副業から起業を目指すメリット3選!未経験者の起業アイディアの見つけ方
更新日:2023.6.6
投稿日:2022.10.21

副業から起業を目指す会社員が増えています。しかし「本業をやめて起業に専念したほうがいいのでは?」と疑問をもつ人もいるのではないでしょうか。
本記事では、副業から起業を目指すメリットやデメリット、副業・起業アイディアの見つけ方を解説します。
この記事を読めば、副業から起業を始める魅力がわかります。ぜひ最後までご覧ください。
目次
副業とは
副業とは、本業以外の仕事で収入を得ることです。別称でサイトビジネスと呼ばれるケースもあります。
昨今実施された働き方改革の影響に伴い、副業を始める会社員も増えています。
たとえば会社から帰宅した後にデータ入力の仕事を始めたり、休日の時間を使ってフードデリバリーのアルバイトをやってみたりなど、副業の働き方はさまざまです。
副業をする重要性は、「副業をしないとやばいって本当?副業しないことが損になる理由を解説」をご覧ください。
起業とは
起業とは、自分でビジネスを立ち上げることです。
そのため会社員をやめて、アルバイトのような雇用される働き方をしても、起業には該当しません。
会社に勤めながらでも、自分でブログを立ち上げてアフィリエイト収入を得たり、アプリを作って広告収入を得たりなど、何かしらの事業を自分で立ち上げて収入を得ることが起業です。
関連記事:独立・起業の正しい進め方を7ステップで解説!成功させるポイントも紹介
副業で起業する2つの方法

副業で起業をする選択肢は2つの形態に分けられます。
- 個人事業主で起業
- 法人で起業
どちらの選択肢もメリット・デメリットがあります。自分にあった形態で起業するようにしましょう。
個人事業主で起業
起業と聞くと、法人を設立してビジネス展開するイメージが強いのではないでしょうか。
しかし法人の形態だけでなく、個人事業主でビジネスを立ち上げる場合も起業に当てはまります。個人事業主の起業には、法人にはないメリットやデメリットがあります。
起業コストを抑えられるのがメリット
たとえば、法人設立の費用がかからないため初期コストを抑えて起業できたり、税務申告がカンタンなので初心者でも手続きしやすかったりなどがメリットです。
一方、個人事業主は法人登記をしないため、社会的信用力に欠けます。その結果、ビジネスを広げる際に融資を受けにくくなることがデメリットです。
法人で起業
続いては法人を設立して起業する方法です。
法人とは人間と異なる法律上の人格をもつ存在のことです。
- 株式会社
- 合同会社
- NPO法人
- 宗教法人
などさまざまな種類があります。
副業で起業するなら、株式会社もしくは合同会社を選んでおけば問題ありません。合同会社の場合、知名度は低いのですが、法人設立費用を安くできます。
社会的な信用力が上がるのがメリット
また個人事業主と同様に、法人を設立して起業する場合もメリット・デメリットがあります。
もっとも大きなメリットは、法人登記によって社会的な信用力が向上する点です。社会的信用力の要素が必要になる資金調達をしやすく、スピード感をもってビジネスを拡大できます。
デメリットは法人設立の費用がかかる点です。株式会社であれば24万円ほど、合同会社であれば6万円ほどの法人設立の費用を支払う必要があります。
まだ副業を始めたばかりで、思うような収入が入らない起業の初期段階では、非常に大きな支出となるでしょう。
副業で起業する3つのメリット

