専業・子育て中の主婦も起業できる!9人の成功例・自分らしく生きるヒント

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専業・子育て中の主婦も起業できる!9人の成功例・自分らしく生きるヒント

更新日更新日:2023.10.1

公開日投稿日:2023.1.20

「主婦の毎日も悪くない。でも、変わり映えのない毎日に満たされない思いがある」
「私らしさを活かし、主婦以外にもっとできることがあるはず!でも何だろう…」

自分らしい人生を歩みたい、でもどうすれば良いのかと思い悩む日々を過ごしているでしょうか。

仕事に就こうにも主婦の期間はキャリアのブランクと見なされやすく、再就職も簡単ではありません。さらに主婦の仕事には、子育て・家事との両立問題もつきまといます。

そんな人に考えてみてほしいのが「起業」です。
起業は男性やキャリアウーマンだけの特権ではありません。普通の主婦が経験を活かして成功したケースも数多くあります。

今回、起業のプロであるDokTech編集部は「主婦から起業し成功した例」をリサーチしました。子育てや家事と両立しつつ、自分がやりたいことで稼ぐ道を実現した成功例を9つ紹介します。

成功した人に共通するポイントもまとめました。
たった一度の人生を自分らしく生きる道を形にするヒントが詰まっています。ぜひ最後までご覧ください。

目次

主婦が起業するメリット・デメリット

主婦が起業するメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

◆メリット

  • ブランクにとらわれずに働ける
  • 主婦ならではの視点をビジネスに活かせる
  • 時間の自由度が高く家庭と両立しやすい
  • 高収入が得られる可能性がある

◆デメリット

  • 安定した収入が得られない
  • 家族の理解や協力が必要
  • ワークライフバランスを崩す可能性がある

主婦の起業にはメリットとデメリットの両方があります。起業時にはデメリットへの対策を練っておくことが大切です。

主婦が起業をして成功した事例を手がかりに、家庭と仕事を両立するコツや家族の協力を仰ぐ方法、タイムマネジメントのやり方を参考にするのも良いでしょう。

主婦から起業し、成功を収めた9の事例

主婦から起業し、成功を収めた9の事例

さっそく主婦から起業し成功した9人の事例を紹介します。

“普通の主婦”がどのような思いから起業を選んだのか、また成功までにやったことは何かなど、実際の事例はさまざまな成功の秘訣を見せてくれます。

「私だったらどうしたか」と自身に置き換えながら読んでみてください。個人事業主やフリーランス、経営者を目指す女性は、自分が進みたい道が見えてくるかもしれません。

関連記事:女性起業の成功例|13人の女性起業家から学ぶ成功のポイント

「働く場所は自分で決めたい!」会社を立ち上げ成功した例

現在、 起業家専門のコンサルタント会社を設立し、経営するTさんの事例を紹介します。

起業したきっかけ

Tさんは20代で会社勤めと結婚をし、その後夫の転勤に帯同するために退職。3人の子どもを育てる専業主婦となりました。

夫の転勤の度に転校を余儀なくされる子どもを不憫に思い、「自分の住む場所・働く場所は、会社や他人に振り回されず自分で決めたい」と思ったのが、起業のきっかけです。

就職ではなく起業を選んだのは、雇用される限りは会社都合に振り回される可能性がつきまとうからです。

起業後の活動

Tさんは起業塾で起業のイロハを学びながら、塾に集まる起業家のサポートを始めます。

そのうちに「私は困っている人のサポート役や相談役が得意だ。これが自分の強みかもしれない」と気づき、コンサルタント業を本格的に立ち上げます。

仕事はすべてオンラインで行っており、コロナ禍の影響を受けずに済んだ点も成功の秘訣だそうです。

特技と経験のかけ算でオリジナル商品を開発し成功した例

オリジナルの編み針開発で成功したHさんの事例を紹介します。

起業したきっかけ

Hさんの起業は、子供が大きくなり自分の時間を持てるようになった時に「これからは、私がやりたいことを本格的にやってみたい」と考えたのがきっかけでした。

Hさんはその後、もともと好きだった手編みの専門学校で本格的に編み物を学びます。卒業後に自宅で編み物教室を開いていたところ、知人から高齢者や認知症、身体が不自由でも編み物を楽しみたいニーズがあると聞きました。

