収益見込みを計画することです。

数字や文字情報で資料にしたものを事業計画書といいます。作成は必須ではありませんが、金融機関から資金を調達したいときには提出を求められる場合があります。

詳しい書き方は「個人事業主が事業計画書を作成する6つのメリットと具体的な書き方」をご覧ください。

開業カウンセラーに取得が義務づけられている資格はありません。「カウンセラーになる」と決心し、開業すれば誰でもなれます。

ただし、事業の信頼性を得るには何かしらの公的・民間資格の取得が望ましいでしょう。

<カウンセリング界で唯一の国家資格「公認心理士」とは>
2017年に制定された公認心理士は、文部科学省と厚生労働省が認定する唯一のカウンセリング国家資格です。業務独占資格ではないためカウンセリング業務の寡占はできません。ただし名称独占資格であるため、公認心理士を名乗れるのは有資格者のみです。

カウンセラー関連の資格は、民間を中心に乱立状態です。公認心理士は唯一の国家資格として既存の民間資格との差別化や自分の経歴・業務に箔をつけたい人から注目されています。

◎ 公認心理士資格の取得方法
大学・専門学校で所定科目を修了した後
 ・大学院で所定科目を終了
 ・実務経験2年以上
このいずれかで国家試験の受験資格が得られ、試験合格により公認心理士資格が付与されます。

開業カウンセラーのメリット・デメリット

開業カウンセラーのメリット・デメリット

カウンセラーとして活動するには、依頼があった相談に対応し、給与所得を得る雇用形態でも可能です。自治体や病院、教育機関などさまざまな場所で雇用カウンセラーは活躍しています。

安定した収入を得やすいのは、雇用形態でのカウンセラーです。では開業カウンセラーを敢えて選ぶ人は、どのような理由で決心しているのでしょうか。

開業カウンセラーならではのメリットとデメリットをまとめました。

「自分らしく営業できる」点が開業カウンセラーのメリット

開業カウンセラーのメリットは自由度の高さにあります。事業の方向性や営業時間、相談のスタイルなど営業にかかわるすべての要素を自分で決定できるためです。

雇用カウンセラーは、相談案件を自分では選べません。また勤務時間も規定されます。

しかし開業カウンセラーなら「得意領域の相談だけを受ける」「都合の良い時間帯だけ働く」など希望に合わせて柔軟に働けます。

収入は相談件数によって変動します。信頼され人気があるカウンセラーになれれば、青天井ともいえる収入を目指せます。

「収入が安定するまでが苦しい」点が開業カウンセラーのデメリット

雇用カウンセラーと開業カウンセラーの決定的な違いは、収入面でしょう。

開業カウンセラーは相談者の数で収入が決まります。相談者が増え人気が出れば比例して収入が上がる反面、相談者がいなければ収入はゼロです。

相談者を集めるための宣伝活動は、開業カウンセラーが苦労しやすい局面です。

事業に関するすべての業務を自分で行わなければならない点を大変だと感じる人もいます。開業すれば宣伝活動はもちろん、経理処理や納税なども自分で対応しなければなりません。

関連記事:心理カウンセラーは仕事がないのか|求人状況や将来性、おすすめ資格解説

開業カウンセラーの現実が厳しい理由

開業カウンセラーの現実が厳しい理由

開業カウンセラーとしての独立・開業と、稼げるようになるかどうかは別問題です。開業したは良いものの、思うように収入を増やせず、カウンセリングルームの看板を下ろす人もいます。

こころの悩みを抱える人が多いといわれる世相にもかかわらず、開業カウンセラーの現実が厳しいのはなぜでしょうか。理由を3つ、解説します。

一般消費者のカウンセリングを利用するハードルが高い

悩みストレスがあるとき、人は誰に相談するのでしょう。

「家族や友人」「職場の人」との回答が多く、精神科などの医療機関やカウンセラーと答える人は少数派のイメージはありませんか。

北九州市の調査でも同じ回答結果が得られています。さらに悩み・ストレスの相談や助けを求める行動を「恥ずかしい」と考える人は男性18.9%・女性12.6%いたそうです。

(参照:こころの健康に関する実態調査結果について(概要版) |北九州市立精神保健福祉センター

上記からわかるとおり、日本ではまだ「心理的な相談はカウンセリングへ」との風潮が稀薄です。カウンセリングは何か特別なものであり、おもに精神疾患のある人が利用する場所と考える人もいます。