副業で起業をするメリットを3つまとめました。
本業で得られている恩恵を活用しつつ、精神的な安心感を得ながら起業にチャレンジしたい方はぜひご覧ください。
安定した本業収入を得ながら安心して起業に挑戦できる
副業で起業するメリットの1つ目は、安定した本業収入を得ながら起業に挑戦できることです。
脱サラや独立をして起業した場合、会社からの給与や社会保障がなくなるので、自分のビジネスで稼げなければ収入は0円です。
せっかく勇気を振り絞って起業に挑戦しても、うまく稼げないケースもたくさんあります。本業収入がなければ貯金を切り崩して、生活せざるを得ません。
残高は徐々に減っていき、経済的に厳しい状況に追い込まれた結果、最終的に会社員に戻る人もいます。
しかし会社に勤めながら副業を始めれば、安定した本業収入を得ながら起業に挑戦できます。たとえ起業をしたばかりの頃にうまくいかなくても、本業の収入があるため、普段と変わらない生活を送れます。
会社の福利厚生を受けながら収入を増やせる
副業で起業した場合、勤めている会社の福利厚生を受けながら、収入を増やせる点もメリットです。
退職してから一から起業した場合、家賃補助や交通費などの福利厚生は無くなりますが、副業から始めればそのような問題もありません。
充実した福利厚生を受けながら、副業で起業し収入を増やせます。
たとえば、家賃補助月5万円と交通費月2万円の福利厚生を受けているとして、そこに副業の収入が乗っかれば、非常に安定した生活が送れます。
魅力的な福利厚生を受けている人は、まずは副業から起業してみてはいかがでしょうか。
本業と起業に必要なスキルを同時に身につけられる
「今すぐ起業したいけれど、まだ本業でスキルを習得したい」と考えている人もいるでしょう。
副業から始めれば、本業で得られるスキルを習得しながら起業にチャレンジできます。
くわえて、副業で事業を立ち上げる経験も同時に得られるので、会社員として働きながら起業に必要なスキル(経費処理やマーケティングなど)も磨けます。
まさに副業からの起業は、スキルを身につけたい人にとって一石二鳥です。
副業で起業をする2つのデメリット
副業から起業を目指すデメリットを2つまとめました。
デメリットを理解しておけば、起業したときの理想と現実のギャップを減らせます。副業から起業して、「こんなはずじゃなかったのに」となりたくない人は参考にしてください。
自由に使える時間が減る
会社員として働きながら副業すれば、当然自由に使える時間が減ります。
会社から帰宅した後や週末などの時間を使って、起業家のポジションで働かなければいけません。たとえ副業の休みを取ったとしても、急なトラブルが起きれば対処する必要があります。
副業から起業を目指すのであれば、自由に使える時間が減ることを覚悟しましょう。もしくは、書類関係の仕事は外注するなど、仕事の効率化を図ってうまく両立できるように考えることが重要です。
同僚や上司から批判されることもある
たとえ会社の規則で副業可能だと定められているとしても、周りの同僚や上司から副業していることに対して、快く思われないケースもあります。
最悪の場合、裏で批判されたり、無視などの嫌がらせを受けたりする場合もあるかもしれません。
そのような状況にならないためにも、副業から起業を目指すのであれば、きちんと本業で成果をだしておきましょう。
すると少なくとも業務上で批判されることはありません。堂々と副業の活動もできるでしょう。
関連記事:【真実】副業しないほうがいい理由5つ|会社員が副業と向き合うコツとは
ビジネス未経験の会社員が副業で起業をして成功するには

ビジネス未経験の会社員が副業から起業して成功するために、いくつか押さえておくべき項目があります。
本章で紹介する項目を理解しておくことで、金銭面などの失敗をせずに起業の道を歩めます。起業未経験の人に向けて、知っておくべき項目だけを厳選したのでぜひご覧ください。
コストのかからない副業から始めて起業の経験を積む
ビジネス経験が少ないのであれば、金銭コストのかからない副業から始めてみましょう。初心者のうちから膨大な金銭コストをかけて副業を始めても、うまくいくとは限らないからです。
まずは0円から5万円までの範囲で始められる副業をやってみて、起業の経験(商品の販売など)を積むことに専念しましょう。
たとえば、家にある不用品を相場よりも高い価格で、フリマアプリを使ってどのように売るか考えてみるなどです。不用品販売であれば、商品の仕入れコストをかけず副業を始められて、お客様にものを販売する経験も積めます。
このような副業で起業の経験を積んで、3万円ほど稼げるようになったら、次のステップにチャレンジしてみると良いでしょう。
週末にビジネス関係の人脈を作る
まわりに起業家の知り合いが少ない人は週末・休日などの時間を使って、ビジネス関係の人脈を作っておきましょう。
平日の早朝や土日に開催されているビジネス交流会に参加してみると、さまざまな業種・業態の参加者とコミュニケーションが取れます。
お互いのビジネスの情報交換する場面も多いため、知らない業界の知見やビジネスの最新情報も手に入ります。副業から起業して成功したいなら、ビジネス上の人脈作りは積極的に行うのが大切です。
関連記事:ビジネス初心者が起業するには?6つの手順と自分に合った起業のやり方
副業の起業アイディアの見つけ方3つ