看護師経験があり身体や障害への造詣も深かったことが奏功し、Hさんは「どんな人でも編み物を楽しめる編み針をつくろう」と思い立ったのが起業につながります。

起業後の活動

Hさんは高齢者や障害がある人でも使える編み針の開発を目指し、自治体主催の創業スクールやものづくりフェアなどで試作を重ねます。

最終的にユニバーサルデザイン(誰もが使いやすいデザイン)のかぎ針を完成させ、年商180万〜200万円を稼ぐまでになります。

起業したとき、Hさんは56歳。やりたいことがあれば何歳でも起業できる、と勇気を与えてくれる事例です。

家事育児とも両立したい!「自宅での教室開講」で成功した例

もともとSE(システムエンジニア)として会社勤めをしていたUさんの起業ストーリーを紹介します。

起業したきっかけ

SEは残業が多く、激務な仕事です。UさんはSEの仕事は好きだったものの、家事・育児との両立が難しく退職を選びます。

その後「SEとしての経験を活かしつつ、家事・育児もこなせる働き方がしたい」と、自宅でプログラミング教室を開こうと決心しました。

起業後の活動

現在、Uさんの教室は年間を通じて安定的な収入を得ています。

実は自宅での開業は、店舗や事務所の物件取得コストなどの初期費用が少なくて済みます。回収が必要な初期費用が少ない為、収益化しやすいメリットがあります。

またUさんは「自宅で仕事をしているので教室と自宅スペースをいつでも行き来でき、家事もしやすい」と起業のしたきっかけであった仕事と家事・育児の両立もできていると語ります。

【POINT】自宅での教室開業には「フランチャイズ」が便利!

Uさんは、プログラミング教室の開業にあたりフランチャイズの仕組みを利用しました。プログラミング教室は教える内容が多方面に渡るため、学習コースや教材の充実が壁になるためです。

自分一人では手に負えない膨大な準備も、フランチャイズに加盟すれば必要なサポートを本部から受けられ便利です。プログラミング教室のほか、学習塾や英語教室、音楽教室などもフランチャイズを利用できます。

関連記事:塾の開業はなにが必要?失敗しない塾経営の始め方(資金や年収、資格紹介)

作業時間は自分で決める!得意のハンドメイドで人気作家になった成功例

主婦業のかたわら、空いた時間にハンドメイド作品を制作・販売し成功したMさんの事例を紹介します。

起業したきっかけ

Mさんには「毎月3万円ずつ貯めて、海外旅行に行く」夢がありました。

しかし小さな子を育てる主婦でもあるため、外に働きに出る必要がある就労やまとまった作業時間を確保する必要がある在宅ワークは難しいとUさん自身も感じていました。

そこでUさんが目を付けたのが、得意のハンドメイド作品の販売です。

起業後の活動

Mさんはメルカリをはじめとするフリマアプリを中心に、アクセサリー販売を手掛けるようになりました。

ハンドメイドの中でもアクセサリー分野に参入した理由は「材料費を抑えやすく、高価格をつけやすいため利益を確保しやすいから」だそうです。

Mさんは「私の空き時間は週に3~5時間ほどです。でも、その時間だけで月に数万円の収入を得ています」と話します。

子育てをしながら空き時間を活用し、得意を発揮した活動で、収入を得ている事例です。

自らの子育て経験を役に立てたい!子育てサロン立ち上げで成功した例

自分の経験を広めつつ、ママを支援する子育てサロンを主催するIさんを紹介します。

起業したきっかけ

Iさんが起業したきっかけは、日常のささいなママ友トークからでした。

もともとは3人のお子さんを育てる主婦で、出産後は近所でアルバイトをする程度だったIさん。しかし家とアルバイト先とを往復するだけの日々に「いまの生活は、私の特性を活かせていない気がする」と焦燥感に駆られます。