カウンセリングそのものに対する心理的ハードルの高さや、利用したいと思う人が多くない現実が集客を困難にしているようです。

カウンセリング料金が市場の需給バランスに見合っていない

カウンセリングは、1回だけの相談で終わるケースは稀です。課題の整理とまた実生活の変化を長い目で見て相談者の悩みを解決に導きます。

相談料が買い切りではなく、数回~数十回の連続した収入として確保しやすい点が、開業カウンセラーのメリットの1つです。

ただし、日本では年収が上がらない時代が続いています。平均給与は1989年から一貫して400万円台、2000年代は1990年代より低い給与水準で推移しているほどです。

(※ 参考:令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省

厳しい生活を強いられる人も少なくない日本で、カウンセラーへの相談料を払いつづけられる一般の人はどれだけいるでしょうか。

「カウンセリングに興味があっても、長期利用できるほど、経済的な余裕はない」との壁が現実的に立ちはだかっていると考えられます。

カウンセリングの価値・必要性が周知されていない

本来、カウンセリングは専門職です。

必要と判断すれば行政や医療機関との連携、認知行動療法の実施など、より深い支援が提供できる職務領域を持っています。健康保険が適用されるケースがある点でも、専門性の高さがわかります。

しかし、カウンセリングに馴染みの薄い一般の人にとっては「カウンセリング=話を聞くだけ」「悩みを話してスッキリする場所」とのイメージを持つ人も少なくありません。

カウンセラーが本来提供できる価値と一般の認知にギャップがある点も、開業カウンセラーには厳しい現実として立ちはだかります。

関連記事:心理カウンセラーの仕事はきつい?大変な理由とやりがいのリアルな声

開業カウンセラーが収入を上げる方法

開業カウンセラーが収入を上げる方法

カウンセラーとして開業し、コンスタントに集客するにはコツを押さえた営業が大切です。

ここからは独立・開業をする人のために役立つ情報を発信する「DokTech編集部」が、開業カウンセラーの収入を上げる5つのコツを提案します。

  1. カウンセリングの単価を上げる
  2. ダブルワーク・副業をする
  3. 集客できる動線を構築する
  4. 集客チャンネルを多角化する
  5. カウンセリング講座・スクールを開講する

稼ぐ手段は1つだけではありません。複数の方法を同時進行させ、収入アップへの加速度を高めてもOKです。

息の長い事業として育てるには、集客動線の確立と商品開発が欠かせません。自分がどのような開業カウンセラーになりたいかをイメージしながら、読んでみてください。

カウンセリングの単価を上げる

カウンセリングの相談料(時間単価)を上げると、収入が上がります。

ただし相談者は支払う金額の費用対効果に敏感です。「資格取得者」「相談者への特典付与」など、付加価値を提供すると、単価アップへの納得感を得やすいでしょう。

参考までに、一般的なカウンセリング相談料の相場はつぎのとおりです。

  • 病院・企業などのカウンセラー:3,000円~10,000円
  • 開業カウンセラー:10,000円~30,000円
  • 見習カウンセラー:2,000円~3,000円

※ いずれも60分あたり

ダブルワーク・副業をする

「開業直後で相談者がいない」「運営が軌道に乗らず、収入が少ない」と困ったときには、短期間で収入を手にできる副業がおすすめです。

ためしに求人サイトで「カウンセラー 副業」「カウンセラー Wワーク」と検索してみてください。

行政・公的機関や医療機関、教育機関をはじめとするさまざまな施設で、副業・兼業OKのカウンセラーを募集している様子が見られます。こうした求人の多くは時給制である点も、開業カウンセラーの副業に向いている理由です。

施設でさまざまな相談に対応すると、カウンセラースキルが向上する副産物もついてきます。

関連記事:副業カウンセラーも資格を取得すべき?稼ぐ手順と注意点、収入UPのコツ

集客できる動線を構築する

開業している以上、自分のカウンセリングルームに人を呼ぶことが最終目標です。人を呼ぶためには、人が集まる(集客)仕組みをつくらなければなりません。

集客動線構築のためによく利用される手法が「無料モニター」です。

相談料を無料にする対価として熱量のあるコメントを書いてもらい、利用者のコメントをアピールしながら宣伝しましょう。

口コミはサービスに対する信頼性を増す効果を持ち、潜在的顧客に「行ってみようかな」と気持ちを動かすきっかけを与えてくれます。

<注意>
開業カウンセリングは医療機関には該当しませんが、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」には目を通しておくようおすすめします。相談者にとっては健康上・精神上のプライベートな話題も出るカウンセリングは、医療機関に近しい存在として捉えられやすいためです。