起業で成功するにはアイディアが肝になります。本章では副業でできる起業アイディアの見つけ方を3つ解説します。
流行っている商品やサービスを分析してみる
起業アイディアが思い浮かばない人は、流行っている商品やサービスを分析してみると、容易に見つけられます。
たとえば、最近はキャリアコーチングのサービスが流行っています。キャリアコーチングとは、転職を前提とせず、プロのキャリアカウンセラーとマンツーマンでキャリアを構築するサービスです。
キャリアコーチングの流行に便乗して、自分の経験をもとにキャリア相談を受け付けたり、転職の目標設計などのコンサルティングをしたりなど、さまざまな起業アイディアが思い浮かぶのではないでしょうか。
継続的な需要が見込めるかをチェック
流行っていることは、世の中のニーズがあることを意味します。起業アイデアを実際に形にすると、顧客を獲得しやすいでしょう。
ただし、一時的なトレンドで終わることも考えられるため、メインの事業にしたいのであれば、継続的な需要が見込めるかの判断が欠かせません。
流行りの商品・サービスの情報を入手できるよう、ニュースアプリやニュースサイト、ビジネス系のテレビ番組などを日頃からチェックしておきましょう。
市場の課題から逆算して解決策を考えてみる
起業アイディアは、市場の課題から逆算して、自分ができる解決策を考える見つけ方もあります。
起業における市場とは、特定の業界の顧客ニーズ(趣味・嗜好)や商品の流通などの集合体です。
大きい括りでは「飲食業界の市場」「女性化粧品の市場」、小さい括りで表すなら「個人カフェの市場」などが例です。
各市場には必ず課題が存在しており、解決策を考えると起業アイディアが思い浮かびやすくなります。
たとえば、一昔前のレストラン市場では、「フランス料理店は高い」「フレンチレストランは気軽に通えない」などの課題がありました。
しかし昨今は、「カジュアルに通える立ち食いフレンチレストラン」が誕生して、これまで上記のような不満を抱えていた人から多くの人気を集めています。
フレンチ料理は高いものとされていた課題を解決して、ビジネスに成功した事例です。
自分が興味のある市場や関わりのある市場を分析し、課題を見つけてみて起業アイディアを考えてみてはいかがでしょうか。
ノートやパソコンのメモなどに、市場の問題をリストアップすることをおすすめします。
関連記事:レストランを開きたい!小さな飲食店の開業に必要な準備・資金
自分がいま困っていることを考えてみる
自分が困っている(困っていた)ことの解決策を考えて、起業アイディアを見つける方法もあります。
ほかの人も同じように悩んでいる可能性があるので、うまく商品やサービスに落とし込めれば、世の中から求められるものになります。
たとえばある教育系のプラットフォームサービスは、運営者自身が「プログラミングを学んでいたときに、気軽にプロに相談できる場所がなかった」など、過去の困りごとから生まれたサービスです。
第一線で活躍するITのプロに、わからないことや課題を相談できるサービスを提供しています。
メモが起業アイディアのヒントになる
起業アイディアを複数考えるためにも、日頃から困ったことや悩んでいることはメモしておくと良いでしょう。
メモした内容の答えがすぐに見つからなくても、人との出会いや収集した情報など、なにかのきっかけで解決策が浮かび、起業アイディアの種になることがあります。
関連記事:起業するならどの業種?おすすめランキング16種!分野選びの注意点も解説
週末起業で始められるオススメの副業3選