そんななか、近所のママ友に自分の子育ての話をすると「すごい」「真似したい」「もっと聞きたい」などの意外な反応をされることに気付きます。

「もしかして私がやってきた子育て方法は、ほかのママたちの役に立つかもしれない」と考え、子育てサロンの立ち上げを決心します。

起業後の活動

Iさんは、子育てサロンを単なるおしゃべりの場として終わらせないよう気を付けました。

自身の子育て方法をメソッドとしてまとめサロンで広くメンバーに提供するなど、実戦的な活動が多かったこともIさんが成功した秘訣です。

また子育てメソッドを取り入れたママに定期的にフォローを実施し、子育ての相談に乗りつつつ子育てを楽しめるようサポートを続けています。

いまやIさんは、主婦時代に憧れた“華やかなSNS投稿をする女性社長”の仲間入りを果たしています。

好きなパンを好きなだけ焼いていたらSNSで人気に!一人パン屋で成功した例

従業員を雇わず、自分のペースで働ける小さなパン屋を開業したIさんを紹介します。

起業したきっかけ

Iさんは、2人の子を育てる主婦でした。しかし「もっと自分らしく毎日を送りたい。大好きなパンを作って売ってみたい」との思いが募り、パン作りを独学した後店舗を構えるに至りました。

「私ののペースで働きたい」との思いから開店日は週に2~3日だけとしました。また

「私が好きなパンを焼く」ために、従業員は雇わずすべてのパンをIさん自身が焼くスタイルを貫いています。

起業後の活動

Iさんは、あえて決まったメニューはつくりませんでした。その日にIさんが焼きたいと思ったパンが店頭に並びます。

お客さんにも「きょうはどの種類があるかな」「次はどのパンがあるかなと」とワクワクや期待を醸成でき、リピーターもできているそうです。

またIさんはSNSでおすすめのパンやパンへのこだわりを発信し続けました。パンへのこだわりがつまった投稿はパン好きの心をつかみ、固定ファンを獲得しています。

関連記事:【女性のひとり起業】一人で開業できる仕事5選と成功のポイント

再就職を目指すも主婦を理由に門前払い。だったら起業しよう!と成功した例

主婦を通じて身につけた経験を活かせる家事代行で起業したSさんを紹介します。

起業のきっかけ

Sさんは結婚を機に退社し、主婦となりました。後に事情があって再就職を目指すものの、「仕事をやめて家庭に入っていた」理由で求人に応募したどの会社でも門前払いされます。

就職できない現実に、Sさんは奮起しました。

「就職が無理なら、自分で仕事を立ち上げればいい」と気持ちを切り替え、主婦で培った経験を活かせる家事代行会社を立ち上げます。

起業後の活動

家事代行は主婦の経験や目線を活かしやすい仕事です。

利用者のニーズに寄り添えるよう、採用するスタッフも家事を知り尽くした主婦を中心にしました。実際、主婦ならではの気付きや細やかなサービスが人気となり、売上・事業の安定につながります。

また主婦を採用しているからこそ、「子どもが体調不良の際はお互いに助けあう」など働きやすい環境づくりも意識しました。

主婦をハンディととらえるか、チャンスと考えるかで将来が変わると教えてくれる成功例です。

【POINT】サービスカーや道具の準備が必要な家事代行は、フランチャイズでの起業が便利

家事代行業は、サービスの開始までにサービスカーや掃除用具の準備、顧客獲得のための広告活動などが必要です。初めて起業する主婦には、ハードルが高く感じられる準備項目もあります。

家事代行で起業したい場合、フランチャイズの仕組みを利用してみてください。開業に必要な準備のかなりの部分で、本部の支援が受けられます。

関連記事:フランチャイズは儲かる?儲かるFCと年収1000万円を稼ぐ経営者の特徴

「妻には家にいてほしい」と夫が言う!在宅で働ける自宅サロンで成功した例

自宅でネイルサロンを開業し、固定客が何人もつく人気ネイリストとなったUさんを紹介します。

起業したきっかけ

主婦だったUさんは、仕事を始める際に夫との対立を経験しています。

Uさんの夫は、妻が外に働きに出るのを歓迎しないタイプでした。一方でUさんは「子育てだけの毎日は息がつまる。また働きたい」と考えていました。

家にいながら働らける自宅でのサロン開業は、折衷案として生まれたアイディアです。ネイルサロンを選んだのは、Uさんがもともと趣味で本格的なネイルをするほど得意だったからでした。

起業後の活動

Uさんはネイルサロンの開業にあたり、あらためて専門学校で勉強しています。専門知識やスキルを身につけ、提供できるネイルの種類を増やすためです。

Uさんの努力が顧客に認められ、集客力が上がりました。その結果、地域で広く知られるサロンとなっています。

「オリジナルネイルや実際の施術例をSNSにアップし続ける地道な努力も、サロンの認知拡大には欠かせません」とUさんは話します。

関連記事:ネイルサロンを開業する6つの手順|必要な資金や開業するメリットとは?