誤解を招く表現や誇大な広告は、後のトラブルにつながりかねません。医療機関に対する広告規制を踏まえた広告作りを心掛けましょう。

集客チャンネルを多角化する

集客チャンネルを多角化する

情報収集の手法が多様化している現代では、開業カウンセラーも訴求チャンネルの多角化に対応すべきでしょう。

昔ながらの「紙媒体の広告」「地域の人の口コミ」だけでは、サービスを必要としている人にあなたのカウンセリングルームの存在が届かない可能性があります。

以下を参考に集客できるチャンネルを増やしていきましょう。

  • 公式ホームページ・SNSでの発信
  • SEO・MEOの実施
  • スキル売り買いマーケットへの出品
  • イベントでの無料カウンセリング実施 など

SEOとはGoogleの検索結果に自サービスをヒットさせやすくする対策、MEOは同じくGoogleMAPで表示させやすくする対策です。

いまはインターネットで情報収集する人が多い傾向にあるため、SNSとあわせた総合的なWeb対策が欠かせません。より詳しい内容は「Web集客の方法13選!自社にあった選び方と効果的な活用術」をご覧ください。

また誠実に訴求活動を続けると発信する情報の質が高まり、インターネットに数多く存在する「怪しいカウンセラー」との差別化にもつながります。

カウンセリング講座・スクールを開講する

自分でカウンセリングを実施するほかに、これからカウンセラーになりたい人に向けたカウンセリング講座やスクールを開講するのもおすすめです。

ニーズがある講座やスクールは比較的高額な受講料を設定しやすく、第二の収入源として育てられます。

継続的に生徒を集められれば、より収入も安定するでしょう。

講座やスクールは対面で実施するほか、オンラインでも提供できます。オンライン講座は集客可能エリアを全国に拡大し、多くの人にリーチできます。

<成功の秘訣>他人の力に頼ってOK!

世の中に完璧な人はいません。誰もが得意な領域・不得意な領域を持ちながら生きています。

開業カウンセラーはすべての業務を自分で担うのが基本スタイルですが、どうしても苦手でできない領域は他人の力を借りても構いません。とりわけWeb媒体を活用した集客戦略は、やり方が難しく専門知識が必要になる場面もあります。初心者は入り口でつまずいてしまうかもしれません。

収入を左右する大切な集客動線の構築は、最新情報の収集と適切にサポートしてくれる専門家への相談が近道です。

カウンセリング先進国にみるカウンセラーの現実

カウンセリング先進国にみるカウンセラーの現実

洋画や海外のドラマで、気軽にカウンセリングを受けるシーンを見た経験はありませんか。悩みを抱える人に家族や友人、学校の先生がカウンセラーのもとを訪れるよう促す場面もごく自然体です。

カウンセリング先進国であるアメリカと、公的支援が充実しているイギリスの事例を紹介します。

アメリカ

アメリカはカウンセリング発祥の地であり、メンタルヘルス先進国でもあります。第二次世界大戦後に復員軍人のメンタルサポートを担ったことで、一気に社会的認知度が高まりました。

アメリカでのカウンセリングはこころの病気への対処だけでなく、自分のメンタルを整えるために気軽に受けるものと考えられています。

「虫歯予防のために歯科クリニックで定期健診を受ける」と同じ感覚でとらえられており、深刻なこころの病気になる前に自分を振り返る機会とする人が多いようです。

家族や友人同様にカウンセラーを身近な相談相手と考える人もいます。

カウンセリングが多くの人に必要とされるアメリカでは、カウンセラーの社会的地位も高めで年収は800万円以上といわれます。

イギリス

アメリカ文化の影響を受けやすいイギリスも、メンタルヘルスへの関心が高い国です。

ウィリアム皇太子夫妻がメンタルヘルスの慈善団体「ヘッズ・トゥギャザー(Heads Together)」を立ち上げたことをはじめ、カウンセリング経験をオープンにするメンバーもいるなど、国を上げてメンタルヘルスを支援する土壌ができています。

2008年から始まったIAPT(Improving Access to Psychological Theapies)と呼ばれる心理療法施策では、300億円以上の予算を使い「7年間でカウンセラーを1万人増やす」計画を実施しています。

年間で2兆円~3兆円にも及ぶといわれるうつ病による国家の損失を抑えることが目的です。

公的な支援もあり、福利厚生にカウンセリングを加える企業も登場しはじめました。イギリスのカウンセラーは今後、ますます活躍の場を広げそうです。

稼げる開業カウンセラーに必要な資質

稼げる開業カウンセラーに必要な資質

カウンセラーは、人の気持ちに寄り添い助けたいと願う気持ちがあってこそなれる職業です。

しかし「稼げる開業カウンセラー」になるには、その思いだけでは足りません。カウンセラーとして開業し、客足が絶えない人気を集めるために必要な資質を3つお教えします。

自立心・向上心があり、努力できる

開業すると、事業の責任がすべて自分に降りかかります。必要なときには周りの助けも借りつつ、自分の足でしっかりと立ち、事業を営む覚悟が必要です。

さらに事業の継続と収入向上には、努力も欠かせません。新しいスキル・知識の習得や集客動線の構築、ブランドの確立と維持などどれ一つとっても努力なくては成し得ないでしょう。