週末起業だけで始められるオススメの副業をまとめました。
本章で紹介する副業は自分ひとりで完結するものばかりです。外部とのやり取りがなく、マイペースに副業を進められるため、まだ起業の経験がない人におすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
ブログ
週末起業したいなら、ブログの副業がオススメです。
ブログとは、自分の書いた記事に広告(商品リンク)を掲載し、アクセスしたユーザーに商品・サービスを購入・契約してもらうことで報酬を得る副業です。
オススメする理由は、自分のペースで進められるため、本業の時間に合わせて始めやすいからです。クライアント(取引先)がいない副業なので、納期などの制約もありません。
ブログはマーケティングやライティングなどの専門的なスキルが身につくため、ビジネス経験を積みたい起業初心者の人にもオススメです。
せどり
週末にでかける用事が多いのであれば、せどりの副業がオススメです。
せどりとは、仕入れた商品(家電や本など)を仕入れ値よりも高い金額で販売し、その差額で利益を得る副業のことです。わかりやすく言うなら「商品を安く買って高く売る」副業を指します。
せどりの始め方はカンタンで、でかける用事のついでにリサイクルショップで商品を仕入れて、フリマアプリやECサイトを使って販売するだけです。
膨大な在庫を抱えなければ、金銭的なリスクはありません。ただ中古品を販売する際は、古物商許可証の資格が必要な点だけ注意しましょう。
スキルシェア
スキルシェアとは、自分の経験やスキルの習得ノウハウをユーザーに提供して、金銭的な対価を得る副業です。
プログラミングスクールに入会せずとも、現役のエンジニアからレッスンを受けられる仕組みをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
スキルシェアは、LINEやChatWorkなどのトークアプリやオンラインミーティングツールを使ってノウハウを提供します。対応できる時間は自分で決められるため、会社が休みの週末だけ対応するなどの調整もできます。
提供する商品は自分のノウハウなので、仕入れコストもかかりません。専門的なスキルをもっている人は、スキルシェアの副業から始めて起業してみてはいかがでしょうか。
関連記事:サラリーマンにおすすめの副業7選|メリット・デメリットや節税対策も解説
副業で起業する際の注意点

副業の所得が20万円を超えたら、会社員でも確定申告をする必要があります。
さまざまな理由から確定申告をせず副業収入を得ている会社員は多くいます。しかし面倒だからといって、副業で稼いだ収入を申告しないでいると脱税の対象となるため、確定申告は必ず行うようにしましょう。
関連記事:副業の確定申告をしてない人は多い?無申告のペナルティと対処方法
また副業で起業する際は、資金管理も重要です。事業に必要だからといって、あれもこれもと設備やツールにお金を使っていてはお金がなくなります。「本業の収入があるからいいか」と考えていると危険です。
資金はきちんと管理して、パソコンが壊れるなどのトラブルがあったときのために残しておきましょう。
まとめ
本記事では、副業と起業の基礎知識やメリット・デメリット、起業アイディアの見つけ方を解説しました。
副業から起業を始めれば、本業の安定した収入を失わずに挑戦できます。生活費を稼ぐ必要がないため、副業・起業に専念できます。
ただ副業を始めれば、自分の趣味などに使える時間は減ります。やらなくていい業務は外注するなどして、プライベートと両立すると楽しく副業・起業を続けられるでしょう。
副業や起業のことをもっと知りたい方は、こちらの記事もお役立てください。 ・おすすめの副業20選|初心者でも在宅やスマホ・PCで稼ぐ方法と注意点 ・これから儲かる仕事ランキング|未経験でも副業・起業で稼げる職業 ・面白い仕事がしたい!在宅・非在宅で稼げる変わった副業18選 |
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