世の中の不便を解決したい!ネットショップで起業・成功した例

アレルギー対策専門の健康食品を扱うネットショップを運営するOさんを紹介します。

起業したきっかけ

Oさんが起業したきっかけは、出産後に判明した子どもの食物アレルギーでした。

Oさんは「重度のアレルギーがある息子でも食べられるものを」と探しまわるうちに、アレルギー対応食品がまだまだ一般的ではない現実に気づきます。

「多くのアレルギー患者に、安心して食べられる食品を届けたい」と考えたOさんは、アレルゲン除去食品の製造販売を自ら行うことを決心します。

起業後の活動

アレルゲン除去食品へのニーズは高く、Oさんは事業拡大のためネットショップを法人化します。

現在は医療用具の販売やアトピー&アレルギーに関する教育研修事業、経営コンサルティング事業など、アレルギーを中心に多方面で活躍中です。

成功した主婦起業家の5つの共通点

主婦起業で成功した人はココが共通している

主婦から起業し、成功する人にはいくつかの共通点が見られます。今回は5つにまとめてみました。

  1. 家族の理解と協力が得られている
  2. やりたいことがはっきり描けている
  3. 初期費用を抑え、等身大で起業している
  4. 行動力と実践力があり、フットワークが軽い
  5. 人とのつながりを大切にしている

「共通点にあてはまらなければ、成功しない」わけではありませんが、主婦の起業を成功させやすい要素として参考にしてください。

男性や独身女性の起業とは異なる事情がある主婦でも、起業できる・成功できる秘訣が見つかるはずです。

家族の理解と協力が得られている

家族の理解と協力が得られている

主婦から起業し、成功した人の多くは「家族の理解と協力があったから成し遂げられた」と話します。

それまで主婦だった人が起業し仕事を始めると、家事や子育てにかける時間はどうしても減ります。1日の長さは24時間で変わらないのに、やるべきタスク(仕事)が増えるためです。

よって、成功のためには夫や子どもが理解し、応援してくれることが欠かせません。

先ほど紹介した成功例にあった、自宅でプログラミング教室を開いているUさんもこう話します。「生徒対応で夕食の準備が遅くなる日もあったが、家族は理解してくれた」と。

家族の理解を得るには、「夢をプレゼンする」「起業によって手にできるポジティブな未来を共有する」「行動しはじめ、変化を見せる」などの方法があります。

まずはパートナーである夫に、やりたいことを思い切って伝えてみましょう。

やりたいことがはっきり描けている

先に紹介した9人の成功例からは、「自分がやりたいこと」「自分にできること」をはっきり描いて起業している事実がわかります。

◎やりたいことが明確だった5人
  • 起業家のサポートをしたい
  • 障害があっても使える編針を作りたい
  • 得意のハンドメイドで収入を得たい
  • パンを焼きたい
  • アレルゲン除去食を広めたい

◎自分にできることから起業した4人
  • SEの経験を活かしたい
  • 子育て経験を活かしたい
  • 家事代行で主婦経験が活かしたい
  • 得意のネイルを自宅で提供したい

起業は、ぼんやり始めてもうまくいきません。

主婦から起業し成功した人は、自分には何ができるか・何をやりたいのかを考えつくし、自分ならではの道を明確にしている点が共通しています。

関連記事:起業する女性の特徴・向いている人の習慣は?女性経営者のリアルな声を調査

初期費用を抑え、等身大で起業している

起業し会社を構えるまでになった主婦も、はじめは身の回りから小さくスタートした人が大半です。

実際、先に紹介した事例でも「はじめは周りの起業家を手伝っていた(コンサル会社・Tさん)」「はじめは自宅にママ友を招きお茶会をしていた(子育てサロン・Iさん)」との声が聞かれます。

いきなり多額の初期費用をかけての起業は、万一成功しなかった際のリスクが大きすぎます。とくに初期費用を貯金から捻出する場合、初期費用が回収できないと預金残高が減ったままです。