自立心と向上心があり、努力を続けられる人はそれだけで開業に向いています。

マルチタスクが得意

開業すると、事業に必要なあらゆるタスクが自分の仕事になります。「カウンセリングがしたくて開業したが、帳簿つけに苦労するとは」と嘆く声からも、苦労が見え隠れします。

開業カウンセラーがカウンセリング以外にすべき業務の一例は、以下のとおりです。

  • 売上・経費などの帳簿つけ
  • 新規集客動線の構築、発信活動の継続
  • リピート客確保のサービス
  • (従業員がいれば)勤怠管理、給与計算
  • 設備・備品のメンテナンス、清掃
  • 人づき合い など

カウンセラーに限らず開業は、本業に付帯する事務的業務が多くなります。開業にはマルチタスクが得意で、なんでも卒なくできる人が向いています。

マーケティングスキルがある

どんなに良いカウンセリングやサービスも、存在と内容を消費者に知ってもらわなければ利用(購入)には至りません。購入してもらわなければ売上はゼロのままです。

売上につながる活動を「マーケティング」といいます。マーケティングスキルがあり、精度の高い施策を実施できる人は売上を伸ばし稼げるようになりやすいでしょう。

まずは自分のカウンセリングサービスならではの価値を客観的に言語化し、顧客が利用したくなる仕掛けをつくってみてください。

関連記事:集客とマーケティングの違いとは?収益アップにつながる基礎知識

カウンセラーに向いているタイプ

カウンセラーに向いているタイプ

前段の話とは相反するように見えるかもしれませんが、どんなに売り方が上手でも実がともなわなければ相談者は離れていきます。成功にはカウンセラー適性があることが前提です。

カウンセラーの適性は傾聴力や共感力、忍耐強さなどとよくいわれます。しかし多くの開業事業者をサポートするDokTech編集部は、ほかにも重要な資質があると考えました。

あなたがカウンセラーを目指した初心を思い出し、カウンセラーに向いているタイプ3つを見てみてください。

「人の助けになりたい」強い気持ちがある

「人の助けになりたい」との利他の気持ちと、そのために自分が持つ時間や労力などの資源を惜しみなく使える人は、カウンセラーに向いています。

カウンセラーは相談者の言葉に耳を傾け内面を理解し、相談者が自分の力で解決に向かえるようサポートする仕事です。また相談者の悩みや人生を、自分の価値観に照らし合わせ評価してもいけません。

利己の心を抑え、時間や労力を徹底的に相手に使える人こそが良いカウンセラーになれるでしょう。

誠実で秘密を厳守できる

カウンセラーは相談者のプライバシーを耳にする機会が多々あります。企業で相談を受ける機会があれば、企業秘密を耳にするケースもあるかもしれません。

カウンセラーとして業務上知り得た情報の守秘は必須条件です。たとえ家族でも、相談者から聞いた内容を話してはいけません。

「相談内容や事例を許可なくセミナーや講座で紹介する」「研究目的だからといって無許可でデータを利用する」などもやってはいけない例です。

冷静・客観的にものごとを見る

感受性や共感力が高すぎる人は、カウンセラーに向いていないといわれます。相談者の悩みに感情移入しすぎ、自分の悩みと混同して客観的なカウンセリングができなくなる場合があるためです。

カウンセラーには相手の話に寄り添い共感しつつ、相談者の悩みと自分自身の感想・感情を切り分ける冷静さも大切です。

「相手の立場に立って共感する」姿勢と「悩みを客観的に把握する」スキルは共存できる別ものです。常に冷静さを失わない人は、カウンセラーに向いています。

まとめ

まとめ

カウンセラーとして開業するまでの道のりは、難しくはありません。取得しやすい民間資格を手に入れ、カウンセリングルームをつくって開業届を出せば晴れて「開業カウンセラー」が誕生します。

しかし大変なのは開業したあとです。相談者の集客や自サービスの認知向上、帳簿つけなどやるべきタスクが山と積みあがります。

これまでカウンセリングの勉強しかしてこなかった人ほど、多岐に渡る開業語の仕事に驚くかもしれません。

開業後、もっとも大切になるのは集客です。集客なくして売上は立たず、稼ぎも上がらないからです。開業カウンセラーとして稼ぎたい人は、

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著者情報

DokTech編集部
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