または金融機関から融資を借り入れる場合、初期費用が回収できないと手元に残るのは借り入れ(負債)だけになります。

無料もしくは少額でスモールスタートし、軌道に乗ってきたら新たに資金調達をし、徐々に拡大するのが起業を成功させる鉄則です。

関連記事:女性におすすめのプチ起業とは?いま注目の仕事を紹介!体験談&適性診断付き

行動力と実践力があり、フットワークが軽い

起業の成功には、行動力が欠かせません。

まず、起業そのものにも行動力が必要です。行動力がないと「起業したいな」と思っていても、悶々と動き出さずに時間だけが過ぎかねません。

また起業してからも行動力、さらにフットワークの軽さが成否を分けます。

「良いアイディアを思いついたらやってみる」「気になる情報は積極的に取りに行く」など、次々と行動し実行しつづけましょう。

どのような事業も、やってみないことには結果はわかりません。いくら計画を綿密に立ててても、石橋を叩いているだけでは橋の向こうの景色は見えないままです。

「いつかやりたいなあ」を「今すぐやってみよう!」にできる行動力が、成功を導きます。

人とのつながりを大切にしている

人とのつながりを大切にしている

良い人間関係を築けている主婦や、人のつながりを大切にする人は成功しやすいとよく言われます。

主婦を含む女性は口コミを参考に商品やサービスの購入を決める傾向があります。周囲の人との関係性を大事にしていると良い口コミが生まれやすく、事業に好影響を与えます。

先に紹介した9人の成功事例でも、つぎの声が聞かれました。

  • 開校当初は自分のつながりで来てくれた女生徒が多かった(プログラミング教室・Uさん)
  • 近所のママ友が評判を広げてくれ、起業につながった(子育てサロン・Iさん)
  • 開業直後は、ママ友や知人がたくさん施術に来てくれた(ネイルサロン・Uさん)

日ごろから人とのつながりや縁を大切にできる人は、周りからも愛されます。思わぬところからチャンスがめぐり、成功につながるケースもあります。

関連記事:普通の主婦から憧れの起業を実現する方法|成功したいを叶える6つの手順

私なら何をする?主婦起業で成功しやすいアイディアの例

私なら何をする?主婦起業で成功しやすいアイディアの例

先輩の主婦起業家をリサーチすると、成功しやすい仕事に傾向があるとわかります。成功しやすいのは、消費者からのニーズが高いことが理由です。

成功しやすい仕事を知り、自分にできること・やりたいことを掛け合わせて起業するジャンルを決めましょう。

主婦の起業で成功しやすい仕事のアイディアを5つ紹介します。

在宅は家事と両立しやすい!自宅で開業できるビジネス

在宅は家事と両立しやすい!自宅で開業できるビジネス

家事や子育てと起業の両立を目指すなら、自宅でできるビジネスを考えてみましょう。サロンや教室が自宅でできるビジネスとして人気です。

一例は、つぎのとおりです。

  • ネイルサロン
  • エステサロン
  • マッサージ・リラクゼーションサロン
  • ヨガ・ピラティス教室
  • ピアノ・楽器教室
  • 料理・お菓子・パン教室
  • ベビーマッサージ教室
  • 学習塾(くもん、ECCジュニアなど)

自宅でサロンや教室を開く場合、特技や経験を活かせるジャンルを選ぶのがおすすめです。

基本的な知識・スキルを持っていると、開業当初からプロクオリティのサービスを提供でき、利用者の満足につながりやすいためです。

上記の例は、特別な資格がなくても簡単に開業できます。ただ資格があると「プロである」とPRしやすく営業に有利に働く可能性があります。

PC1台あればすぐに始められる!需要の高いWeb系ビジネス

PC1台あればすぐに始められる!需要の高いWeb系ビジネス

パソコンが得意な人は、パソコン1台で始められる仕事がおすすめです。Web系のビジネスは需要も高く、初心者でも短期間で収益化しやすい点がメリットです。

パソコン1台で始められるWeb系の仕事には、次の例があります。

  • Webデザイナー
  • グラフィックデザイナー
  • プログラマー、エンジニア
  • ライター
  • アフィリエイター・ブロガー(ブログ製作者)
  • イラストレーター
  • 動画編集者
  • レタッチャー(画像加工者)

Web系のビジネスは、基本的にパソコンとインターネット回線があればどこでもできます。自宅のリビングやワークスペースでも仕事ができ、在宅ワークを目指す主婦にもぴったりです。

「興味はあるが、スキルがない」と悩む場合は、オンラインスクールで学んでみましょう。スキルが習得できる上に、実際の案件を紹介してくれるスクールもあります。

関連記事:【女性版】これから需要が増える仕事14選|将来性のある仕事の特徴は?

「先生」と呼ばれる日も近い!趣味や特技を活かしたビジネス

趣味や特技を活かした事業も、主婦におすすめの起業スタイルです。

自分の好きなことを仕事にできるだけでなく、主婦ならではので視点で、家事や子育てに役立つ商品やサービスを開発し、ほかにはないオリジナリティで勝負できるためです。

「自分らしく生きたい」「自分が輝ける場所を探している」などの悩みを満たしてくれるでしょう。

趣味や特技を活かした起業の例には、以下があります。

  • クラフト作家
  • アクセサリー作家
  • 陶芸家
  • アーティスト
  • フォトグラファー
  • パン屋
  • 占い
  • 風水

サービスを提供する方法はリアル(対面式)店舗開設のほか、ネットショップやWeb上でのサービス提供など、さまざまあります。

オンラインでのサービス提供のほうが、初期費用を抑えやすくなります。

主婦経験・主婦感覚があるからこそできる!経験を活かしたビジネス

主婦経験・主婦感覚があるからこそできる!経験を活かしたビジネス

主婦の経験や感覚によって身につけたスキルは、主婦にしかない特別なものです。日々、家事や子育てをこなすなかで自然に身についたスキルを活かした起業もおすすめです。

以下は、主婦感覚・経験を活かせる起業アイディアの一例です。

  • 家事代行
  • 掃除・片づけ代行
  • 整理・収納アドバイス
  • 料理の作り置きサービス
  • ベビーマッサージ
  • ベビーシッター
  • 子育て相談

主婦の経験を活かし、主婦やママ向けにサービスを提供する場合、自分の空き時間と利用者のニーズが高まる時間が重なりやすい点がメリットです。

自身の空いた時間で始めやすく、家族への負担も最小限に抑えられます。

家事代行や片づけ代行などは、フランチャイズシステムを使うと最低限の準備で本格的な事業を始められます。

関連記事:女性起業のアイデアの見つけ方|日常をヒントに発想が生まれた事例も紹介

人を助け支えるのが好きな人におすすめ!生活をサポートするビジネス

人を助け支えるのが好きな人におすすめ!生活をサポートするビジネス

「困っている人を見ると放っておけない」「自分が前に出るより、他人をサポートするほうが得意」などの特性を持つ人には、人の生活を支えるビジネスでの起業がおすすめです。

看護師や介護士、カウンセラーなどの資格があれば、さらに活躍できる場所が増えます。

人の生活をサポートするビジネスの例は以下のとおりです。

  • 訪問介護
  • 高齢者の見守り員
  • 障害児サポート(放課後デイサービスなど)
  • フリーランス看護師
  • カウンセラー・生活相談員

またビジネス上の相談相手になりアドバイスもできる場合は、コンサルタントや営業サポートなどでの起業も向いています。

関連記事:主婦が一念発起!心理カウンセラーになるには?取得方法と資格の種類を解説

主婦の起業で失敗しない4つのポイント

主婦の起業で失敗しないために、意識しておきたいポイントは4つあります。

  1. 適切な起業形態を選ぶ
  2. 扶養・控除から外れるか検討する
  3. 税金の仕組みを学び税務処理をする
  4. 行政の助成金やサポート制度を活用する

失敗しないためのポイントを意識しながら起業し、無理なく事業拡大を図りましょう。

適切な起業形態を選ぶ

3つの起業形態を紹介します。起業時の失敗を防ぐには、適切な起業形態を選ぶことが重要です。

事業経営をスタートさせてから事業形態を変更するのではなく、始めたい事業の業種や規模、資金余力を踏まえ、起業段階で適切に判断しましょう。

個人事業主

個人事業主

個人事業主は、スモールスタートに最適な起業形態です。個人事業主とは、法人を設立せず、事業主が単独で起業する方法を指します。

個人事業主は、万が一赤字が出ても税金(所得税)の負担が発生しません。確定申告を行って翌年以降に赤字繰越をすれば、翌年以降に黒字になった場合の税負担を抑えられるのも特徴です。

最初から大きな事業をスタートさせることに不安があるときは、個人事業主からスタートさせれば失敗するリスクを最小限に抑えられます。

個人事業主の手続きの進め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:開業届の出し方と流れを紹介│個人事業主なら知っておきたい注意点も解説

法人

法人で起業する形態もあります。法人起業とは、株式会社や合同会社を設立して事業を始める方法です。

ただし、個人事業主とは異なり、法人は赤字であっても最低7万円の法人住民税の支払義務が生じます。

株式会社を設立する際は法務局での手続きに15万円以上、合同会社の場合も最低6万円を負担しなければなりません。

個人事業主で起業し、法人の方が税負担が下がる「800万円~1,000万円を超える事業収益」が見込まれるタイミングで法人化する方法がおすすめです。

フランチャイズ

主婦の起業で失敗しないためには、経営のアドバイスやサポートが受けられるフランチャイズで起業する方法もあります。

フランチャイズは、フランチャイザー(本部)と加盟契約を締結し、本部のブランド力やサポートを活用しながら経営できる起業方法です。

フランチャイズビジネスとはなにか、メリット・デメリットや加盟までの流れは、以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。

関連記事:フランチャイズビジネスとは?ビジネスモデルやメリット・デメリットを解説

扶養・控除から外れるか検討する

主婦の起業で失敗しないためには、扶養や控除に関する知識を身に付けることが大切です。扶養とは、扶養者(ここでは夫)の収入で生計を立てている状態を指します。

被扶養者は配偶者や子どもなど家族が多く、扶養者は収入に対して社会保険料の控除が受けられる仕組みです。

扶養・控除から外れるのは、被扶養者ではなくなったタイミングです。主婦の起業では、収入が130万円を超えると社会保険料の扶養から外れ、保険料納付義務が発生します。

また、収入が103万円を超えると所得税が課税され、201万円超では配偶者特別控除の対象からも外れます。

主婦が起業する際は、扶養・控除から外れたときの収入や所得を踏まえて判断しましょう。

税金の仕組みを学び税務処理をする

税金の仕組みを学び税務処理をする

主婦の起業では、税金の仕組みを学び、自ら税務処理の知識を身に付けるのも重要なポイントです。

起業して収入を得るようになると、確定申告で所得税・住民税の申告を行わなければなりません。主婦の場合、年間の収入が103万円を超えると確定申告が必要になります。

確定申告を1人で行うことに不安がある場合は、税理士に依頼すると良いでしょう。約10万円の費用はかかりますが、専門家への依頼で税務処理負担を軽減させられます。

行政の助成金やサポート制度を活用する

「起業したくても資金がない」「融資を受ける金額を抑えたい」ときは、行政の助成金やサポート制度を活用すると良いでしょう。

経済産業省では女性起業家等支援「わたしの起業応援団」と題し、ホームページでロールモデルの掲載や無料セミナーの情報提供も行っています。ぜひ起業するための情報収集を積極的にしてみてください。

(参照:女性起業家等支援「わたしの起業応援団」|経済産業省)

関連記事:女性の起業で受けられる融資制度6つ│自己資金なしで開業するには

まとめ

まとめ

主婦による起業の成功例を紹介、成功するためのポイントを説明しました。

起業意識を持つ女性が増えるにつれ、主婦からの起業を目指す人も多くなっているようです。同世代の主婦起業家がSNSで発信する投稿も、憧れを助長する一因かもしれません。

しかし、実際に起業しようと考えると「どのようなビジネスで?」「どうすれば成功できる?」と現実的な問題に直面します。

主婦から起業し成功した人は、総じて行動力に長けやりたいこと・やれることを形にしています。また小さく等身大で起業し、堅実に事業展開しているのも特徴です。

記事で紹介した成功例のように、起業のアイディアは私たちの生活の中に潜んでいます。「あったらいいな」「こうだったらな」と考えながら、身近なところを見直してみてください。

きっと、あなたにしか見つけられない起業の種が見つかります。

主婦や女性の起業やビジネス、フランチャイズシステムに関して詳しい情報を配信中です。起業のプロであるDokTeck編集部がお届けする情報を、ぜひチェックしてみてください。

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